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サイレント silent ドラマ感想考察最新 紬と想が結ばれる伏線!「月」のシーンの意味 第9話 第10話

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2022年秋ドラマ

フジテレビで放送の「silent」(サイレント)の感想と考察です。

 

↑この記事の内容は、動画でご覧ください↑

 

 

■出演者

役名 ー 俳優名・女優名

 

青羽 紬    ー 川口春奈
佐倉 想    ー 目黒 蓮(Snow Man)
戸川湊斗    ー 鈴鹿央士
佐倉萌    ー 桜田ひより
青羽 光    ー 板垣李光人

桃野奈々   ー 夏帆

春尾正輝    ー 風間俊介
佐倉律子    ー 篠原涼子

 

■スタッフ
脚本 生方美久
(第33 回フジテレビヤングシナリオ大賞 『踊り場にて』)

 

音楽 得田真裕
(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『グッド・ドクター』、
『監察医 朝顔』シリーズ、 『アンナチュラル』、『MIU404』他)
 主題歌Official髭男dism 「Subtitle」
(ポニーキャニオン)
 プロデュース村瀬 健
(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 』、『信長協奏曲』、
映画『キャラクター』 、映画『約束のネバーランド 』 他)

 

演出

風間太樹
(『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、『うきわ ―友達以上、不倫未満―』、『脚本芸人』、
映画『チア男子‼︎』 『チェリまほTHE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』他)
 

髙野 舞
(『アライブ がん専門医のカルテ』、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、
『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』他)
 

品田俊介
(『ミステリと言う勿れ』、『信長協奏曲』、『失恋ショコラティエ』、『隣の家族は青く見える』他)


制作著作

フジテレビ

 

 

ここからは、動画で話している内容の概要です↓

 

 

こんにちは。

フジテレビドラマ「サイレント」

 

今回は、

★★★

今回は、紬と想の2人が歩いて観ていた「月」のことについてお話ししたいと思います。

この動画をみていただくと、夜空に浮かぶ「月」がどういう意味を表しているか、について考察を進めていただくことができます。

★★★

 

この動画内容は概要欄に記載のブログで、文字で読むことが可能です。

本編映像はTVerやFODでお楽しみください。

 

 

それでは早速はじめていきます。

ーーーー

昨日出した「紬と想が別れる伏線」という動画と真逆のことを言っている内容になりますが、

今回お話しする内容は、どちらかというと、紬と想の関係が今後深まっていくことを表しているような伏線の話になります。

どこに注目したかというと、

それは「月」です。

夜の空に浮かんでいる、あの月ですね。

月については、サイレントの中で何度か登場しているんですよね。

だからおそらく、月は意味をもってサイレントに登場していると思われます。

では、月が出てくるシーンはどういう意味を持つのか、といったことについて一緒に考えて行けたらと思います。

 

まず、第1話のこのシーンです。

ここはタワーレコードのバイトが終わるタイミングで、湊斗が紬を訪ねて、一緒にご飯食べて帰ろうと思って、と言っていたシーンです。

この道は、あとで想と紬も一緒に歩いていたわけですが

紬のバイト先からの帰り道ってことですよね。

だから、バイトが終わるタイミングでいつもここを通っているということだと思います。

このシーンでは、このあと、湊斗と紬は想の話をして

紬から「想の声が好きだった、だから話したいっていうのはある」

という話を聴いて、すでに1人だけ想の耳のことを知っていた湊斗が耐えられなくなり泣いてしまう、というシーンでした。

紬と湊斗の2人にとっては・・別れの始まり・・というようなシーンだったんですよね。

 

だから、以前の動画で少しお話ししたんですが

湊斗と紬の2人が月をみているのは、かぐや姫っぽいなーと僕は感じていました。

紬には帰る場所がある、そこへ帰らないと・・という気持ちに紬自身がなるというよりは

このシーンは、どちらかというと、湊斗が紬を帰さないといけない、と思ったようなシーンに感じました。

月へ帰らないといけないかぐや姫、というのは考えすぎかもしれないんですけど

月っていうのは本当にいろんなことを想像させてくれるんですよね。

 

