ひなぴし ドラマ考察

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。トケルのブログ。

1990年に「オウンゴール」は無い、オウンゴールの意味は?この時代なら何という?清(さや)の名前は #半分青い #古畑星夏

 NHK朝ドラ「半分、青い。」第60話で登場した「オウンゴール」という言葉。

どういうシチュエーションで出た言葉だったかというと・・

 

秋風ハウスの七夕会

律と鈴愛の誕生日の日。

七夕会に招待しようと鈴愛とユーコや律の部屋を訪れ、昔のように鈴愛は外でマグマ大使の笛を3回吹く

それを聞いた部屋にいた清(さや)が鈴愛たちを部屋に招き入れる

 

鈴愛は帰ろうとするが、清が話したかったと引き止める

 

清はフクロウ会(高校までの仲良し4人組)の写真を外してほしいと律に言い喧嘩になったあとだった。

清「律に自分の知らない時間があることが嫌。それが過去でも。」

 

 

清「マグマ大使だかなんだか知らないが、人の恋人笛吹いて呼ぶのやめて」

 

清は写真を破ろうとするが

鈴愛「律が悲しむからやめて」

清「はあ?!あなたは律の何なの?!」

鈴愛「律を返せ!律はわたしのものだ!生まれた時から私は律といたんだ!」

 

 

そして2人はつかみ合いのケンカになり、

勢いで、鈴愛は自分でフクロウ会の写真を破ってしまう

 

それを観た清

「オウンゴール」

 

 

・・というような流れでした。

 

 

 

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この時代にオウンゴールという言葉を一般人は知らない

これを聞いた瞬間、ぼくが思ったのは・・

この時代に「オウンゴール」はないやろ(笑)

でした(笑)

 

 

 

まだJリーグもないし、この時代に一般人で「オウンゴール」という言葉を使っていた人はきっといなかったと思います。

 

あえて言うなら、「自殺点」ですかね(^_^;)

 

オウンゴールの意味は自殺点、つまり味方のゴールにボールを入れて相手のチームに得点を与えてしまうことです。

 

あえて自殺点という言い方をしなかったのか?

これをとらえて、

「朝ドラでも時代考証が必要」という話もあるようですが

 

もしかしたら、「あえて」の「オウンゴール」使用だったかもしれません。

 

今となってはもはや「自殺点」という言葉は、少なくともテレビ等の放送では全く聞かれない言葉になったので、もしかしたら自粛すべき言葉になっている可能性もありますよね。

そもそも「縁起がよくない」というような理由から「オウンゴール」に置き換えられたと思いますし。

 

なぜ自殺点はオウンゴールになったのか

「自殺点」というのは日本の呼び方でもともと世界的には「オウンゴール」だったようです。それを日本サッカー協会がおそらく1994年あたりから自殺点をオウンゴールに改めようということにしたとか。

(Jリーグが始まったのが1993年)

 

この1994年というのは、サッカーで大事件が起こった年なんですよね。

www.youtube.com

 

このオウンゴール(自殺点)です。あまりにもきれいに決まってしまったオウンゴールなんですが、実はこのオウンゴールをしてしまったコロンビアのエスコバルという選手が、このオウンゴールがきっかけで自国に帰ってから射殺されてしまうという痛ましい事件が起こったんです。

アンドレス・エスコバル - Wikipedia

 

1994年のFIFAワールドカップ。この事件が日本での自殺点の呼び方を変える大きなきっかけの一つになったのではないかと言われています。なので、この年までは基本的には「自殺点」と言われていたかと思います。

 

ちなみにサッカーでは他にも同じような言葉があって、以前は「サドンデス方式」と言われる延長戦の方法がありました。

今では「ビクトリーゴール方式」と呼ばれています。つまり、次に1点を先に取った方が勝利という方法です。

延長戦というと通常は延長前半何分、延長後半何分と試合をするんですが、サドンデス・ビクトリーゴール方式の場合はどちらかが得点した時点で終了する方式です。

「サドンデス」は「sudden death」で、つまり「突然の死」という意味です。負けるチーム側に立つとたしかにそういう言い方になるんですが・・これも縁起がよくない言葉ですよね。

 

「オウンゴール」と言わせた真意は?

こういう経緯からも、もしかしたら今は、放送上で「自殺点」という言葉は使えないのかもしれません。だからあえて「オウンゴール」を使った、と。

 たしかに「自殺点」という言葉を使うと、そこに噛みつかれる可能性もありそう。でも、清の性格がゆがんだところを際立たせるためにあえてこの言葉を使いたかったとか?

まあ、、ただ、この「半分、青い。」の世界を、リアルにその時代を生きてきた人がみると「この時代に«オウンゴール»はないやろ・・」と思われてもしかたないかも。。

 

もし制作側が気づかずに「オウンゴール」を使ってたならちょっと残念な気もします(^_^;)

 

もしかしたら清がものすごいサッカーファンであったという可能性もゼロではありません(笑)

 ↑いつもサッカーコスチューム?(笑)

 

伊藤清(さや)こそ、半分青い

そんな伊藤清(古畑星夏)ですが、名前の「清(さや)」の字が

「半分青い」と話題になっています(笑)

 

たしかに右半分「青」ですよね(^_^;)

 

古畑星夏 チェキ

古畑星夏 チェキ

 

 

清(さや)はサッカーファン説が有力か(笑)

もしかしたらTwitterなどで話題になりそうなワードをあえて仕込んでいる可能性もあります。

 

 

まあ、、

あえて「自殺点」といわずに「オウンゴール」と言わせた、という考え方もありそうですが、あの場面ならあえてサッカー用語を使わずに「自業自得ね」とか言っておけば済むんですよね実際には(^_^;)

 

なので、やっぱり実は清は相当なサッカーファン説(もしかしたら後付けでもその設定を入れてくるのではと予想します(笑))、Twitterで炎上も含め話題になりそうなワードをあえて仕込んだ説が有力かなと。

時代考証に気づかなかった、は無いと信じたいですね〜、自殺点という言葉を使わなくなったのはテレビ局の影響が大きいわけですし。

 

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