※追記 2020年1月21日
iPhoneでの提供はまだみたいですね。そっちが先だと思ったんですけど、どうも違ったみたいで。ただ、日本ではiPhone使っている人が多いわけで、せっかくやるならAndroidだけで提供する意味は全くないですから、iPhoneでも準備はしていると思います。Suicaとの関係とか、そのへんの調整ですかね・・?
--------以下は2017年に書いた記事です---------
モバイルパスモがついに始まるのではないか
と噂になっています。
モバイルPASMOとは、
携帯電話やスマートフォンの中に
PASMOを入れられるサービス。
ICカードを持ち歩くことなく、
モバイルPASMOを搭載したケータイやスマホを持っていれば定期券や普通のPASMOのように
電車の改札を通ることができるようになります。
駅の自動改札機で、ケータイやスマホをタッチするイメージですね。
JR東日本が発行しているSuicaでは
以前からモバイルSuicaというのが存在していました。
スイカやパスモは、FeliCaという技術を使ったカードですが
(FeliCaとは、ソニーが開発した非接触型ICカードの技術方式)
このFeliCaが搭載されている携帯電話やスマートフォンては、以前からモバイルSuicaが利用できていました。
JRが発行しているSuicaと、それ以外の私鉄が主に発行しているPASMOはほぼ同じ機能を持っているのですが、
この「モバイル」分野だけは違っていて、
PASMOには「モバイルPASMO」がサービスとして提供されていませんでした。
ところがここにきていきなりの導入の動き…
あ、あくまで「うわさ」とされているのは
株式会社パスモが正式にサービス開始を発表したわけではないからです。
今回明らかになったのは、
株式会社パスモから、「モバイルPASMO」という商標の出願があったためです。
[商願2017-122035]
— 商標速報bot (@trademark_bot) 2017年10月2日
商標:[画像] (標準文字) /
出願人:株式会社パスモ /
出願日:2017年9月13日 /
区分:9(携帯電話機ほか),36(ICカード利用者に代わってする支払代金の清算ほか),39(乗物による輸送及び乗物の貸与ほか),42(電子マネーの利用… pic.twitter.com/CojUwpx7dp
こちらに詳しい情報が記載されています↓
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/TR/JP4_2017122035/7C4E52F879962DE1B31FF234F02CCAF5
商標が出願されたからといって必ずしもサービス提供が開始されるというわけではありませんが、開始の可能性はおそらく高いのではないでしょうか。
そもそもライバル(?)であるSuica/スイカでは、かなり前から提供されているサービスですし。
全く関係ない話ですが・・
商標出願で思い出したのが、ベストライセンス社です。
自分の会社とは関係ない商標をバンバン出願している会社で
最近だと、「立憲民主党」はベストライセンス社によって出願されていたとか(^_^;)
【悲報】立憲民主党、ベストライセンス株式会社が商標出願していたことが判明 | ロケットニュース24
「モバイルPASMO」なんて、いずれサービス開始することが予想できそうですから
ベストライセンス社の餌食になっていてもおかしくはないのですが・・
って、実は出願されてたりしたんですかね??
でもまあ、株式会社パスモからの出願が受け付けられているので
おそらくトラブルにはなっていないということなんでしょう(笑)
モバイルパスモがなぜいまさら提供されるのか。
ちょっと疑問に思うところもあります。
なぜかというと、Suicaでのみモバイルサービスは提供されていて
明らかにたくさんの人が使っているのに、これまでPASMOでは導入の兆候すらありませんでした。
いや、というよりも、
Suicaを発行するJRのように「目にみえた」窓口がないだけに、一般の人がPASMOに「なぜモバイルサービスをやらないのか?」を質問しようにも、質問する先がありませんでした。
PASMO取扱事業者である鉄道会社に聞いても「パスモ株式会社が決めることなので」という返答だったため、なんにもわからず。
なので、これまでに完全に不明でした。
株式会社パスモは、たくさんの鉄道やバス会社が株主の会社で、SuicaのようにJR東日本1社で提供されているようなものではありません。
「投資をしてでも新規サービスをやろう」というのが
出てきにくい構造になっているんだろうということはなんとなく想像がつきます。
ではなぜ、今回やろうと思ったのか・・?
完全な想像ですが
やっぱり、AppleがiPhoneで、「Apple Pay」利用でSuicaを利用可能にしたことが大きいのかな
という気がします。
2つ想像できて、
1つには、今後どう考えても、使う人が爆発的に増えると予想されること。
今はほとんどの人がスマホを使っていて、しかもその中でもiPhoneは一番売れている端末です。
これでSuicaが使えるようになったことはかなりインパクトがあったと思われます。
ちなみに、それまでの携帯電話で提供されていた「モバイルSuica」と「ApplePayのSuica利用」は同じようなものではあるものの、一応別の仕組みを使っているそうです。
モバイル対応しなければ、パスモを使う人がどんどん減ってしまうかもしれない。
SuicaとPASMOを選択できる人はほとんどSuicaへ流れてしまう
ということが懸念されるからかなと思います。
もう1つは
これこそ完全に想像なのですが
もしかしたら導入費用をかなり安く抑えられるのではないかなと思われます。
「モバイルサービス」の導入にはおそらく
FeliCa陣営やスマホメーカーとの調整や共同開発?等かなりの投資が必要になると予想されます。
なんとなくですが、とりあえず、「ApplePay」でのPASMO利用だけがとりあえずスタートするのでは?と僕は予想します。
それは、アップルはすでにJRと共同でSuicaのモバイル利用を開発・調整・運用している実績があるため
今回、同じような仕組みである(そもそもPASMOはJRのSuicaの技術を流用していると言われています。PASMOはSuica陣営にひたすら技術料のような形でお金を払っているとか・・)PASMOがApplePayを利用するとなれば
それにはおそらく、さほどの苦労はないと思われます。
よってサービス開始にともなう費用で株式会社パスモが負担する分というのは相当少ないのでは?というのが予想です。
いや、もしかしたら、
Apple側が、よりiPhoneを利用して欲しい、利用者を増やすための策として
PASMOに対し、「導入費用は無償」ぐらいの条件を出している可能性もあるのではないかと思われます。
というのも、
これまでどんなに利用者が「PASMOもモバイルサービスやってほしい」と言っても聞き入れなかったPASMOが急に「モバイルパスモやります」と言ってるわけで(笑)
(まあ、利用者が直接株式会社パスモへ言う窓口はなかったんですが(^_^;))
何らかのメリットや、導入に対する障害(ほぼ費用面?)が取り除かれた
というのが想像できます。
なので・・
モバイルPASMOのサービス開始がもし行われるとしたら
それはある意味、Apple、iPhoneのおかげ?とかんがえられるな
と僕は思っています。
ただちょっと心配なのは
iPhoneにSuicaとPASMOの両方を入れてしまう人。
おそらくどちらを優先して使うのかの設定はできるはずですが
何らかのミスや間違えて、定期券ではない方で毎回改札を通ってしまい
普通に電車賃・運賃を引かれてしまう・・
という可能性があります。
なので、もしモバイルPASMOが始まっても
SuicaかPASMOか、どちらを使うかはちゃんと決めて
1枚だけを入れるようにしましょう!
いや、もしかしたら、iPhoneの仕様で
交通系ICカードは1枚しか入れられない、となるのかもしれませんけどね。
こればっかりは始まってみないとわかりません。
モバイルPASMOが始まったら・・
ほとんどの人が改札で、iPhoneをタッチするようになるんだろうなと予想・・