ひなぴし ドラマ考察

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。トケルのブログ。

相撲社員「日馬富士部長、勝たせないとヤバイかな…」

相撲にはほぼ全くと言っていいほど興味がないし、個人のことも全く知らないのだが、

やっぱ何か変だなと思ったので。


つい先日横綱に昇進した日馬富士の成績が悪かったことに対して、審議委員から意見が出たというニュースをみた。

横綱にするのは早かったのでは?
負け過ぎだ。
勝ちが2桁に届かないとは。

こういう意見みたい。


うーん、やっぱ相撲ってスポーツじゃないんですね。

プロレスなんかと同じ一つの興行団体にしか見えない。


まあそもそも「横綱」とか「大関」なんていう番付と呼ばれる役職みたいなものが、純粋に前の場所の成績で決まるわけではなく

審議で決まるという点が、スポーツじゃないよね。

横綱は名誉職だっていうなら、引退後にそう呼べばいいんだろうし。

横綱なのに負け続けたりしたら、自分の意思とはほぼ関係なく引退に追い込まれる。

総理大臣を、支持率が低くて辞職しても政治家やめなくてもいい日本で、ですよ。



会社の社員を叱りつけてる感じだとおもった。

あいつ、俺たちが部長にしてやったのに、全く結果が残せてねーな みたいな。


いや、それが相撲だと言われればそれまでですが、そうすると八百長とかあってもしかたないんじゃないかと。

先輩が絶対の社会だったら、下の社員は先輩社員に遠慮するし、

たとえ依頼されてなくても「横綱部長には負けとかないと」っていう感覚が生まれてくる。


負けちゃいけないって言われたら、そりゃ負けないために色んなことする人が出てきちゃうでしょう??

金払ってでも後輩社員の成績を横取りしようとしたり。


八百長って勝てない人がもちかけるわけではなく、負けられない人が持ちかける可能性の方が高い気がするし。


「横綱の威厳が…」

というのを聞くたび、プロレス団体のトップがチャンピオンに威厳をもたせるために、勝ち負けを操作する…というのを想像しちゃうんだよね。


プロレスは八百長とは言われない。

あうんの呼吸と、団体によっては台本通りに動いているとほぼ誰もが思ってるし。まあそうじゃないとしんでしまう、という理由もプロレスにはあるだろうけど。相撲みたいに、転んだら負け、ではないので。


相撲界のえらい人が

「横綱は負けちゃいけない」

って言ったら、下の社員の中でもけっこう多くの人が

「これは、会社がうまくいっていないと言ってるんだな。じゃあ会社全体をうまく動かすには…」

と、バランスを考えるんじゃないかな。

自分の利よりそこは組織の利を優先する。
これって日本人ぽい?のかな。


結果、負けてくれって直接お願いされてなくても、

部長・次長・課長ぐらいまでの人には花をもたせてしまうのでは??

いや、だって自分もその役職目指してるわけだし、その時には同じように気を使ってほしいから。



審議委員と呼ばれる人から、すごく遠回りに、

今日まではガチ勝負だったけど、今度からはちょっと気を使えよ

という暗号が伝えられたようにも思える。


うーん、こうやって考えると、

今回の場所はガチでやったからこうなった

とも取れちゃうよね。
昔はあんまり、というか明確な指示や依頼があるにせよないにせよ、ガチじゃなかったと。



相撲はスポーツではない。
だって公平じゃないから。

何ができたら良い力士だと明確に示されてないから。

成績が全てでないから。


だったら、観客に感動を与えるためにどうしたら良いのか、という点に注力して…

とやればいいんじゃない??


そもそもはるか昔から八百長ぽいと思ってた人はいるだろうし、それでもそんなに問題にはなってこなかった。

そうやって楽しんできたからだよね〜観る人たちが。


プロで八百長があってはならないのは、賭け事の対象になっている場合。

例えばサッカーは日本でも公的に認められたスポーツ。


韓国だったかな?八百長でたしか大問題になっていた。


相撲の八百長が問題として取り上げられたのは…

実は賭け事がらみで大きくもめた人がいたからでは…

と、いまさらながらに思う。


演出家がついて、感動的で若い人にウケる要素を詰め込めば…

プロレスなんかより、よっぽど人気が出そうだけどね、相撲。


ぼくはプロレス、好きですけど(笑)
あうんの呼吸があるとわかっていても、アツくなる(笑)

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