ひなぴし ドラマ考察

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。トケルのブログ。

GoogleがGROUPON買収に。グーグルがクーポン共同購入サイトを欲しがる訳。



クーポン共同購入サイトについては過去にも一度書いたことがあります。
グルーポンとは。クーポッドとは。GROUPON系サービスの走り、Q:podについて。 - ひなぴし

誰が得をするのか。まずは利用者。だいたい50%OFFの価格でサービスを楽しむことができます。次にクーポン共同購入サイト自身が儲かります。販売価格のさらに半分程度はクーポッド等の共同購入サイトがもっていきます。

一番割りに合わないのは、そのクーポンを出している会社でしょう。
安く出した分を「広告宣伝費」としてみられるかどうか、です。このクーポンを売って儲けられることはないはず。だって50%OFFのクーポンを出した場合、さらにその半分をQ:podやポンパレ等のクーポン共同購入サイトがもっていく。つまり、本来の価格の25%しか売上がないわけですから、そりゃあ儲かるわけがない。

逆にクーポン共同購入サイトは自分で商品を用意しなくても、商品が次々出品したいと言ってきてもらえ手間がかからず利ざやが大きいので、次々に参入する企業が増えています。

そして今回。Googleが参入することになったようです。

Googleの立場で考えると、ぜひ取り込みたい事業だと思います。検索サービスと親和性が高いからです。通常はポンパレやクーポッドのサイトへ行く、もしくは会員登録をして初めてその商品が売られていることを知るわけですが、検索サービスと一体になれば登録していない人の目にもどんどんみせることができるわけです。

地域別に見せるものを変えることもできる。
マップサービス等と連動させ、マップ上にクーポン表示もできる。
いろいろと検索エンジンサービスを提供しているからこその利点があります。

GoogleとかYahooって地域性のある会社ではないんですが、実は地域密着サービスを本気でやったら一番強い会社なんじゃないかと思います。

今後そういうサービスをどんどん強化していくのでは??


クーポン共同購入サイトのサービスを提供することが検索エンジンにとってなぜ良いのか。
それは上でも言ったとおり、通常の商品販売よりも手間がかからないから。

実は、現状クーポッド等はきちんと営業がいて、出品する店舗と密に連絡をとって販売を実施しているようなのですが、本来そのようなコストも全て省けるのではないか・・・それがGoogleの考えなのではないかと思います。

つまり、出品から購入、クーポンGETまでは自動化できたら。
コストを大きく低減でき、利ざやがさらに増える。自動化できそうにないならGoogleが参入しようとすることはないでしょう。わざわざ多数の営業マンを抱える必要がない事業をもともとやっているわけですし。


営業マンを抱えるようなサービスはコストが増えるだけですからきっとやりません。できるだけ自動化。問い合わせも基本的には受けない。自分で「ヘルプ」を読んでください。メールを送ってくれてもいいけど、返答するかどうかはわかりません。一部高額の取引をするお客様だけに電話番号を教えます。Googleのスタンスはいつもそうですよね。地域密着サービスを提供しようと考える際もきっと、「自動化できる事業か」が着目点でしょう。まあ、莫大な利益が見込める事業なら自動化でなくてもやるとは思いますが(たとえば公共団体に納入するシステムとか)

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だから。

Googleが本格的にクーポン販売サービスを開始したら、完全自動化になるんじゃないかと思います。

最近は、リクルートがはじめたポンパレがテレビCMをやったり、WEB広告を大量に投入したり・・・と大きく攻勢に出ていますが、今は事業としてまだプラスになっていないんだろうな〜と感じます。

だって安いクーポンを売るためにテレビCMを出すって・・変ですよねぇ?
ただ、業界1位になって「クーポン購入ならポンパレ」となれば、そこからの儲けは大きい事業。それを狙っているんだと思いますが・・いまはあらゆる企業が参入してきており、どんどん淘汰されていくのではないかと思います。

でも、本当にクーポンを出品する会社にとって、これそのものでは売上が増えるものではないので利用には注意が必要です。購入者側だったらありですが。。


Googleが完全自動化でサービス開始したら、今急激に増えているであろうクーポッドの営業マンの方なんて職を失ってしまうような・・・


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