映画「テルマエ・ロマエ」
感想・レビュー
題名の「テルマエ・ロマエ」とは、
ラテン語で「ローマの浴場」という意味だそうです。
つまり、ローマのお風呂の話ってことですね。…というぐらいの知識しかなく観にいきました。
原作も読んだことがなかったので。
キャッチコピーは
「ひとっ風呂、タイムスリップしませんか」
「時空を超えた入浴スペクタル」
※ネタバレ的なこともあるかもしれません※
★ あらすじ
古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、生真面目すぎる性格から時代の変化についていけず、職を失ってしまう。落ち込んだ彼は、友人に誘われて公衆浴場を訪れるが、そこで突然、現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのは、漫画家志望の真実(上戸彩)たち“平たい顔族”、つまり日本人だった。日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは古代ローマに戻ると、そのアイデアを利用して大きな話題を呼ぶ。タイムスリップを繰り返すルシウスは、ローマで浴場技師としての名声を得ていくのだが……。風呂を愛する2つの民族が時空を超えて出会った時、世界の歴史が大きく動き出す。
テルマエ・ロマエ|MOVIE WALKER PRESS
テルマエ・ロマエ|映画情報のぴあ映画生活
テルマエ・ロマエ (2012):あらすじ・キャストなど作品情報|シネマトゥデイ
★ 作品データ
テルマエ・ロマエ
http://www.thermae-romae.jp/index.html
| 製作年 |
2012年 |
| 製作国 |
日本 |
| 日本公開 |
2012年4月28日 |
| 上映時間 |
108分 |
| 配給 |
東宝 |
| ジャンル |
コメディ |
| 監督 |
武内英樹 |
★ ドキドキ感
あるとすれば、阿部さん演じるルシウスが死を覚悟して挑んだ皇帝への直訴のシーンでしょうか。でもまあ、ここでしんじゃあ話が進まないとすぐにわかってしまうので(笑)
★ 泣ける感
ルシウス(阿部寛)とともに温泉を開いた真実(上戸彩)が現代へ帰ってしまうシーンはなんだかせつなくなりました。全く恋物語を表現する映画ではないんですが、やっぱり感情移入してしまうのでそういうものも期待してみてしまっているところ、「恋に発展する手前」で現代へ帰ってしまう。。けど、そこはコメディ。ちゃんと落ちがありました。まあその落ちも含めて、ありだと思います!
★ 笑える感
観始めて一番最初に笑ってしまったのが「世界観」。古代ローマのシーンは日本人の役者と現地(イタリア?)の役者が入り乱れての演技。「ラテン語」で会話している設定だと思いますが、日本人の役者は日本語でしゃべり、現地人の役者は現地の言葉でしゃべり吹き替えが付く。この世界観がとても妙で面白かったです。だって、日本人の役者が日本語でしゃべっているのに普通にラテン語で返しているんですよ(笑)それが妙に、おかしいけどなかなか良かったりして。
★ 出演者
○阿部寛さん・・・裸体がすごい。ダビデ像みたいな体です(笑)他のローマ人役の方もそうですが、やっぱり濃い(笑)ウォシュレット体験時の声が良かった。
○上戸彩さん・・・この映画で一番「良く」みえたのが上戸彩さん。絶対実在しない感じの女性の役ですが、魅力的にみえます。もともと「胸が大きい」ことでも知られている上戸さんですが、お風呂に入っているシーンもけっこうあり、そういう部分でも見所!?
○市村正親、宍戸開、北村一輝・・・とりあえず「濃い芸能人って言ったら誰だ?」ってところからキャスティングされたんだろうなというローマ人役の方々(笑)なんでしょうね〜?この感じをみていると、日本人の血の中にも確実にあちらの方の血が入っているんだろうなと感じずにはいられません(笑)
○平たい顔族の面々・・・これは現代日本人役の人たちですが、笹野高史さんや竹内力さんたち。コメディ映画なのでこの方々の扱いが「雑」なところが逆に面白かった(笑)・・・タイムスリップシーンとか。
★ 映像
古代ローマの映像はかなり本物です!これは普通の映画ではきっと表現できないでしょう。というのも、アメリカとイギリスのテレビ局が200億円かけて製作したドラマのセットをそのまま使用したとのこと。そりゃあ・・・すごいはず。これは一見の価値ありです。
現代と古代ローマを何回もタイムスリップする話ですが、タイムスリップシーンは「水の中に落ちていく」表現でみせられています。ただ、毎回クラシックを歌う人が登場します、なぜか(笑)話とは関係ない人ですが、コメディ映画の場合はこういうのが必要ですよね、無理な設定を押し通す必要があるので。
★ 音楽
音楽は「住友紀人」さんが担当されていたようです。アンフェアシリーズの音楽を担当されている人です。が、とくに特徴的な音楽というよりも、「クラシック」という感じです。まあそりゃそうですよね、主に古代ローマのシーンなわけですからこの映画は。
★ 感じたこと
原作を読んだことがないのではっきりとしたことはわかりませんが、原作はもっと1つ1つの事柄が深堀されて、より納得できる内容なんだろうなと感じました。というのも、やはり映画の2時間の枠内で内容をうまく表現しようとするとどこかしらで「ムリな設定」ができてしまうからです。今回で言うと、上戸さんの役の人が簡単にローマ時代に溶け込んでしまうところでしょうか。。ただ、そうでなければ2時間で表現することは難しいので、ぼくとしてはそれはそれでありでした。ただ原作ファンの人は納得・・・できないんだろうなぁ。単なるコメディ映画として観れば非常に面白い作品だったと思います。
★ 原作
ヤマザキマリさんによる漫画が原作だそうです。
『コミックビーム』(エンターブレイン)にて連載中。

それにしても原作者の方はこんな話をどうやって思いついたんでしょうか(^^;
目のつけどころがすごい。
「ギャグマンガ」を映画にしたら・・・まあこんな感じだと思います。
「原作をうまく表現できていない」という声も多々あるようですが、映画だけみたぼくの感想としては「コメディ映画としてはよくできているのでは?」という感じです。それなりに心に残る映画であり、DVDも買いたいなと思いました。面白かったし、歴史にも興味がわいた。しかも原作も読んでみたいなと思えたので、十分成功でしょう。
「200億円かけて作られた古代ローマのセットをそのまま使って撮影できた」という製作秘話をみて、「あ〜その話があって持ち上がった映画化の話かもしれない」と思いました。
このコメディ映画のために古代ローマのセット作るのはとっても難しいし、もし安作りしたら、もっととてつもなく安っぽい映画になっていたでしょうしね。このセットでの演技をみるだけでも十分にこの映画を観る価値があるように思いました。
ローマ風呂・・・いってみたいなぁ。。
あ、大阪のスパワールドにあったっけ?そういえば(笑)