ひなぴし ドラマ考察

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。トケルのブログ。

NHK−BS2「タッチ」Twitterタイムライン付放送の振り返り。



先日ご紹介していた、
http://d.hatena.ne.jp/AR30/20101211/1292019855
さきほど放送が終了しました。

けっこう積極的に参加してみましたので(笑)
感じたことなど記しておきたいと思います。

★状況

  • テレビ画面


☆映像放映
・・・タッチ放送、ゲストトークなどが放映
☆タイムライン
・・・ここにツイートが表示され、常時流れていた
☆スタッフのツイート
・・・ハッシュタグの告知とともにその時々で自由なつぶやき

なんと!この放送中に今回のハッシュタグ「#nhk_anime_touch」が世界上位に食い込んでいたようです。一部では1位になったとの情報も。たしかに、そのときツイッターを開いたら「トレンド 世界中」のところに表示されていました(笑)すごい。こういう取り組み、外国では普通にあるんでしょうか。。とにかく日本では初めての試みということでたぶんすごい数の人が観ていたし、参加したと思います。

  • タイムラインは数分遅れで表示

事前に心配していたとおり、やはり全てのツイートは表示できない。あたりまえですよね〜きっとNHKでは表現しちゃいけないこととか子供に教えるべきでない言葉をつぶやいちゃう人もいます。放送中にも一瞬その処理をしている人たちが映ったのですが、ハッシュタグでつぶやかれた内容を常時チェックするスタッフがいて、OKが出て初めて表示されるようになっていた模様。そのため、リアルタイムではなくだいたい数分のタイムラグがありました。感覚的には最大で10分近く(アニメ放映スタート当初のつぶやきが多かったときと思われる)、それ以外で平均5分程度だと思います。途中でツイートの中に時刻を入れてつぶやいている人がいて、さすがだ!と思いました。画面上にはつぶやき時間は表示されないのですが、表示されるツイート自体は編集されていなかったので、ツイートが表示さえされれば何分遅れかわかるんです。それでさっきのタイムラグは知ることができました。

  • すごいスピードで流れるタイムライン

スタッフのチェック後OKが出た内容を画面に表示する・・・といっても、やはり全てではなかったようです。まあ世界で1位になった可能性があるつぶやきですから、想像以上の数だったんでしょう。1人のつぶやき量も相当だっただろうし、タイムラグがあった分、なかなか表示されないと思って同じ人がかなり何回も投稿したと思います。だから、OKが出た「一部の」つぶやきが表示された、これが真実だと思います。問題ない内容だけど表示されなかった人は・・・運が悪かったとしか言いようがない(笑)え〜〜!?っていう内容でも表示されてましたから。生放送だから、しかたないですよ。ゆっくり選んでいる余裕はなかったと思います。

  • 放送には集中できない

たぶんですが・・・ぼくも含め今回の放送はとにかくTwitterのタイムラインをみていた人が多くたぶん映像はゆっくりみていないと思います。選ばれしツイートだけが表示されるといっても、それでもすごいスピードでタイムラインは流れていたので、いつか自分のツイートが・・・なんて思いながらみてたら、絶対にタイムラインから目が離せなくなります。1つのツイートが上に表示されて、下に流れて消えるまでだいたい2秒程度じゃないかという感じだったので。

  • 共有してる感はとても大きい

同じポイントでみんな反応してる!とか、そういうのがわかってとても面白かったです。例えば。新幹線の車内で購入したお茶を飲むシーン。昔ペットボトルが無かった(主流じゃなかった?)とき新幹線で売っていたお茶の容器。プラスチックの独特の形のやつです。あれが映った瞬間!みんなそれに反応してました(笑)まあタイムラグがありますから数分遅れなんですけど、あ、みんなやっぱり同じところに反応した!と妙にうれしくなりました。

  • スタッフのつぶやき

これがけっこう面白かったです。自由な感じでつぶやいていらっしゃって。普段からTwitterとか掲示板とかチャットとか、やってる人なんだろうな〜という感じのつぶやきでした。もしかしたら一部のつぶやきを抜き出して紹介していたのかもしれません。こちらは比較的放送に連動しタイムラグがなかったので、たぶん「抜き出し」ではなく、スタッフだろうと想像しました。

  • 岩崎良美さんに歌ってもらう曲の選択

これも放送の中でアンジャッシュの渡部さんに決めてくださいとスタッフから声がかかったようで、渡部さんは一瞬「タッチ」を歌ってください・・・と言ったんですが、けっきょくTwitterでのつぶやき量などから「青春」を歌ってもらうことになりました。視聴者の声をリアルに拾って放送へ反映するのは面白いですよね。電話投票なんかが主流でしたが、これは新しい方法だと思います。ほかにも「達也と和也どちらが好きか」とか「好きなサブキャラクターは」とか質問されており、みんなツイートで反応してました。


