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ひなぴし

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。

強い人は勝ちにいかない、負けないのだ(騎馬戦の思い出) #子に教えたい100のこと

子に教えたい100のこと

「強い」というのは、

「勝てる」ということ

言い換えると、

「負けない」ということ。

 

強い人というのは、勝つ人というよりも

負けない人なのだ。

 

勝ちにこだわるのではなく、負けないことにこだわること

これこそが「強さ」の秘訣である。

 

 

勝ちにいくというのはリスクを伴う。

リスクを伴うとはどういうことかというと、

つまり負けてしまう可能性が出てくるということ。

 

 

ボクシング。

 

パンチをどんどん繰り出していけば、その分スキができてしまう。

どんどんどんどんパンチを繰り出して攻勢に出ていたとしても

それによって出来た一瞬の隙をつかれてそこに攻撃をモロに受けてしまったら・・

 

優勢であったにもかかわらず、結果は負けとなる。

 

もしずっとガードをして、耐えて耐えて

ある時やってきたチャンスをモノにできれば、ずっと劣勢だとしても

勝ちは勝ちなのだ。

 

 

ビリヤード。ナインボール。

9番のボールを落とした方が勝ち。

 

この場合、どうするべきなのか。

ボールを落とそうとチャレンジするのではない。

 

相手にとっていかに打ちにくいところへボールをおくのか。

これこそが取るべき戦略である。

 

自分がボールを落としにいき、

落とせればラッキーだが、落としたあとどうなるのか。

次のボールは落とせるのか。

 

1番〜8番のボールはいくつ落としても関係ない。

9番を落とした人の勝ち。

 

とすれば、ボールを落としにいってはいけない。

次に打つ相手が失敗するように考えて打つ。

 

相手が9番を失敗した時に、自分はそのボールを落とすのだ。

 

 

「負けないようにするには」を考えるのが、最もリスクの低い勝利戦略である。

 

勝ちにいこうとして取るリスクは、勝てる確率と比較したときに

リスクの方が大きい場合が多々ある。

勝負事に強い人は、それが冷静に判断できる人だ。

 

 

勝つための方法としてあらゆる策を検討するのはもちろん良いが

合わせて、負けないためにどうするべきかという方法も必ず考えるべき。

そして、まずは負けない策を実行へ移し、負けないことが確認できたら

勝ちにいけば良いのだ。

 

 

 

 

 

昔、小学校の騎馬戦を練習しているときに私はふと考えた。

 

「勝つためにはどうすれば良いのか」

 

そして一つの「負けない策」を思いついた。

 

 

担任の先生に、

「勝ちたいですか?であれば、策があります」と進言した。

 

先生から、クラスのみんなにその策を説明しなさいと言われた。

 

 

黒板を使ってみんなに説明したら、ひどく感心されて

「よし!やろう!!」ということになった。

 

 

運動会当日、クラス対抗騎馬戦で

自分の指揮の元、クラスのみんなは作戦を実行。

 

結果、見事に大勝した。

 

 

すごく嬉しかったが、

あとから、他のクラスの人や観ていた保護者たちからクレームが入ったという話を聞いた。

 

 

負けない作戦というのは、酷く「ズルく」見えるらしい。

 

ただし、結果は勝ちなのだ。

だから恥じることはない。

・・・とは、小学生の時はなかなか思えなかったが(笑)

 

 

作戦内容はこうだった。

 

騎馬戦は、四角いバトルフィールドに、4クラスが4つの角から5騎ずつの騎馬で参戦して戦うというもの。

 

「負けないためには」

 

まずは守りを固めるべき。

守るにはどうすれば良いのか・・

 

要は自分たちの陣地へ誘い込めば良いのだ。

誘い込んだら囲い込み撃退する。

 

だから、騎馬戦がスタートしても、動かない。

じっとする。

 

たえきれなくなった他クラスの騎馬がやってくる。

こいこい!と挑発し誘い込む・・

 

他クラスの騎馬がこちらのある騎馬の帽子を取りにやってきたら・・

そこを他の騎馬が背後から近づき帽子を取る。

 

作戦は見事に成功。

うちのクラスはほとんど騎馬を減らさずに、勝利した。

 

 

勝ちにはいかない、負けないように戦い、勝利する。

そして、勝利できたのだ。

 

だからこの戦い方は間違いではなかった。

クラスのみんなや担任の先生からはとても褒められた。

 

 

がしかし、他のクラスの生徒や保護者たちからはクレームが入ったらしい。

 

 

勝ちたければ負けないようにするのが最も良いのだ。

 

ズルい!と言われても、ルールの中で行っていることならそれは一方的な文句でしかなく負け犬の遠吠えである。

 

 

・・・と、私は思いたかった(笑)

 

 

それでも結果として、勝ち負けはハッキリついている。

 

勝負の世界は厳しいし、非情。

 

負けない策は時にズルくみえるらしい。

しかしそれでもやっぱり、勝ちにいくべきである。

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