今年の邦画1位はこの海猿か、踊る大捜査線と言われていますので…
チェックしてきましたよ!
それなりの興行収入が得られることはほぼ確実ですから、
映画自体にもけっこうお金がかかっています!
※ネタバレ的なこともあるかもしれません※
まず初めに言っておきます。
実はぼくは、前作まではまともに観たことがありませんでした。。
観に行っても寝てしまったり・・(^^;
ただ、今回は今までの内容を知らない人でも十分楽しめるし
面白い内容だったと思います!
★あらすじ
世界最大級の天然ガスプラント「レガリア」の爆発事故から2年。
仙崎大輔(伊藤英明)は自ら志願し、海難救助のエキスパートであり
最も危険な事案に従事する「特殊救難隊」で後輩の吉岡(佐藤隆太)
と共に海難現場の最前線にいた。
嶋副隊長(伊原剛志)の指導の下、日々苛烈な任務に就いていた二人だが
充実した毎日を送っていた。
大輔の妻・環菜(加藤あい)は2人目の子を身ごもり、
吉岡にはキャビンアテンダントの美香(仲 里依紗)
という恋人が出来ていたのだ。
そんな折、美香の搭乗するジャンボ旅客機が羽田空港を目指し飛行中、
エンジンが炎上し飛行が困難な状況に陥る。
様々な救助案が検討される中、総合対策室の下川救難課長(時任三郎)は、
夕闇が迫り視界が悪くなる状況の中で、
前代未聞の東京湾への着水を提案する。
しかし、海上着水に成功したとしてもジャンボが浮かんでいられる時間は
わずか20分。
機体が沈む前に乗客乗員346名全員を助け出す事が出来るのか!?
特救隊や現場に駆け付けた第五管区の服部(三浦翔平)たち、
警察、消防、現場周辺の関係機関を巻き込んだ空前の大救出計画を、
日本中が固唾を飲んで見守る中、
G-WING206便の村松機長(平山浩行)は
東京湾着水に向けて降下を始める…。
しかし予想だにしない事態が仙崎たちを待ち受けていた―。
BRAVE HEARTS 海猿 | Movie Walker
BRAVE HEARTS 海猿@ぴあ映画生活作品情報(詳細)
★作品データ
製作年 | 2012年 |
製作国 | 日本 |
日本公開 | 2012年7月13日 |
上映時間 | 116分 |
配給 | 東宝 |
ジャンル | 人間ドラマ |
監督 | 羽住英一郎 |
★ドキドキ感
事故からの救助の話ですので・・・ドキドキ感は半端ないです。
ベタな話ではあるんですけどね、
たぶんかなりリアルに再現されているからかと思いますが
自分がこうなったら・・と本当に何度も考えてしまいました。
最後はきっとうまくいく話かな?なんて期待をしながらも、でもうまくいかないかも・・
と最後までドキドキさせてくれる内容でした。
★泣ける感
この作品は「人間ドラマ」ですので、
男と男の・・というような部分が一番見所かもしれませんが、
「泣けるシーン」というと、やっぱり男女の別れ、思い違いの部分でしょうか。
未曾有の大事故の中で
このまま永遠の別れとなってしまったら・・
という切ない気持ちに何度もなります。
これはメイン出演者だけでなく、「救出される側」である
一般乗客役の演技でも同じように感じます。
生命の危機に陥った時、人間は何を一番大事に考えるのか。
それを思うと、何か胸にせまってくるものがありました。
何度も言いますが、話としてはベタなんですけどね。
「あざとくみせよう」という感がなく、とてもリアルに、
自然にその感情が表現されていて、良かったと思います。
★笑える感
「笑わそう」っていうシーンはほとんどないと思いますが(笑)
でも、伊藤英明さんと佐藤隆太さんのやり取りは、このちょっと暗めの内容の
中で少し安らぎというか、「ほんわか」したものを感じさせてくれます。
2人が裸で、恋愛の話をしているシーンなんて・・
たしかに男はあんな感じ(笑)
女の人はちょっと違うんでしょうね~。
お尻丸見えなのが、笑えるといえば、笑えます(笑)
★出演者
伊藤英明さん、加藤あいさんはもう間違いなくこの作品が「代表作」ですよね。
加藤あいさんが「このシリーズで仙崎夫婦の老後まで観てみたい」と言われて
いたみたいですが、そりゃそうだと思います(笑)これが一番売れてる作品だと
思いますし(^^;
『海猿』今年初の興収100億円見えた! キャストは続編期待 (伊藤英明) ニュース-ORICON STYLE-
「このシリーズで仙崎夫婦の老後まで観てみたい」 ...
