ひなぴし ドラマ考察

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最愛ドラマ 考察 「深読み考察」まとめ!再視聴一気見をもっと楽しめる!ディレクターズカット版を楽しもう

最愛を年末年始休暇で楽しむために

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Paraviで、「最愛」のディレクターズカット版が2022年1月1日より観られるそうです。

お正月にもう一度、「最愛」にどっぷりハマる人がいることを想定して、

「最愛」の世界をもっと深く感じることができる「深読み考察」をしたいと思います。

 

1回目の視聴では気づけなかったところを意識して観ることで、もっと「最愛」が楽しめるようになるはずです!

なぜ駅伝だったのか

最後までみて思ったのは、このドラマは「想い」を受け継ぐ話だったから、なんですね。

達雄→加瀬→大輝と、梨央と優を想う気持ちを受け継いだ。

タスキのように。

ブラックボックスはどんどん大きくなっていく

実は当初は小さい黒い箱だったのが、最終話近くではとても大きい箱になっていました。

隠された真実がどんどん増えていったのかなと。

最後は「最愛」によって、箱そのもの、真相が消え去ったのだと思います。

その真相を消し去ったのは・・大輝ではないでしょうか。

康介が持っていたお守り

康介の遺棄現場から発見されたお守りについて、ここでポケットにしまったと思っていましたが、どうやら違ったようです。

ここでポケットにしまっていたのはどうやら薬の瓶だったようです。

梨央を昏睡状態にした薬です。

このシーンで康介は梨央のシチューに薬を入れていました。

このシーンでさらに、お守りも奪い取ったと思っていましたが、「なぜ康介がお守りを盗るのか」がよくわかりませんでした。

一応「襲った相手にまつわるものを収集する癖がある」と考察していましたが、そんなことではなかったようで・・

これはParaviで公開された塚原監督と新井プロデューサーによる「裏トーク版」で明かされていました。

康介が梨央を引きずっていくシーンで梨央の左のポケットから落ちた。

それをみた康介が右手で拾った。

ということでした。

落ちたままだと何かがあったと悟られてしまうためですかね?

 

ちなみに、康介は梨央からお守りをとりましたが、

その父・昭は加瀬からボールペンをとっていました。

なんか・・因縁を感じますね・・

達雄がシタイ遺棄をした理由

加瀬があれほど、「優は子供だから罪にならない」と言ったのに達雄が受け入れなかった理由を深読みすると・・

梨央は優の記憶障害に責任を感じていました。

自分がちゃんと見ていなかったから。自分のせいだと。

もし今回も、優が梨央のためにやったことだとしたら、おそらく梨央が耐えられない。

梨央を守ろうとして優がやったこと。

自分のせいで犯罪者になってしまったと思ったら梨央も幸せになることができない。

そう思って達雄は、どうしてでもこの事実を隠したかった。

最終的には「自分がやった」ことにしたいとおもったということではないでしょうか。

達夫が血まみれの服を処分しなかった理由、達夫の死因

達夫がなくなったあと、梨央が遺品整理をしていたら、ビニール袋に入った血まみれの「あの日自分が着ていた服」を発見します。

そしてそれを燃やします。

これは達夫が隠していたものだと思います。

 

達夫についてはころされたわけでもじさつでもない、と裏トークで語られていました。病シだったそうです。

だから、さきほどの服も「あとから処分しよう」と考えて置いたままだった、と考えられるのですが

本当ならすぐ処分してもいいはずがなぜか置いたままだったのは・・

「自首する」という選択肢もあったから、という話も裏トークで語られていました。

自首する場合も、記憶がない息子の身代わりになるつもりだったのだと思います。

もしかしたら達夫は、康介から乱暴されて梨央も康介に対し手を下したかもしれない、と思っていたかもしれないですね。

大輝と加瀬の対決シーン

第一話では

第四話は

この大輝と加瀬について、井浦新さんが「バチフレ」という言葉で表現されていました。

井浦さんが「役柄的に大輝と加瀬は梨央をはさんで、両サイドで火花を散らしますが、洸平くんとは最終話までフレッシュな芝居を続けたいです」と話していたことから産まれた言葉のようですが

「バチバチフレンド」という意味にも取れますよね(笑)

そういう友達??

