IPサイマルラジオ協議会が実施しているIPサイマルラジオ実用化試験配信「ラジコ」(radiko.jp)が話題です。
表記は「radico」ではなく、「radiko」で、読み方は「ラジコ」だそうです。
インターネット上ではいろんな趣味をもった人が同時に何かを体験しながら
コミュニケーションを取ることが楽しまれています。
たとえば、テレビ放送をみながら掲示板に書き込み。
同じ放送をみながら、自分の意見を書き込む。
これをWEBだけでやっているのが、ニコニコ動画でしょう。
同じものをみんなでみてる感覚が楽しい。
ニコニコ動画は、同時でなくても同時にみてるような気がするところが面白いんですが。
最近では飲料メーカーが「お酒を飲みながらツイッターで投稿しましょう!」というのをやっていましたが
これも「みんなで飲んでる」感が楽しいんですよね。
みんなひとりが気楽。だけど、本当の意味でのひとりはイヤ・・・。
人と一緒にいるという感覚は欲しいけど、自分の好きな時間に、好きな場所で、
好きな体勢で、好きな服装で、話したい内容だけ話す・・・
まあ、究極のワガママかもしれませんね(笑)
でも、こういうワガママ
ひとりだけどひとりじゃない
を楽しめるのがネットの良いところであると思います。
そんな新しい楽しみを作り出せそうなのが・・・
一部地域で試験放送を行っているradiko.jp
ラジオ放送って、Twitterみたいな個人が自由に発言できる場所を用意してあげると
とっても盛り上がると思うんですよね。
すでに一部で始まっているようですが。
だって、もともとラジオって、はがきやFAX、最近ではメールでリスナーからの投稿を受け付けてますよね。
それがもっとリアルタイムに。
気になった瞬間に、自由に。しかもほかの人がどんなつぶやきをしてるかも、ツイッターならみることができる。
パーソナリティの話していることへの意見。
曲のリクエスト。
何年か前までと違い、昔はテレビをみていたであろう時間が
インターネットの利用や携帯電話をさわる時間にとられています。
じゃあ、インターネットと相性の良いサービスは発展の可能性がある!
ラジオは聴覚を使いますよね?
インターネットは視覚が中心です。
だからテレビとは相性がそれほどよくない。
そして、ラジオは生放送が多い。
これもインターネットと相性が良いところ。
リスナー同士だけでなく、パーソナリティなど番組側の人とのやり取りも可能になり、
リスナーの反応によって、どんどん番組内容を変えていくことも可能になります。
そうやって、インターネットを使っている人が求めているところを
おさえていける可能性が大きくあると思います。ラジオには。
既存ラジオ局が今後発展していくためには、
「インターネットラジオ」では実現できないこととは何か。
ここが鍵になりそうです。
インターネット中心の放送でないことにどんな意味があるか。
別に既存ラジオ局がやる必要ないんじゃない?
その点をどうクリアするか。意味をもたせるか。
ほかのメディアもそうですけどね。
テレビも新聞も。
インターネット専業でないことにどんな意味があるか。
意味を感じてもらえるか。
それを明確に示すことができたメディア企業の未来は明るそうです。
radikoはまだ試験放送で、いろいろと問題があるそうですが
こうしてブログを書きながらもラジオ放送を楽しみたい・・・
そう思っている人は、radikoの人気具合からみて多そうなので
ぜひツイッターを中心としたリスナーとの交流施策をどんどん考えて
制度を変える必要があるなら、
そういう力が働くように世論を動かしていただきたいと思います!
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