児童擁護施設に、次々とランドセルや文房具などが届けられているそうです。中には現金100万円が届いた事例もあるそうで。。すごい。
寄付をしてみたい気持ちはあるけど、人にお金を預けたくない。直接誰かに渡せるなら・・・。でも急に何か欲しい物は?って聞いても怪しまれるだけだし・・・そういう人ってけっこういるんですね。
ある人が始めた善意がきっかけで、それが世の中全体に広がっていく。
そうだ。ペイ・フォワードだ。そう思いました。
11才の少年トレバーは、社会科の授業で「今日から世界を変えてみよう」という課題を出されます。トレバーが考え付いた奇想天外なアイデアは、人から受けた厚意をその相手に対して恩返し=“ペイ・バック”するのではなく、 他の誰かに違う形で先贈りして善意を広げていく=“ペイ・フォワード”
映画の中では「次へ渡せ」という言葉で翻訳されています。
from ペイ・フォワード 可能の王国 - Wikipedia
素敵な考え方ですよね。受けた恩をその人へ返すだけなら、その当事者2人だけで終わってしまう。これを別の人へ渡していくことで幸せな気持ちがどんどん広がっていく・・・というわけです。
映画を観てからけっこう経っているので間違っているところがあるかもしれませんが、ご容赦を。。
これって、「最初に行動する人」が大事ですよね。自分がペイ・フォワードしたところで次の人が渡してくれなければ成り立たない。やってくれない可能性もあるから、やるのをやめよう。こう考えてしまいそうです。
別に自分が渡した次の人が全員フォワードしてくれなくてもいいわけです。本当は。だって、自分がその人へフォワードした時点で、その人は少し幸せな気持ちになったわけですから。それだけで意味があるはず。その中から何人かでも次の人へ渡してくれる人が現れたら・・・素敵ですよね。
最初にタイガーマスク活動を始めた「伊達直人」さん。別に他の人にも同じようにやってほしいと思って始めたわけではないかもしれません。いや、むしろ絶対に違うでしょう。あくまで自分が何かをしたい、行動したいと思ってのことだと思います。
それを聞いて、「良いことをやる人がいるもんだ〜」と思う人、何も思わない人、「恩着せがましい」と思ってしまう人・・・いろいろいるでしょう。いろんな考えの人がいます。だからどう思ったとしても否定はできません。
でも、このニュースを聞いた日本人数千万人の中から、また数十人の人が実際に行動したわけです。最初の「伊達直人」さんに賛同して。
善意を受けた人が、別の人へ渡していっているわけではありませんが、これもまさにペイ・フォワードだと思います。
感銘した人が善意を届ける。もらった人があげているわけではない。
人は見返りを求めるもの。良いことをしたら、必ず良いことが返ってきてほしいと思うものです。逆に良いことをされたら、何かで返さなければと思います。
見返りを求めない善意なんてあるんでしょうか。タイガーマスク活動だって、結局は自分を満足させたいエゴなんじゃないかという人もいるでしょう。
でも、それが実は何らかの形で見返りを求めるエゴだとしても、何もしないということよりはよっぽど世の中に良い影響を与えているんだろうなと感じました。
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ここまで「善意の伊達直人」が有名になってしまうとちょっと心配。伊達直人の名前を語る悪人が出ないことを願います。
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