NHK大河ドラマ「真田丸」では
いよいよ次の日曜日で・・豊臣秀次さんは最期をむかえそうな予感ですね・・
先日もこういうのを書いたんですが。
なんていうか、真田丸登場当初は「バカっぽい明るいキャラ」だったことが
よりいっそう、最期を悲しく思わせるなぁという気がしますね。
豊臣秀次さんのことをそれほど悪く描いていない大河ドラマは
今回が初めてではないかと思うんですが、どうなんでしょう??
最近の研究だと、実は自分の領土では名君として慕われていたとか
そういう話も出てきていて「殺生関白」は創作であるという可能性を指摘しているものが多いようです。
豊臣秀次さんを調べてみて知ったのですが
この方、とても将棋が強かったそうです。
「将棋が強い」と聞くだけで
「こりゃバカではないな」とぼくは思うんですけど、どうでしょうね(^_^;)
将棋の強い人は世の中にたくさんいますから
まぐれ勝ちはそうは続きません。
ただ、「関白」という位にまでなった人なので
周りが勝たせてあげてたんでしょ?という話もありそうですが・・
黒田孝高(読み方難しいですが、くろだよしたか です)という人・・この名前ではピンとこない人が多いかもですが
黒田如水・・黒田官兵衛といえば「あぁ〜〜〜」となりますよね。
V6の岡田准一さんが大河ドラマで演じていた、あのかんべえです。
この方、将棋がめっぽう強かったそうなのですが
その方がなんと、豊臣秀次は「将棋が強い」と言っていたそうです。
こういう逸話があるらしく。
豊臣秀吉は将棋について、駒の動かし方ぐらいしか知らない
でも名人と言われるような人と将棋をやる
相手は秀吉公に勝つわけにはいかないと、遠慮して負ける
秀吉はそんなことはお見通しだが、「勝った勝った」と喜んでみせる
豊臣秀次は将棋が好きでよく相手をさせられる
実力は秀次の方が上で、本気で勝負しても負けてしまう
負けてしまっても「おまえ今わざと負けただろう」と言って
もう1回勝負しろと言ってこられる
秀次の将棋の強さを言ったのと合わせて
秀吉と秀次の違いを表した内容ですね。
やっぱりこれをみると、秀吉は器が大きかったのかなと。
まあ・・そうはいっても、じゃあたとえば将棋名人が本気を出して秀吉を打ち負かしたら、それはそれで不機嫌になりそうですが(笑)晩年の秀吉ならそれだけで切捨ててしまいそうな気もします(^_^;)
ただ、秀次の感じだと・・そりゃ、相手の心をつかむのは難しいでしょうね。
やっぱり秀吉は人の心をつかむのがうまかった。
そして、わざと負けてくれるような相手の心遣いについても
そういう心遣いができる人間を重宝した、そういう風に取ることができます。
自分がそういうことができる人間だから、でしょうね。
まあ・・
やっぱり秀吉は優れた人間で、秀次はちょっと人の心をつかむのが下手な人で・・
ということではあるんですが
この黒田官兵衛をして「将棋が強い」と言わしめるほどの豊臣秀次という人は
本当に愚かな人ではなく、頭はキレる人だったのではないかと思います。
実は秀次が秀吉によって殺されたという話も
本当はそうではないんじゃないかという説が最近あるらしく・・
真田丸でもその説を採用するのではないかと言われています。
それはまた、別の記事で。