2022年のNHK大河ドラマは三谷幸喜さん脚本の「鎌倉殿の13人」に決定したと発表されました。
三谷幸喜さんが大河ドラマの脚本を担当するのは2016年の「真田丸」から6年ぶりになる予定です。その前には2004年に「新選組!」を担当されていたので、3回目になります。
三谷幸喜さんといえば近いところでは「真田丸」
史実に従いつつも、日本史の新しい説を次々取り入れ、しかもコメディも忘れず・・視聴者をひきつける「毎週観たくなる」大河ドラマを書かれていました。
今回、三谷幸喜さんが挑む題材は「北条義時」
なぜ鎌倉時代なのか??とちょっと疑問には思いますね…
ここのところ、近現代とか戦国が多く、幕末もやったから…次は少し前の時代でお願いしたいってNHK側から打診されたのか、それとも三谷幸喜さんの発案なのか…気になりますね😅
でも、脚本家本人に興味がないと一年間もの長い期間の作品を書くことはできないのではないかと思うので、やはり三谷幸喜さん自身がこの北条義時に何らかの面白い部分を発見されたから取り組まれるのだと僕は思います。
そんな三谷幸喜さんが描く大河ドラマなのでかなり期待できるのですが・・
製作発表記者会見で、さらに期待が高まっています!
サザエさんとカツオがマスオさんが死んだ後に波平を磯野家から追い出す、さらにタラちゃんを…という話
今回の「鎌倉殿の13人のあらすじ」を三谷幸喜さんはこう表現されています。
サザエとカツオが波平を追い出す話
こちらで、ホワイトボードに家系図を書いて説明されています。
#三谷幸喜#鎌倉殿の13人
— かかまつ (@kakamatsukk) 2020年1月8日
2022年大河ドラマの制作・主演の発表!という晴れの記者会見でホワイトボード引っ張り出しちゃう人、初めて見ました…😅 pic.twitter.com/Bzvk0qgajo
今回主演は小栗旬さんで、主役になるのは北条義時だそうです。
北条義時をカツオとすると、北条時政は波平、北条政子はサザエさんになると思いますので、要はそういうことなんだと思います(笑)
マスオさんは源頼朝で、タラちゃんは源実朝。
マスオさんが死んだあとに波平(北条時政)を追放し、さらにはタラちゃんを滅ぼして、フグ田幕府(源)ではなく磯野幕府の鎌倉時代を作る
という話なんだそうです(笑)
これを聞くだけで、ワクワクしますよね(笑)
まあ、源家と北条家の面々が磯野家やフグ田家のような関係性かはわかりませんが(^_^;)
まあ…実は北条義時は北条時政の長男ではないし、源実朝も長男ではないそうなんで、カツオもタラちゃんも違うやん!!という感じなんですけど(笑)ここは、三谷幸喜さんが面白く当てはめるためにちょっと脚色してサザエさんに例えたってことなんでしょうね。
いやでも、こうやって言うからには、もしかしたら関係性をサザエさんに寄せていくのもあるかもしれないですよね。
アナゴさん的な人が出てきたり、源頼朝はマスオさん的な「えぇぇえっ!?」という言葉を発したり(笑)それぐらいの脚色はあっても良いと僕は思います。
ちなみにあらゆる有名作品が、実はこの北条義時にかかわる人間関係に影響を受けて作られたという独自の説も、三谷幸喜さんは展開されています(笑)
続いて、「ここ、試験に出ます」と北条家の家系図をボードに書き、義時について「本来、北条家の中心になる人物ではなかったのに、兄の死で歴史の表舞台にかり出される。何かに似てるなと思ったら、映画ゴッドファーザーのアル・パチーノの設定と似ている。原作者のマリオ・プーゾは、鎌倉時代のこれに影響を受けてゴッドファーザーを作ったんだなと思う」。
「後妻にたきつけられてどんどん悪いやつになっていく時政は『マクベス』。シェークスピアもこの時代に影響を受けていたんだと思う。もっと言えば、お父さんと娘、その弟、婿という設定は『サザエさん』。間違いなく長谷川町子さんは…」
