宇宙兄弟、原作は読んだことないです。
しかも、アニメも全部は観てないという・・(笑)
ただ、気づいた限りは観てました。アニメ。
「夢を実現する」というストーリーは
観ていてなんだか気持ち良いんですよね。
だから、「観たくなる」アニメ。
だけど、そこまで話の流れには興味を持っておらず・・
観たり観なかったりと。
でも、話が進むにつれて
だんだん気になってきて
最終的には毎週観るようになってました。
といっても、ぼくはアニメを観始めたのがけっこう遅くて。
観てはいないんですけど、
実写映画の宇宙兄弟が公開されたことでこのアニメを知ったんですよねー。
映画館の予告で実写版は観てたんですけど
結局観る機会がなく。
であれば、アニメだけでも・・と思い。
実写版の予告で観ていた、
「日々人が月で・・しんじゃう!?」みたいなところがどうなるのか
それだけが最初は気になってるポイントでした(笑)
観れば観るほど、
なんとなーく感情移入していってしまうという・・
自分の年令より下の人の話なんですけど、
それでも、こういう話をみると、夢を追いかける気持ちを
取り戻すことができるような、そんな感覚になることができます。
※※ ネタバレあります ※※
★あらすじ・ストーリー
南波六太と日々人の兄弟は幼い頃、宇宙飛行士になってそろって月面に立とうと誓い合っていた。成長し宇宙飛行士になった日々人(声:KENN)は、月面着陸ロケットCES-43に搭乗するブライアン・J(声:大塚明夫)のバックアップクルーに新人ながら選ばれた。実力も経験も足りず悩む日々人に、ブライアンは辛くて楽しいこのチャンスを存分に経験しろと言葉をかけ月に向かっていった。任務を果たし地球へ帰還する際、CES-43は事故を起こし墜落。ブライアン他2名は命を落とす。この事故を受けてNASAでは宇宙開発の有人ミッションの見直しを検討し始める。自動車会社で新車種の開発に携わっていた六太(声:平田広明)は、現実味のない夢物語ばかり語っていたため会社から煙たがられ、地方への出向を命じられていた。そんな自分が日々人にかけられる言葉などないと無力さを感じる六太の脳裏に、ある言葉が浮かぶ……。
★見所を中心に、感想・口コミ・評価・評判・レビュー・ネタバレ
・アニメが好きな人にとっては満足度が高い映画ではないかと。特別にすごい映像が・・とか、そういうわけではないんですけど、アニメで観ることができなかったシーン・話をすっきりみせてくれます。
・本編の前日譚ということで、より内容の理解を深めることができるのかなと。
・奥田民生さん、本人が声で出演・・?
・昔飼っていたハムスターがなくなったときのお父さん、お母さんの行動が素敵でした。
喪服を着て土に埋めてあげて。
「まずは今までありがとう。一緒に過ごせて楽しかったよ。そして、さようなら。そう言ってお別れするのよ。」
「しぬ」ということを意識した出来事として日々人が語っていたんですけど・・
そういえば、自分はどうだったのか・・とふと考えてしまいました。
いつ、そういうことを意識したかなぁと。。
昔っから「しぬことは怖い」と思っていたけど、いったい何をきっかけに??
でも、こどもってやっぱりこういうことがきっかけになるんだろうなと、
そういう意味では、このお父さんお母さんが言ってることは
自分も参考にしたいと思った。
・南波六太という人が「やればできる人だ」というのが強く描かれていたと思う。
アニメ本編をみている感じだと(といっても飛び飛びなので、そんなこと無いかもしれないけど)うだつがあがらない感じで、なぜ宇宙飛行士選抜試験に合格できるのか・・?と不思議に思う感じではあったけど、そのあたりを補完する話でもあるなと。
・タンポポ、英語ではダンデライオン。タテガミに似てる・・ではなく、葉っぱがライオンのギザギザの歯に似てる、というとこからきてる、という話は「なるほど!」と思った。
・ペットボトルロケットの大会に出場するヒビトとムッタ。そういう少年時代・・過ごしてないなぁ〜〜自分の子がそういう子だったらなぁ〜〜なんて考えちゃうけど、自分がそうじゃなかったのに、それを子に求めるのは酷だよね(笑)ただ、そういう少年時代を過ごすことができるのって幸せだし、きっと良い経験・思い出になるはず。
そういうことやってみたら良かったなぁ〜とあとのまつりだけど感じた(笑)
・青年誌?で連載されているマンガだと思うので、原作をみせるのは難しいかもですが、アニメ・映画は子供にみせるのもおすすめかもしれません。実際観に来ている人も半分ぐらいは小学生と親でした。夏休みだし。
・映画でなければいけない、というほどの大掛かりな仕掛けや映像があるわけではないけど、内容はファンが望むものであると思うので、宇宙兄弟が好きな人ならきっと楽しめると思います。いつもの雰囲気そのままです。
・トラックで豆腐を売りにくるこわそうなおじさん。「勇気を持って〜〜来てくださ〜〜い」と聞こえたその声、本当は「容器を持って〜〜」だったのはおもしろかった。男同士の兄弟って・・たしかに子供の時はよくわからないルールを作ったりして遊んでるよね〜とちょっと自分のこども時代も思い出しました。
・ド派手な内容ではないけど、1つ1つのエピソードがうまく重なりあって・・ということで、脚本をかかれた原作の小山先生は、丁寧に話を紡がれる方なんだな〜と感じました。
・テレビアニメもいずれ再開しますかね?基本的にスタッフは「一旦休憩」と言ってるそうですし、「続きをやりたい」という願望もあるらしい。「2014アニメオブザイヤー」にもノミネートされたそうですので、原作の話がある程度進んだらまた再開・・というのを期待します。