ひなぴし ドラマ考察

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。トケルのブログ。

日本科学未来館の企画展示が高すぎる

日本科学未来館で開催中の企画展「The NINJA 忍者ってナンジャ!?」を観に行ってみました。

 

 

結論から言うと、

「料金が高すぎる」

 

これですね。

 

 

内容はというと、

ざっくりいうと、

 

入口付近に、ちょっとした忍者の歴史的な展示があって、

そのあと中のメインのコーナーに入ったら・・

 

「カーニバルゲームがあるだけ」

 

・手裏剣を投げる

・ニオイをかぐ

・手をつっこんで中身をあてる(たわしとか)

・耳をあてて釘が何本落ちたか音であてろ

・ひまわりの造形をまたぐ

 

みたいな。

他にもあったかな?

 

とにかく、身体を使って遊ぶ系の、単なるカーニバルゲームですよ。これ。

 

 

ちょっと凄そうにみえた、映像に自分が入り込むようなやつは

一度に体験できる人数が少なすぎて1時間近く待ちとか言われ、断念。

 

先にいったカーニバルゲームも、1つにつき30分ぐらい待たされたりします。

そして待った結果が、カーニバルゲームですよ(笑)

 

なんていうんですかね、

カーニバルゲームといっても、作り自体には金がかかってるんですよ。

光の線を超えろとか、ちゃんと光が出てますし

手裏剣投げの的もちゃんと光るし、音が鳴る

 

中でいろいろ待たされるから、

入ってから出てくるまで、2時間ぐらいいました(笑)

 

 

で、思ったのは

 

「こんなに内容はショボいのに、作るのにかなりの金がかかっていそう」

ということ。

 

これ、利用者目線で本当に考えて作られてるんですかね?!

 

入場料金

大人(19歳以上) 1,600円
中人(小学生~18歳以下) 1,000円
中人(土曜日) 900円
小人(3歳~小学生未満) 500円

 

常設展の観覧もできるそうですけど、これ、高すぎないですか!?

この内容で、これってボッタクリと言われてもしかたない気がします。

 

とくに、大人の料金(笑)

1600円も払って中に入って、大人にとっては正直みるところほとんど無いですよ。

カーニバルゲームやったって、何の学習になるんですか(笑)

 

せめて「内容は子供でもわかりやすいように、子供向けに作りました」というのなら、

大人の料金はこどもより安くしてください(笑)

 

 

ちょっと・・ここ、ズレてるなと僕は思いましたが・・

 

 

でも、思ったより、お客さん自体は来てるんですよ。

 

いや、わかりません。

来てるといっても、これで採算が合うのかは疑問です。

 

料金は高いので、収入が少ないわけではないんですが

なんというか、(勝手な想像ですが)広告代理店とかがガッツリ入って

相当お金をかけて作ってる感がぷんぷんしてました(笑)

 

これ・・政府がお金を支出している組織が運営する博物館で

こんなんでいいの!?と。

 

 

お金かかっているので、単なるカーニバルゲームの集合体のわりには

それなりにみえるんですよ。パット見しょぼくはない。

 

ただ、入って、やれたことは何?というと、カーニバルゲームなんですよ、単なる。

 

忍者の歴史的なモノを学べるコーナー

として、入口付近に少しだけ展示がありましたが、

 

まあ・・今どき、ちょこっと展示してあるぐらいの内容なら

自分でネットで調べられますしね。

その展示をみるだけで1600円の価値あり、とは言えないと思います。

 

1600円って言ったら、街中なら相当なことができますよ(笑)

日本科学未来館のいち展示コーナーに入るだけで、遊園地の入園料以上の額を払わせられるって、ちょっとどうなのかなと。

 

 

しかも、日本科学未来館でこの展示をやる意味も

よく考えたら、わからない(笑)

 

百歩譲って、「日本の歴史の一ページを知ることで未来につなげる」という意味から「忍者」を取り上げるのはありとしても、

中身がカーニバルゲームの集合体っていうのは・・

 

子供にとっても、何が学習できたのか、疑問です。

小学生も1000円しますからね。

親子で行くのが基本ですから、親子で数千円も払わせて。

 

何度も言いますが(^_^;)

政府が支出するお金を使った施設(日本科学未来館を運営している科学技術振興機構には政府から多額のお金が出ていたと記憶しています)で

これでいいのか!?と。

 

カーニバルゲームの集合体なら、それ相応にして

1つ体験するたびにいくら、とかにすればいいんですよ。

 

・・たぶん、それだと、誰も利用しないと思いますけどね(笑)

なぜ利用しないかというと、たぶん価値を感じないからだと思います。

 

けど、「忍者展」としている時点で

期待している人がたくさんお金を払って入ってしまうわけです。

 

 

あれだけのお金を払って入ったら

そりゃ内容がしょぼくても、正直あんまり文句は出ませんよ。

 

だって、自分が払ったお金が無駄だったと認めるようなもんですから。

人間誰しも、自分の判断で行ってお金を払ったものについては

「意味があった」と思い込みたいものですし。

 

 

いろいろ書きましたが、何が言いたいかというと、

 

こういうことをやってたら、

日本科学未来館は、やっぱり無くなりますよ

ということ。

 

 

オリンピックがあって、今科学未来館があるあたりはホットなスポットになる見込みで

東京五輪まではこの施設自体が安泰では?という話もあるみたいですけど。

 

 

どう考えても、一般の人目線での

利用者目線でのサービス提供ができていません。

 

 

いやいや、日本科学未来館はそういう目的だけではなくて

研究者を育てる目的もあるんですよ、

というのなら、そちらへ特化すべきではないかと思います。

 

 

今までの企画展は観に行ったことがなかったのでわかりませんが・・

少なくとも今回のThe NINJAは、酷いです。

 

 

湯水のようにお金を使って、

イベントを作るのにこれだけお金がかかったから

入場料金はこれぐらいにしないと合わないな

 

そういう決め方をしてそうだなと、ひしひしと感じます。

 

 

一般企業からみたら、ありえません(笑)

 

遊園地とかテーマパークでこんな企画展示やイベントやったら

確実に死亡しますし、すごいクレームの嵐のはずです。

 

一般企業だったら、このコーナーに入るだけで1600円は絶対に取れないと思いますが。

 

 

ある意味では、小学生はそんなに悪いとは思わないかもしれません。

なぜなら、カーニバルゲーム自体は作りは悪くないし

なにより、自分で費用を負担していないからです(笑)

 

 

いや・・

政府からお金が出ていると考えると・・

 

なんか、憤りを感じるなと思い、

こんなことをつらつらと書いてしまいました。

 

 

もし、政府からのお金には一切頼ってませんよ!ということなら

ゴメンナサイm(_ _)m

 

独立採算で、あれだけのことをやっているなら、むしろすごいです(笑)

 

一般企業の論理だと、ありえない内容でしたらか〜〜〜!!!

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