ひなぴし ドラマ考察

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。トケルのブログ。

視聴率調査とは?地デジはテレビ視聴率を完全測定、正確な視聴者数が計測可能。



いろいろ間違えていることもあるかもしれませんが、ご容赦ください。もし違ってたら教えてください。


★視聴率を調べている会社

テレビの視聴率を調べている会社で有名なのは・・・

株式会社ビデオリサーチ

上記をみてもらえばわかりますが、
全国のテレビ局と大手広告代理店が株主の会社です。

つまり・・・その会社のためにある会社なんだろう・・・というところから考えるとわかりやすいかもですが。。


まずは、今言われる視聴率ってどういうものなのか、という事実を調べましょう。


★視聴率の種類

ビデオリサーチ社によると、視聴率には2種類あるそうです。

http://www.videor.co.jp/rating/wh/01.htm

◆個人視聴率・・・誰がどれくらいテレビを視聴したか
◆世帯視聴率・・・どのくらいの世帯がテレビをつけていたか

「個人視聴率」ってアンケート的な取り方以外に調べる方法がないですよね。

だから正確にははかりようがないと思います。
・・・ので、以降は「世帯視聴率」で考えてみたいと思います。

ちなみに、テレビの録画やゲームは視聴率に含まれないとのこと。


★視聴率を調べる方法

http://www.videor.co.jp/rating/wh/02.htm

1.機械に手動で世帯の誰がみているか入力
2.機械で自動的にみているチャンネルを取る
3.アンケート

「年代視聴率」なんかのデータは「1」や「3」から取っているんでしょうね。
でも、これらはあくまで参考数値。
「2」ですら、全世帯から取得しているわけではありませんから正確ではない・・


◆サンプル数

関東地区に世帯数は、約1,700万世帯以上だそうです。、
テレビ視聴率の関東地区のサンプル数は

600世帯

つまりサンプル率は、大よそ

0.0035%

サンプリングは偏りが無いように行われているそうですが・・・

http://www.videor.co.jp/rating/wh/04.htm

あとの地域はよくわかりませんが、ほぼ同じレベルのサンプル率と考えて良いのでしょう。


★調査地区

これは、要はニーズから設定されているようです。
つまりデータを買ってくれるテレビ局の区分ごと・・・に設定されています。

http://www.videor.co.jp/rating/wh/03.htm

テレビ局や広告代理店はなぜ視聴率データを買うのか?
あたりまえですが、テレビCMの枠を販売するためですよね。
「これぐらいの人にみられているから、いくらで売ります。これだけ効果があります」と言うためです。


★視聴率データの誤差

あくまでビデオリサーチ社が言っている内容ですが。

http://www.videor.co.jp/rating/wh/07.htm

信頼度 約95%

だそうです。(100回調査したら、95回はそのデータ幅におさまる)
それぐらいの信頼度が目安ということでしょう。

「そのデータ幅」ですが、
サンプル数が600で視聴率が10%という結果が出た場合

±2.4%

信頼度95%だとすると、視聴率10%という結果の場合は

7.6%〜12.4%の幅におさまる可能性が約95%とのこと。

う〜ん・・・これって幅大きすぎませんか・・・

ちなみに、誤差を±1.2%にするには、サンプル数が1,200必要だそうです。

もし機械が高額だとしても・・・そのデータを使って売られるテレビCMの金額が非常に大きいので、お金をかけてサンプル数をもっと増やすべきではと思いますが。。




以上が、今言われている「視聴率」というものなんですね。

視聴率の精度って・・・あやしくない・・・??

というのがぼくの印象ですが、どうでしょうか??


