群馬県の遊園地「軽井沢おもちゃ王国」のジェットコースター「ドラゴンコースター」で、小学校1年生の男の子が走行中に転落して重症のケガを負うという大事故がありました。
■事故の概要
・平成24年6月17日 11:05
・ 『ドラゴンコースター』運行中に、1名の方が1.5m下に転落
・被害者は6歳(小学校1年生)の男児
・右腕骨折のほか、顔を強く打ち重症
・ドクターヘリで長野県佐久市の病院へ搬送された、命に別状はない
・係員は「発車時にシートベルトをしているのをしっかりと確認した」としており、シートベルトは事故後もつながったままだった
・2人乗リで、2人で1つのシートベルトを腰につけるタイプ
・ジェットコースター(最頂部の高さ約3メートル)は5両編成で、1両に前後2人ずつ計4人が乗車する、男児は5両目前部に乗車
■軽井沢おもちゃ王国「ドラゴンコースター」
Source: omochaoukoku.com via odajori on Pinterest
軽井沢おもちゃ王国
●料金:
400円
●利用制限:
・2歳以上身長100cm未満の方は、15歳以上の保護者(有料)の付き添いが必要です。
・0歳、1歳のお子様は付き添いがあってもご利用できません。
●その他:
・コースターは1周(全長約63メートル)を58秒かけて走行し計3周し、最速で時速20キロ出る(事故時、最速だったと思われる)
・平成6年に設置され、これまで無事故
シートベルトをみると、腰に横に巻くタイプなので・・車よりもかなり簡易なもの。
横に巻かれているだけだと、上に抜けてしまう可能性は高い。
このタイプは、自分がしっかりと前にあるバーを握って落ちないようにしていることが前提だと思うので・・
1つには、バーを握ることができていなかった、保護者の方がその子を押さえられていなかった、ということがあるかもしれません(憶測ですが)。
利用者の協力もあって事故は防ぐことができると思いますが、今回の事故で施設側の落ち度は・・どうなんでしょう?
もともと、利用者自身が頑張って身体を支えないと危険がある乗り物は存在してはいけない、となると、
世の中のかなりの数の遊園地ジェットコースター(とくに小さいタイプ、こどもがのるようなもの)は作りかえや廃止が必要かもしれません。
まずは自分の身を守るために、自分が乗る時は
「自分が身体を支えないと危ない」
を自覚しておきましょう。