★思ったこと

  • 共有できるから盛り上がる

ニコニコ動画と一緒ですよね。みんなでみてる感があり、とっても楽しい。たぶん1人でみても楽しいんじゃないでしょうか。掲示板でもテレビの放映をみながら書き込みする板があるぐらいですから、ニーズはもともとあります。テレビ番組を盛り上げる手法としてはこれからも広がっていきそうです。政治関連の番組なんかでやってほしいと誰かが言っていました。たしかに、それこそ共感できる意見が出そうですね。ただその場合はチェックの方法がより難しくなりそうです。

  • 本当ならネットで放映したほうが便利

Twitterを使って、だと本来ならインターネットで放映したほうがたぶん観る人にとっては便利なんです。ラジオがインターネット放送を本格的にはじめようとしていますよね?あそこではたぶんTwitterをこういう風に活用する動きがあると思いますので、テレビもこういう形の番組をやっていくならインターネット放送できるように考えた方がいいのでは・・・とちょっと思いました。ラジオみたいに地域を分けてやったら・・・う〜ん、でもそうすると広告の出稿料を今までみたいな金額では取れなくなっちゃいますかね〜。ラジオと違うのは、家族全員で観たりするものだということ。ラジオは1人で聴く人が実は多いんじゃないかと思うので、ネットでやってPCで聴くでも良いと思いますが、あくまでPCは1人で使うものなのでテレビ放送をやっちゃうと1人1人でみるハメになり、視聴者は減っちゃいそうです。。テレビのインターネット放送って実現は難しそうですね。

  • 書き込むことを楽しむのか、みることを楽しむのか

これはハッキリさせた方が良いと感じました。今回はタイムラインの流れが速すぎてみるにはつらかった。。たとえ自分のツイートを探していなくても、他の人が何をつぶやいているかみるだけでもかなり大変な感じだったので・・・。もしみることを楽しむなら、あまり多数のツイートを紹介せずにもっと厳選してタイムライン表示すればよいのではないかと思いました。・・・といっても、生放送だと厳選することの方が難しいのかもしれませんが。これも誰かが言っていましたが、たぶん普通に放送をみたかった人もいたはず。そういう人にとってはタイムラインが邪魔でしかたなかったと思います。もし技術的に可能なら、「データ連動」画面への表示にして、みたい人だけみられる、そういう風にした方が親切な気がします。みんながみんな、共有したいわけではないでしょうし。。そういう意味で言うと、これまでに存在している掲示板と一緒ですけど、別にテレビ画面に表示しなければいけないことはなくて、NHKさんが掲示板を用意するもしくはTwitterの表示窓をサイト内に用意してつぶやきを表示すれば・・・そういう参加をしたい人はPCの前にいながらテレビをみるんじゃないでしょうか。そしてPCでつぶやく。実はPCをよく使う人は普段からPCの前にいながらテレビをみている気がするので。携帯からの参加がメインと考えるなら、タイムラインの表示ではなく、今回の番組中にも何度か行ったアンケート的なものなど、部分的な反応だけを出してあげれば・・・いいのかと思います。それならテレビの前で携帯もってて気軽に参加できますし、タイムラインを見続けなくてもいい。

  • どういう番組に向いてるか

まずは今回同様、アニメには向いているでしょう。一番相性がいい。インターネットを使いこなしている人たちがすきそうな素材なら成功するはずです。エヴァンゲリオンなんかでやったらかなりなことになるんじゃないでしょうか。次に、人と意見交換したい番組。たとえばドラマとか。でもドラマのようにストーリーを追うもの、アニメもそうですが、たぶん他の人の意見を聞きたくない人もいるはずです。そういう人に対する配慮は絶対必要でしょう。でも、インターネットをみることが主流になっている人たちをテレビに向かわせる良いきっかけにはなると思います。

これも読みたい

思うところはたくさんありますが、とりあえずはこんなところで。これからも増えていきそうですし。これ、民法のテレビ局で最初にやれば、たぶんすごい視聴率になっただろうになぁ〜と、ちょっとおしい気がしました。まあ、なかなか企画が通らないんでしょうか。。絶対に考えた人はいたと思いますからね。でもそんな中実行したNHKさんには一定の賛辞を送りたいと思います。(手離しですごいと言えないのは、視聴率を気にして番組を製作をしなければいけない局ではないから)

何か、生放送だといろいろ大変なので、録画番組でやってみたらいかがでしょう??観覧希望ってありますよね?Twitter参加希望募集をして、録画で同じことをやってみるとか。放送時は、厳選したツイートだけを表示。(表示するしないはテレビ局の自由。ただし表示する場合、ツイートの編集は不可。)

いろいろやりようはありそうですよね。ちょっとテレビが面白くなりそうな気がしました★


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