本来なら、テレビCMを出稿する企業が「その数字、本当に合ってるの??」と言うべきでしょうが、


★広告代理店・テレビ局

こういうデータしかもらえない、ビデオリサーチがそれしか調べていないからわからない、このデータこそが今わかっているデータで一番正確なものという説明を広告出稿企業へする


★広告出稿企業

データの信頼性はよくわからないがそれしかないならそれを信じるしかない、テレビは効果がありそうだから宣伝出したい、広告代理店やテレビ局に噛み付いて出せなくなっても困る


★ビデオリサーチ

お客様でもあるテレビ局や広告代理店が「欲しい」というデータを提供するべき、そうでないと売れない、正直な話データの質が求められているわけではない、求められていること以上のことをやってもそのデータを買ってもらえなければ意味がない、また株主の意向に沿った事業を行う必要がある(株主はテレビ局と大手広告代理店)


・・・ということで、

信頼できるデータを計測する必要がない

わけですよね。


だから「視聴率データはあんまりアテにならないもの」と言っても良いかもしれません。

現に株式会社ビデオリサーチも


視聴率は、テレビの番組やCMがどのくらいの世帯や人々に見られているかを示すひとつの指標・目安

としか言っていません。

それを絶対的なものとして販売しているのは広告代理店とテレビ局の作戦・・・というわけですね。


そして思うのは


地デジ化で視聴率調査かわらないの?

ってこと。


より信頼できるデータを計測する必要がない、動機がない


ので、変わりません(笑)

今のところ、変わるような話は出てきません。


当たり前ですが、そんな話はテレビで報道されることもありません。

ここがこわいところですよね・・・まあ新聞でも雑誌でもラジオでもそうでしょうが、その媒体にとって都合の悪いことは報道しない可能性がある(本当に報道していないのかどうかは、わかりませんが)


よくはわかりませんが・・・地デジって双方向ですよね???

ということは、


みている人がどれだけいるか正確にわかるはず


まあ年代別視聴率のようにアンケートが必要な内容はわからないですが、本当にテレビの電源を入れている数、そのチャンネルがみられている数はほぼ正確にわかるのだと思います。

せっかく地デジを導入したのだから、ぜひやってほしいところですが・・・
地デジを推進したのは国であって、民放テレビ局ではないでしょうから、これも動機にはならない。。



2011年8月1日追記

地デジは家庭のテレビから電波が出ているわけじゃないんだから、双方向じゃないのでは?というご意見をいただきました。

たしかに、テレビ単体でアンテナを使って双方向通信をすることはできません。そこはちょっと勘違いが起こる書き方になってたかも・・・すみません。

地デジで双方向通信をするためには、テレビをインターネットに接続する必要があります。電話線をつなぐのが一番ふつうの方法のようです。

じゃあ全数調査は無理じゃないか?!たしかにそうです。。でも、もともと全数調査は無理だと思います。なぜかというと、どんなテレビ番組を誰がみているのかわかるのだとしたら、それも個人情報になる可能性があると思います。(そうじゃないという人もいそうですが)

そうすると、結局協力意思を表明している人からしかデータ取得はできないんですね。。

ただそれでも、協力に対しての謝礼があれば実行してくれる人は多いんじゃないかな??

また、本当の意味で双方向通信をする意味があれば、ネット接続してくれる人も多くなるんじゃないかなと思います。

B-CASカードがないと地デジがみられないんですし、その仕組みを使っても何かできそうな・・・まあこれは勝手な想像ですが。。



とにかく!!

正確な数字を調べることができるのに、やらずに、それが真実のデータのように言っている人たちがいるということを知っておくべきなんじゃないかなと思いました。


世の中で公表されている数字の多くは、こうして誰かの利権を守るためのものなんだろうなぁ〜・・・と漠然とですが感じます。。

信じられるものとは何か。。

自分で判断して生きていくことが必要ではないかなと。。


いや、でも、今まではそれでやってこれたのだから、流れに身を任せて生きていてもそれはそれで否定はできないですね。どうやるのが一番良いのかなんて誰にもわからない。

こうして書いておいてなんですが、まあわかってもわからなくても、本当はいいのかもしれないですねぇ・・・


いつになったらテレビ視聴率の実数調査は行われるんだろう??


もっともっとテレビを観る人が明らかに少なくなって、広告出稿企業がテレビから離れるようになってきたらその時初めて「実数調査」が始められるんでしょう。

ビデオリサーチも少しは準備をしているようで・・・

https://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/media/422937/

まあこれは、ワンセグとかテレビ以外のものを使った人たちもなんとか視聴率に組み込んで、数字をあげる策としてやろうとしている・・・と考えられなくもないですが。。

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