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202001080000755.html
こういう諸々に何となく気がついて、三谷幸喜さん自身が興味を持たれたのかもしれないですね北条義時に。
主要登場人物13人の覚え方
ダークヒーローとして知られる鎌倉時代の2代執権、北条義時を主人公に、合議制で集まった13人による権力のパワーゲームを描く
とあって、タイトルも「鎌倉殿の13人」ですから、13人の主要登場人物がいるんですよね。
これの覚え方を塾の講師風に三谷幸喜さんが解説されていました。
13人には比企能員、梶原景時、和田義盛、中原親能、二階堂行政、大江広元、北条時政、北条義時、八田知家、安達景盛、三浦義澄、足立遠元、三善康信が名を連ねており、三谷は全員の頭文字を取って「ひかわなにお ほほはあみあみ」と名前の覚え方を伝授。#鎌倉殿の13人
— 沙羅☾* 💭 (@lamoon_x) 2020年1月9日
みたにんのこういうとこツボw pic.twitter.com/Q3j46Cq2d1
鎌倉殿の13人の
13人は以下の方々
比企能員、梶原景時、和田義盛、中原親能、二階堂行政、大江広元、北条時政、北条義時、八田知家、安達景盛、三浦義澄、足立遠元、三善康信
源頼朝の天下取りを支えた13人の家臣なんだそうです。
義時はこの中で頼朝の死後の内部抗争を生き残った人とのこと。
この13人の覚え方ですが、頭文字をとって
「ヒカワナニオ、頬はアミアミ」とおぼえなさい
とのことです(笑)
いや、覚える必要があるのかすら疑問ですが、全く意味をなさない強引な語呂合わせが、むしろ逆に覚えられるような気がしてくるのが不思議です(笑)
鎌倉殿とは?
鎌倉殿という言葉は
●鎌倉幕府の棟梁(将軍)
●鎌倉幕府そのもの
を指す言葉なんだそうです。鎌倉時代には「幕府」という言葉はなくて、幕府のことを「鎌倉殿」と呼んでいたとか。
ただ、「平家物語」では鎌倉殿とは「源頼朝」のことを指すそうで、
この大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では「頼朝を支えた13人」という意味なのか、「鎌倉幕府を取り仕切る13人」という意味なのかはまだわかりません。
でも、おそらく後者ですよね。最終的にその中で勝ち残る北条義時の話なので。
主演の小栗旬さんについて
実は小栗さんは、僕の中では大河ドラマで「明智光秀」が放送されるという話を聞いたときに、小栗旬さんが主人公になるのではないかと予想していました。
でも、蓋を開けてみれば長谷川博己さんで、外れた・・
のですが、
「西郷どん」に「坂本龍馬」役で出演されたときに「次に大河に出るときは絶対主演だろうな」と思っていました。
「西郷どん」で7回目の出演だったんですよね大河ドラマ。
これはもう、次は主演しかないだろうと思っていたところで「西郷どん」に出られたので、「西郷どんに脇役で出演するのは、次がすでに決まっているからじゃないか」と僕は思っていました。
やっぱりきましたね!
ついに大河ドラマ主演!!!おめでとうございます!!🎉🎊
— おぐりまにあ (@pitoogu1226) 2020年1月8日
12歳の時に初めて大河ドラマに出演してから27年後、大河出演8作目の「鎌倉殿の13人」が節目の年に放送されることは嬉しいし、夢や挑戦、恐れと表現したその作品を観るのが今からとても楽しみです!#鎌倉殿の13人 #小栗旬 pic.twitter.com/onh2MKiAmi
「こんなダークな主人公が日曜夜にいていいのか、という主人公を明るく楽しく描いていきたい」と三谷幸喜さんは会見でおっしゃっていたそうです。
コメディにも期待ができそうですね!
三谷劇団の面々、よくみる脇役俳優さんもみなさん出演されるんでしょうか。
楽しみです。