ひなぴし ドラマ考察

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。トケルのブログ。

1995年。1月17日阪神大震災、3月20日地下鉄サリン事件・・・世界はこんなにもろいんだと感じた年。終わりを意識した時。

3月20日は地下鉄サリン事件が発生した日です。


これをきっかけに思い出したこと。




1995年。




このときぼくはまだ未成年でした。


小さいときから聞いていた「1999年に地球が滅亡する」という話。



怖いと思いながらも、この平穏な日々に終わりがくるなんて想像もしませんでした。



テレビのニュースでは、日ごろ殺人事件の報道がされたりしてても

なんとなく人ごとだと感じてしまうんですよね。




「世界には終わりがあるのかもしれない」とこどもながらに感じたのが1995年でした。




1月17日に阪神大震災。



ぼくは直接体験しました。


兵庫県ではありませんでしたが、比較的近いところだったので


震度5〜6を体験したと思います。


・・・自然には勝てないんだと実感しました。


このとき、ちょっとだけ、1999年にはもっとすごい自然災害がやってくるのかも・・・と感じてましたが


自然災害のことなんて予言者にわかるわけがない・・・と半信半疑だったのを覚えています。


自然災害は現時点では防ぎようがない。


とにかく起こっても大丈夫なように備えておく、それしかないんだと思いました。




2ヶ月経ったある日。




テレビで流れていた映像をみて、ビックリしました。


事件直後は何が起こっているのかわからないような報道でしたが


報道をみているというより、ドラマか映画をみているような、


いや、ドラマや映画でもみたことないような世界が(こどもだったからかもしれませんが)


そこにはありました。


テレビの中の世界のような話だけど現実。


自分も使う、地下鉄という場所で起こった大変な事件。



事件は人間が意図的に起こしたものでした。



それを知ったときに、


ぼくらはいろんなものに守られて生きているような気がしてきたけど


こんなに簡単に崩れ去るんだ。みんなの善意で成り立っているだけなんだ。




こんなにもろい世界に生きているんだと実感した覚えがあります。




人間が起こす事件なら、予言者にもわかるかも・・・と、1999年の地球滅亡の話も


自分の中で真実味をおびた話になっていました。




それまで、自分が死ぬことはあると思っても


自分の周りの世界が終わることなんて想像したこともありませんでしたが


それを感じた年、それが1995年でした。





自然災害、戦争、テロ・・・・




いろんな危機が世の中にあります。




自然災害は防げませんが、みんなが協力すれば、乗り越えられる可能性があります。


でも、みんなが協力できないことで起こってしまうこと。


これこそが本当の危機です。




あのとき、みんなで学んだ「世の中のもろさ」を

体験したみんなで共有し続け、次の世代へ伝えていかなきゃいけないと思います。



ぼくらは戦争を経験していない世代ですが


戦争も人間が起こすものだと思います。



自然災害ではありません。




人間が人間を追い込むようなことをしてはいけない。



自分が死ぬことはとても悲しいですが


自分の大切な人を含む全てが消えることの方がもっと悲しい。





日本が、世界が、地球が終わる




始まりがあるものには、終わりがある。



終わりの方があっけないと思います。





たぶんぼくだけじゃなく、たくさんの人が同じように「終わり」を感じたあのときから15年経ちました。




なんとなくあのときよりも「終わり」に近づいているような気がするのは


ぼくだけじゃないのではないですか??




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