劇場版・映画「るろうに剣心」を先行上映で観てきました。
実は原作の漫画を読んだり、
アニメを観たことはこれまでありませんでした。
ので、「るろ剣」ファンではない人の感想として参考になれば(^^;
▼映画のYouTube公式チャンネル
YouTube公式チャンネルで積極的に動画を公開されています。
インタビュー動画等もありますよ。
映画『るろうに剣心』 (RUROUNI KENSHIN) - YouTube
※ネタバレ的なこともあるかもしれません※
[tip]作品データ[/tip]
映画 るろうに剣心 実写版
製作年 | 2012年 |
製作国 | 日本 |
日本公開 | 2012年8月25日 |
上映時間 | 134分 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
ジャンル | 人間ドラマ |
監督 | 大友啓史 |
[tip]あらすじ・ストーリー[/tip]
明治11年。東京では、人斬り抜刀斎を名乗る男が誰かれ構わず
斬りつける事件が発生していた。亡父から継承した神谷道場を切
り盛りする神谷薫(武井咲)が無謀にも男に立ち向かおうとしている
ところを、通りすがりの男が助ける。その人こそ、幕末には反幕府軍
の暗殺者として活躍した人斬り抜刀斎本人(佐藤健)だった。今は
緋村剣心と名乗り、斬れない刀を携え流浪の旅をしながら、どんな
悪人でも決して命を奪わない不殺(ころさず)の誓いに従いながら
人助けをしている。偽者の人斬り抜刀斎の正体は、実業家の武田
観柳(香川照之)に用心棒として雇われた鵜堂刃衛(吉川晃司)
だった。世界支配を目論む観柳は女医の高荷恵(蒼井優)に阿片
を作らせ、それを元手に得た莫大な金で武器を買い漁っていた。
元・新選組で今は警官を務める斎藤一(江口洋介)が観柳の目論
みに気付くものの、観柳が握る絶大な権力を前になかなか手出し
ができない。観柳は手始めに神谷道場一帯を手に入れるべく、
市井の人々を殺そうとする。神谷道場に身を寄せる剣心は苦しむ
人々を見て、打倒観柳を決意。250人もの護衛をつける観柳に、
剣心は喧嘩屋の相楽左之助(青木崇高)とともに立ち向かって
いく……。
[tip]感じたこと[/tip]
★「人間ドラマ」といいながら、「アクション」の要素が強い映画です。
剣客の話ですから、当然斬り合いのシーンが多くなりますが
かなりハードな戦いが繰り広げられます。戦いのシーンは
かなり見ものです。たぶんリアルな剣をつかった戦い方とは
かなり違っている気がしましたが、
カッコイイ殺陣として十分楽しめました。
本当の時代劇を演る人からすると・・違うって言われそうだけど(笑)
★斬り合いのシーンが多いので、当然ショッキングな映像も結構
あります。血が苦手な人はみるのがしんどいかも。。
これに関しては、ここまで残忍な映像にする必要があったのかと
ちょっと疑問あり。
★原作を知らないので、事前情報が全くない状態でみることに
不安がありましたが、「理解できない」という面はとくにありませんでした。
緋村剣心の心の移り変わりがキレイに描かれていたと思います。
原作ファンからしたら「こんな2時間程度で語ってもらっちゃ困る」
と思いそうですけど、逆に2時間でやる上ではうまくまとまっていたんじゃ
ないでしょうか。
★この映画は「佐藤健さんを観る映画」と言っても過言では
ないと思います。彼のかっこ良さが引き立っていました。
そして、武井咲さんが魅力的にみえる。。
若い俳優さん2人が主役で、脇を固める役者がキャリアある方
ばかりですが、十分存在感のある演技をされていたと思います。
★龍馬伝で人斬り以蔵・岡田以蔵を演じた佐藤健さんは
もはや人斬りのイメージ?(笑)いや、でもかなりカッコよく演じて
いらっしゃるなぁと。岡田以蔵役をみてキャスティングを決めた
んですかね??あ、監督が同じ方なのかな?
★今回の映画化は原作の一部のストーリーだけを切り取った
ものらしく、けっこう各所で「続編は?」という声が上がっているそう。
興行収入次第でしょうが・・あれば、また観たいとは思います。
やっぱり各キャラクターを魅力的に感じることができたからかなと。
★時代劇って今は作ってもなかなか観てもらえないと
思うんですよね・・。これからの時代劇は、漫画やアニメを原作
もしくはそういう視点で作られたものを映像化していくことで・・
興味を引いていくことになるのかもしれません。
昔ながらの時代劇が楽しめない人にも、このるろうに剣心は
楽しめそうな気がしました。逆に昔ながらの・・が好きな人には
ちょっと・・・となると思います。あまりにリアルではないので。
★たとえば「剣でバッサバッサと数十人を倒す」シーンがありますが
明治も10年以上経った時代の話なので、数十人もいる場所だったら
誰かが銃をもっていると思います(笑)
普通に考えると、銃で一撃でやられちゃうだろうなと。
まあ拳銃までもっている人は少ないとしても、火縄銃は戦国時代
からあったわけですから。
剣客を際立たせる映画でこういうこと言っちゃダメかも(笑)
★相楽左之助役の青木崇高さん、とても良かったと思いますが
NHK大河ドラマのイメージを引きずってしまい、なんだか
山本太郎さんのイメージだなぁなんて勝手に思ってしまいました。
まあ、今はキャスティングしにくいと思いますけどね。
★全体的には、アニメ原作の実写化ということで実はあまり期待
せずに観に行きましたが、そのわりには面白かったです。
逆に原作を読んでみようかな、という気になりました。
こういう映画にリアルは求めちゃダメですね。あと原作そっくり
というのも求めちゃダメ(笑)
原作を知らないだけに楽しめたのかもしれません。
・・が、実は原作ファンに支持されそうな映画だとも感じました。
キャラクターに魅力を感じる・・・からかな?
[tip]原作[/tip]
『週刊少年ジャンプ』で連載されていた和月伸宏の漫画。