- USJ チケット価格(1日券)
区分 | 大人 | こども | シニア | |
区分 | 12歳以上・中学生以上 | 4歳〜11歳・幼児、小学生 | 65歳以上 | |
2011年1月31日まで | ¥6,100 | ¥4,100 | ¥5,400 | |
2011年2月1日から | ¥6,200 | ¥4,100 | ¥5,500 | |
差 | +¥100 | ±¥0 | +¥100 |
http://www.usj.co.jp/news/2011/0113_2.html
- 東京ディズニーランド、東京ディズニーシー チケット価格(1日券)
区分 | 大人 | 中人 | 小人 | シニア |
区分 | 18歳以上 | 12歳〜17歳・中学生、高校生 | 4〜11歳・幼児、小学生 | 60歳以上 |
2011年4月22日まで | ¥5,800 | ¥5,000 | ¥3,900 | ¥5,100 |
2011年4月23日から | ¥6,200 | ¥5,300 | ¥4,100 | ¥5,500 |
差 | +¥400 | +¥300 | +¥200 | +¥400 |
http://www.olc.co.jp/wpmu/wp-content/blogs.dir/2/files/2010/12/20101210_01.pdf
日本の2大テーマパーク。最大手の東京ディズニーリゾートの価格が基準となり、USJはそれを基準に変更されていますよね。いろんな意味で比較されますから、価格を安くしちゃうと格も低いととられかねません。
でもあくまで通常1日券の値上げなので、価格がいくらだろうが関係無く来てくれる人、直接パークまで来て券を買ってくれる人から高くとる話。相当な値上げでない限りは集客減の影響はなほとんどないでしょう。地域限定などの価格訴求キャンペーンはこれからもあるでしょうし。団体向けの価格はもともとあって無いようなものです。大口団体を取れるなら、正規で公開してる料金から割引している可能性もあるので。
今回調べるまでよく知らなかったのは、年齢区分が違うということ。けっこう違います。
★4歳未満
ともに無料
★4歳〜小学生
これまでUSJが高かったが、4月23日以降TDRがUSJと同価格へ変更。それに呼応してか、USJはここの料金は変えず。
★中学生、高校生
USJ 大人扱い
TDR 中高生料金あり。値上げ予定
USJは業界2位で少しでも数を多くとるため学生団体料金をTDRより下げている可能性もあります。何も知らずに直接パークに来た人は払ってねということでしょうか。個人ならTDRが安い。
★大人
18歳以上は同価格への値上げ。USJは中学生以上が大人なので中高生料金の高さが目立ちます。
★シニア
USJ 65歳以上
TDR 60歳以上
60歳〜64歳の人はTDRが圧倒的に安い。ただ、シニアという括りでいうと、合わせたように同価格へ変更になります。お互い様子を見ながら合わせることになるんでしょうねえ。TDRがこう動けばUSJがこう動くだろう…というふうに。
全体的にみて、USJの方が価格的に高い印象。ですがこの価格設定、USJは間違っていないと思います。いや、遊びに行く立場なら安い方がいいに決まってるんですが(笑)会社として。
ユニバーサルスタジオジャパンは業界2位。業界の絶対的王者である東京ディズニーランド・東京ディズニーシーを追う立場。
業界2位の会社が取る戦略の1つに価格訴求があると思います。1位の会社と能力的には遜色ない商品を安い価格で提供することでシェアを奪う。上の料金表をみて「USJはもう少し安かったら集客増えるのになぁ〜。TDRより高いなんてありえないんじゃ・・」と思った人いますか?たしかに商品の価値と価格をつき合わせてみたときに妥当がどうかという点は考える必要があります。ですが、もし本当に安かったとして集客が増えるでしょうか?安くした分だけ客数が増えなければ売上は減るだけです。
ぼくは安くしても客は増えないと思います。現状USJへ行っている人は「USJへ行きたくて行っている人」が大半だと思うからです。中には「TDRをやめてUSJにした」っていう人もいるかもしれませんが多数ではありません。価格が200円上がったからUSJへ行くのをやめてTDRにしよう・・・と思う人がいるでしょうか。価格を下げてシェアを奪うってことは「TDRをやめてUSJにした」って人を増やすということ。もし価格が500円TDRより安くなったとして、もともと「TDRへ行こう」と思っていた人の気持ちを「安いからUSJに変更」ってできるでしょうか。そこにはチケット代だけでなく、交通費や宿泊、その他旅行の日程なども検討する必要が出てくるためチケット代だけでは判断できないんです。
「テーマパーク業界」というくくりでみれば1位と2位、ライバル関係のように(いやUSJが明らかに一段下かもしれませんが)みられることもあると思いますが、実際にはほとんど競合していないと思います。提供している商品に対する価値としての価格設定ではお互い参考にすることはあっても、たとえば倍額というように極端な料金設定をしない限り、チケット代が集客・お互いのパークの客の奪い合いに影響することはあまりありません。
実際に競合するのは、テーマパーク同士ではなくて他の楽しみ・娯楽や近隣の観光地でしょう。
近隣の観光地。USJだと・・・どこでしょう??
関西には遊園地が不足しているといっても過言ではないぐらい、ありません。
同様の楽しみを提供できる場所としてはあまり競合がいない。そう思えます。だから、値上げは妥当だなと思うわけです。
ちなみに、他の楽しみ・娯楽との競合については慎重になる必要があるでしょう。
映画をみる、日帰り温泉、CD(曲)を買う、携帯電話のアプリで遊ぶ、ゲーム機本体を買う、ソフトを購入する・・・
それらと比較して、得られる楽しみがこの価格で妥当か。それが判断基準です。
遊園地・テーマパークという場所で遊ぶという行為自体は、年々他の楽しみが多くなるにつれ求める人が減ってきているように思います。
他の楽しみでは得られない価値をどう提供できるか、それが生き残りに重要なことですね。
・・・それってどんな業界でも同じか(笑)
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ただ、少しでも安い方が遊びに行く立場としてはうれしい。。
価格を維持する努力もしていただきたいものです。
そのためには「装置産業」的な考え方を捨てて、新たな価値創造が必要・・・なのかなと。
あ、でもUSJとTDRの2つのパークだけなら「装置産業」の代表として生き残っていくのもありかもしれません。それを求める人も決してゼロにはならないでしょうから。。
ただ、その場合、継続的な値上げは避けられないだろうなぁ。テーマパークっていずれは金持ちしか楽しめない娯楽になってしまうんでしょうか。
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