佐藤隆太さんと伊藤英明さんの相性はバッチリで、
劇中でもし、佐藤さんがしぬことになったら、この作品どうなっちゃうんだろうと
こっちが心配になっちゃいます(笑)
伊原剛志さん、時任三郎さんもイイ味出されてますし、
その他、この事故に対処される役の方々みなさん良かったです。
飛行機の機長役の方・・真に迫る演技が良かった。。
本当に「悪い人」っていう役の人がいなくて、みんながみんな本気で
「事故から人を救おう」という姿勢で事に挑んでいる
その感じが、観終わったあとにも非常に清々しい気持ちを残してくれます。
あ、これは出演者というより、役のはなしですね(笑)
救助隊の役をやる上で大事なことはやっぱりリアリティ。
伊藤英明さんも、佐藤隆太さんも、その他の方も
そのメンバーでも全くおかしくない肉体美で、そのことに役者魂を感じます。
仲里依紗さん、最後に、「やっぱりそういう役だったか!」と。
「言わなきゃいけないことがあるの・・!」って言った時に、たぶんそうだろうと
思いましたけど(笑)
モテキでもそういう役だったので・・少なくとも映画製作者たちからは
そういうイメージの人としてとらえられているってことですね(笑)
はまり役だとは思いましたけど。
★映像
この映画で一番おすすめしたいのはここ!
映像がすごいと思います。かなりリアル。
飛行機の内部のシーンなんて本物にしか見えませんが、
あれも映画用のセット。
CGの技術が発達したこともありますが、本当に事故の映像をみているような
錯覚に陥るほどです。
それなりの興行収入が見込める作品だからこそできるお金のかけ方。
この映像をみるだけでも一見の価値ありだと思います。
苦しさ、力んでいること、感動等が
映像が伝わってくるようでした。
あれだけリアルにできるのは
海上保安庁等の協力があることも非常に大きいと思います。
★感じたこと
今までまともにみたことなかったのですが(^^;
見返してみたいと思いました!
今回の作品はぼくのように、
今までの話を知らない人でも十分楽しめると思います。
監督がインタビューでおっしゃっていましたが、
仙崎(伊藤英明)も、嶋(伊原剛志)も、
ぶつかり合うがどちらも正論を言っている。
上でも書きましたが、この映画の中には「悪い人」はいませんでした。
これが、誰がみても、
観終わったあとに「良かった」と思える訳じゃないかと思います。
まあ、これが物足りないという人もいるとは思いますが、
とても広く一般受けする映画だと感じました。
本当は前回が最後の作品のつもりだったけど、「やりのこしたことがある」
ということで作られたのが今回らしいです。
しかも、原作の最終話で描かれたのが今回の話らしく・・
ということは基本的には完結・・?とも思いますが、どうでしょう??
これだけの興行収入を記録している映画だし、
出演者は続編やりたがってるし(笑)
今回の映画も、最後はまだ続いてもおかしくない終わり方だったし(笑)
出世した仙崎をみることが・・まだできるかな??
★原作
1999年から2001年にかけて
小学館の青年向け漫画雑誌週刊ヤングサンデーにて連載
(単行本は全12巻)
1999年から2001年にかけて小学館の青年向け漫画雑誌週刊ヤングサンデーに連載(単行本は全12巻) ...
原作は、ドラマや映画とは異なっているようです。
漫画の原作をもとに、フジテレビ製作のドラマや映画では
オリジナルの海猿となった、と考えた方が良さそうです。
また、フジテレビの前にNHKで2度ほどドラマ化されたらしく、
その時の仙崎大輔役は、TOKIOの国分太一さんだったそうですよ!!
あと、おまけで、印象的な主題歌のYouTubeを。
海猿関連のDVD作品のご紹介も。