2016年1月12日午前8時20分頃、
JR常磐線の綾瀬駅でホームから人が線路に転落したため、
非常停止ボタンが押された。
そのため、明治神宮前行きの電車が綾瀬駅の手前300mの位置で停止。
・・という事象があったそうなんですが、
これだけなら、まあそこそこ発生すること。
非常停止ボタンが押される、というのは
首都圏の鉄道ではけっこうよくありますからね。
今回の場合は、転落する人をみた警備員が押したそうです。
非常停止ボタンが押されれば信号が赤になるので、当然電車はストップします。
その時に事件が発生したのですが・・
なんと、その止まってしまった電車に乗っていた乗客の1人が電車から勝手に降りて
歩いていこうとしたそうです。
これ、最初にみたニュースでは・・
乗客の40代の男性会社員が、「会社の大事な会議に間に合わない」として電車のドアを開けて線路に降り、綾瀬駅まで歩こうとしたという。
となっていて、え?!「ドア」を開けた!?
どうやって・・??
と疑問に思いました(笑)
電車のドアは相当な圧力で閉まっているので、いくら男性でも1人の力で開けるのは無理なような・・
協力者がいた??
それとも鉄道職員しか知らない方法でドアを開けたのか・・
などと、いろいろ想像しましたが、その後の報道では
「自力で窓を開け」とされていたので、窓の間違いだったようです(笑)
ビックリした・・
なんと、「会社の大事な会議に遅れてしまうので、自力で行こうとした」と言っていたそうです。
この電車、止まった場所がたまたま悪かったらしく、
「エアセクション」と呼ばれる、架線のつなぎ目にとまっていたようで
そのため、再開するまでに相当時間を要したようです。
本当はエアセクションに電車を停めてはいけないらしいですね、よくはわからないんですが(^_^;)
ただ、非常停止ボタンが押された場合等はやむをえず停まることになるので・・しかたない。
もしかしたら、その目前に人が落ちてるかもしれませんしね。
エアセクションから電車を動かすには、かなり時間がかかるみたいです。
おかげで、JR常磐線常磐線も常磐線と直通している東京メトロ千代田線の一部も、1時間ぐらい運転見合わせになったとか。
ただ、時間がかかったのは、エアセクションに止まってしまったことも原因だとは思いますが、
人が線路におりて歩いてしまったことも大きく影響していると思います。
そもそも人が歩いているかもしれないとなれば、電車を動かすことはできませんし、
どういうものがあるかはわかりませんが、電気を流したりするのもできなくなったりするでしょうし。
報道では、110番通報を受けて現場に赴いた警視庁綾瀬署の警察官が事情聴取の上、厳重注意した、とありますが、はたしてそれですむのか・・
電車の運行を妨げる、著しく迷惑な行為を行ってしまった
ということなので、これってJRから損害賠償を請求されたりする可能性もあるのではないかと。。
今回の場合、もともとホームから転落した人にだってその請求がいく可能性があるとは思いますが
落ちた人はたとえば病気でそうなった・・とかなら、同情の余地もあります。
・・が、しかし。
自分から線路におりたおじさんに、同情の余地はありませんし。
次からも同じような人が出ないためにも、
もしかしたら、損害賠償請求がされてしまう可能性があるかもしれないですね。。
具体的な損害があるとすれば・・
運転見合わせによる振替輸送で他社へ支払うことになる費用とかでしょうか。
それ以外にももろもろありそうですし、
影響を与えたのが相当な数の乗客でしょうから、下手したら数千万円とか
数億円とかになってもおかしくはないのではないかと。。
ま、とにかく、鉄道でこういう行為は絶対にやめておいた方がいいです。
相当な人に迷惑がかかりますし、もしかしたら、莫大な損害賠償請求がくる可能性も。
鉄道会社は大きな会社ですし、顧問弁護士なんかもガッチリいるはずで
素人が相手なら、太刀打ちできるわけがありません。
自分から電車を止めてしまうような行為をやる、線路に降りる、
は絶対にやらない方がいいと思います。
この40代男性、きっとJRから「後日、損害賠償請求させていただく可能性がありますので」ぐらいは言われてるでしょうね。
ガクブルだと思いますよ。
っていうか、どれだけ急いでたとしても、
そんな行為をやったらまずいって、わからないもんなんですかね・・?
あ、もし裁判になったら、
「精神的に病んでいて、正常な判断能力がなかった」という主張になるんでしょうか・・。
え〜〜っと・・・・
そういう方は、たぶんですが、車を運転したらダメ
というだけでなく、電車に乗るのもやめた方がいいと思います。。
今回のおじさんがそうかどうかはわかりませんけどね。