まあ、加瀬と大輝は友達ではなかったと思いますが、

最後には、大輝は加瀬から大事なものを受け継いでおり、

ある意味では普通の友達よりも濃密な関係になったと言えるかもしれないですね。

梨央に布団をかける加瀬

腕時計を外してブランケットをかけてあげる加瀬・・

このとき、絶対、康介事件の日のことを思い出していたはずですよね・・

康介事件の際、運ぶのが重いからだと思いますが、達雄へ「お嬢さんは私が」と加瀬が運ぶと言っていました。運んだあとにおそらく、その日も同じように、腕時計を外し、布団をかけてあげたはずです。

加瀬「お姉さんのためにやったんだよね」

優が渡辺昭さつがい容疑で拘束されたときのやりとりです。

渡辺康介事件のことについて

加瀬「お姉さんを守るために・・人をさしてしまったんだよね」

これ、実はほぼ全く同じことを過去にも言ってるんですよね。

「お姉さんを・・守ったんですね・・」

加瀬は梨央への想いが強いように思われがちですが、実は優に対する想いが強いのではないか?と思っています。

 

後藤を追いかけていった先で梨央から「私のことどう思ってんの?」と聞かれたとき。

「何度もいうけど、家族と思ってる。幼いころに家族を失ったつらさ、わかるから」

これは小さいときに両親が離婚して母親がいなくなった梨央のことを指しているようにもとらえられますが、このあとの回想でおそうしきのシーンが出てきますので、素直に取ると、「幼い頃に父親をなくした優」のことを言っているように思えます。

早くに両親をなくした加瀬は、おそらく優に自分を重ねて、守ってあげたいと思ったのだと思います。

「自分がかわりになろうと思った」

優が弁護士になることを応援するのも、親心なんじゃないでしょうか。

実は加瀬は、優に対する思いがずっと強かったのではないかと思いました。

加瀬が達雄を手伝った理由

これは非常に難しいですよね。

弁護士として、優は罪に問われないから警察へ連絡しようと達雄を一度は説得しようとしていました。

ですが、それもやめて手伝った。

これはやはり加瀬自身が親に思うこと、家族の考え方が関わっているんじゃないでしょうか。

「法律では守れないものがあるからです」

「法律のものさしで言わんでください」という達雄の言葉、子を想う親の強い想いを最も尊いものだと思ったのだと思います。

 

憧れた近所の弁護士さんは困った人を助ける何でも屋のような人だった。

自分も困っている人を助けたい、人に見返りを求めてはいけない。

 

