地方自治体がOpenOfficeを導入するというニュースがありました。
豊川市がOpenOffice.orgを全面導入、3440万円のコスト削減見込む - ニュース:ITpro
この手のニュースは
最近では珍しい話ではなくなってきました。
Microsoft製品は広く流通しており、たいてい会社同士のやり取りで
Office製品は困ることがありません。
・・・ので、OpenOfficeを導入することで困ることがあるとすれば・・・
他の会社、外とのやり取りでしょうか。
地方自治体などは、周囲の一般企業が合わせるしかないでしょうから
普通の会社と違い導入しやすいのでしょう。
普通の会社は取引先に負担や多少でも迷惑がかかることは避けます。
そこが、なかなかOpenOfficeなど他の製品への切り替えが進まない理由でしょう。
でも、
そもそも1つの会社が作った製品をほとんどみんな使ってるというこの状況もおかしいんですが。
完全な独占ですよね。
高価なソフトを購入し続けることを無駄と判断して、
まずは一番簡単な置き換え、
高価有料のソフト利用
↓
安価or無料のソフト利用
への置き換えを実施したという話です。
ですが、世の中はもっと進んでおり・・・
これからですが・・・
少しずつサービスが出始めていますが、やはりWEB経由のサービスが少しずつ台頭してくるんでしょう。
いわゆる「クラウドコンピューティング」というやつです。
Googleが提供しており、一部の自治体や企業でも導入され(導入を検討?)始めていると思います。
個々人のパソコンはネットに接続するためのツールになり、
ソフトは中心となるサーバにあって、それを使いにいく。
そんな形が一番無駄がなく理想である気がします。ぼくは。
ソフトの場合は1本数万円しますが、WEBサービスなら無料もあり、
企業向けにやや安心感があるサービスでも1契約で数万円は絶対にしないでしょう。
ただ、WEB経由のサービスのネックはやはり「安心感」です。
●中心となるサーバが落ちたら使えなくなる
●パソコンの能力が高くないと使いづらい
●ネット回線も速くないと使いづらい
いろいろ心配はあります。
・・・が、
現状のように個々人のパソコンにソフトを入れて使う形だと
★ソフト購入後バージョンアップで買いなおし
★データの保存(セキュリティ)
手間も費用もかかります。
クラウドコンピューティングの場合は、これらを中心となるサーバ側(提供企業側)で
実施してくれます。そのかわりに月額費用などの利用料金を払うことになるでしょう。
利用者数が多くなれば料金は安くなってくるはずですから・・・・
冒頭に書いたように、ソフトを置き換えたときと同様、
他の人・企業とのやり取りに困るところが現状はあるため
すぐに広まるとは思えませんが、世の中の流れがそちらへ向かっていることは間違いありません。
Googleを中心とした、クラウドコンピューティングのサービスを提供する会社の動向に注目しましょう。
国や地方自治体の機関だと、無料or安価なソフトをパソコンへ入れる形(今までと方法は変わらない)等
いろいろ飛び越えて、いきなりクラウドコンピューティングの方へ進むのは
抵抗があるのかもしれませんね(一部やってるところもあったような気がしますが)。
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