加瀬と達雄がいつからの知り合いだったか、という質問を大輝が加瀬にしていました。

「いつからか覚えていません」

「朝宮さんには何度かお会いしただけですが、あれほど家族を思う人を私は他に知りません」

もしかしたら達雄が、加瀬の言う「近所の弁護士」だったのではないか、という考察もありましたが

そこまでではなかったとしても、加瀬と達雄は昔からの知り合いだったのではないかと思います。加瀬は梨央の様子をみるために、たびたび白川郷を訪れていたようですので。

達雄がどういう人間で、どういう思いを持っているかわかっていたので、加瀬は手伝うことにしたのではないでしょうか。

大輝「簡単やわ、俺は」

幸せ?と聞かれ

おまえが笑っとるのみとれば、それでええ

簡単やわ、俺は

これは、梨央と優が幸せになることのために尽くし、それを自分の幸せとした生きた加瀬に対する言葉だと思います。

加瀬の幸せは簡単ではなかった。

この言葉が梨央にも伝わったようで、このあと、梨央は「なんとなくわかっとるよ、加瀬さんのこと」と言います。

これまで梨央は大輝にそれを言わな方がいいと思って黙っていたんでしょう。

でもそうすることで本当に幸せな顔をすることができない大輝を少しでも解放してあげたい、そういう梨央の気持ちだったんじゃないかと思います。

秘密にすることで梨央と優の幸せを守った加瀬のため、大輝も「なんのことや」と答えませんでしたが

そのあと大輝は少し解放されたのだと思います。

加瀬を捕まえられない警察

加瀬の方は警察の様子をみているシーンがありましたが

途中から、桑子は防犯カメラをみて大輝に指示を出していましたが

おそらくその時点でも似ている別人を見ていたのでしょう。

「エスカレータの近くです!」

そして、1階におりたその人を確保するのですが、別人でした。

おそらくこのショッピングモールのシーンですが、警察は一度も本物の加瀬を見つけられてなかったんじゃないでしょうか。

普通に考えたら、出入り口等で確保できるはずですが、それができていなかったので。

警察は「あと一歩」まで追い詰めたわけでもなんでもなくて、たぶん全く惜しくなかったのではないか?と想像します。(そうでないと、加瀬さんの逃げ方、神業ですよね)

加瀬のその後

視聴者としては、優のように、

どこに居るかは言わないまでも「元気でいること」を示すために「私は元気です」の絵葉書を送ってきてほしい・・と思ってしまいますが・・さすがに追う立場の警察官である大輝が心穏やかではないですよね。

大輝が見過ごせるとは思えません。

 

加瀬さんの次の目標が「スイーツ食べ歩き」のような明るいものを望むのですが・・

 

加瀬は梨央の「人生で最も幸せな日」を守るために、姿を消したのだと思います。

加瀬の生きる目的は康介事件で達雄を手伝ってから、達雄から引き継いだ「梨央と優を幸せに導くこと」

それが叶う日がやってきたら、その時には姿を消すと決めていた。

警察から追われたから逃げたというわけではないんですよね。

自分で今日、姿を消すと決めていた。

だから、先に退職届も出していた。

手帳も初めから「配送」で梨央へ届けるつもりだった。

そのまま自分がそこにいたら、あとは梨央や優にとって悪いことが起きてしまうだけ、とわかっていたので。

 

加瀬の役割は終わったし、これからは大輝という新しいパートナーが梨央と優を守ってくれる。

「頼みましたよ。宮崎さん。ようやく手に入れた2人の幸せを壊さないでやってください」

 

そう大輝に頼んで、警察の手を逃れた加瀬。

あれだけ追いかけられて捕まらなかったのだから、加瀬はきっと捕まらないだろう、という予想もできますが・・

 

もし「自分が捕まってしまうこと」が、「優や梨央の幸せを壊してしまうこと」だと思っているのだとしたら、「絶対につかまらない方法」を選択してしまうような気もします。

 

それはシを選ぶこと。

 

加瀬を指名手配できないことは桑子たちも言っていました。

 

証拠がないんです。

また、回想シーンで、康介事件、昭事件、しおり事件を視聴者は全てみましたが、

あれは「神の視点」の映像で、加瀬が大輝に話したことではありません。

大輝は加瀬がやった前提でしゃべっていて、加瀬も否定はしていませんでしたが、自分がやったとは一言も言ってないんですよね。

なので、真実はわからない状態です。

加瀬が捕まって自白しない限りは明るみになることはない。

ではそうならないためには・・自分が消えてしまうことが必要、と考えてもおかしくないように思います。

 

これは最悪の想像の話です。

「加瀬さんが無事でいてくれることの方が私と優には大事です。」

「どうか元気でいてください・・」

この梨央の語りの内容も・・加瀬が無事ではなさそう、という印象を与えますよね・・

 

加瀬は「次の目標に向かいます」と言っていたので、

全てをやりなおそうとしているのかもしれません。

 

そう信じたいですね。

 

ちなみに、この語りのところで、

梨央が大輝のことを「あの人」と表現していました。

語っている相手が加瀬だから、かもしれないですが

「あの人」という表現の仕方に、梨央と大輝の関係が深く進展したことを感じさせてくれましたね。

 

 

「最愛」については、まだもう少し記事を書こうと思っていますので、よろしくおねがいします!

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