このシーンでは、湊斗がすぐに空を見上げて「晴れてるね」と言ってました。

紬は「夜に晴れてるって言う人いるんだ」と言ってましたが

晴れてるよ、月出てる、と湊斗は続けます。

 

そして紬は「そういうとこ、好きだなー」と言います。

これは、そういう湊斗が好きだ、という意味で紬は言っているんですが

実はこの、月を観て、晴れてるね、というのは

想の受け売りだということが第9話で明かされました。

 

想がよく言ってたんだよね

月出てると晴れてるねって

これ、一緒にいた拓実から「ちょいちょい言ってる、それ何?」と聞かれていました。

ということは、湊斗は普段からよくこの言葉を言ってたんですよね。

これは想への憧れのようなものなのかなと思いました。

湊斗からみて想の素敵だなと思うところを真似ていたということだと思います。

想みたいになりたい、そういう気持ちもあるんですかね。

 

そして、紬と一緒にいるときに、月をみながら「晴れてるね」というんですが

ここはあえて、想の言葉を湊斗は言っているんだろうと思いました。

「晴れてるよ、月出てる」と言ったあと、紬が「そういうとこ好きだなー」と言っていますが、この時湊斗はちょっと複雑な表情をしているんですよね。

そういうとこが好きってことなんですけど、これは湊斗の言葉じゃないんですよね。

想の言葉です。

だから、紬の「そういうとこ好きだなー」は、紬は全く気付いてないですが

間接的に、想のことを好きって言ってることになるんですよね。

今から思えば、湊斗は、この時に紬と別れを決断したのかもしれない

という気もします。

紬が好きなのはやっぱり想なんだ、と、湊斗が強く感じたところですよね。

でも、紬はそれに全く気付いていないというのが辛いところです。

だから、紬は湊斗がなぜ別れようと言ってきたのかも、よくわからないんですよね。

湊斗は紬の「そういうとこ好きだなー」を聴いて、このあと、想の話を始めるんですよね。

紬は高校卒業してすぐに想から振られた、という話を湊斗へしています。

覚えてるでしょ?何の未練もないし。

その好きな人とどうなったのって。

ということでしたが

たぶん詳しい話しは聴いていなくても、湊斗はこの時点でもう

想は紬と別れたくて別れたわけではないことにも気付いていたんじゃないかと思うんですよね。

紬を帰すべきところに帰さないといけない

湊斗がそう考えたのが、この湊斗と紬が月をみていたシーンなのかなと思いました。

 

そして第9話の、想と紬が月をみるシーンです。

紬は、前に湊斗が言っていた「晴れてるね」が、もともと想の言っていたこととは知らないので、想が月をみて「晴れてるね」と言ったら「仲いいな〜」と、ちょっとうらやましそうに言っていました。

まあ、想の方も、まさか湊斗が自分のマネをしているとは知らず

湊斗が同じことを言っていると聴いたらビックリしそうですよね。

紬の「仲いいな〜」は単なるつぶやきで手話はされていないので、想には伝わってないと思います。

紬は湊斗を思い出すと思うんですよね。

この「帰り道」のシーンは、タワーレコードの裏で、紬のパンダのメモ用紙の取り合いをやったあとのシーンで

この帰り道の前に、紬は「湊斗、あいつ・・」と言ってました。

そういえば、呼び方がまた、「みなと」に戻ってるんですよね。

いや、実は、紬は別れたあとすぐから「みなと」に戻っていました。

 

別れの電話をしているとき、後半で、「戸川くんのこと、好きだったよ」と、戸川くんという名字で呼んでいたんですが

この電話を切るとき、すでに「みなと」と呼んでました。

紬は光へ電話を切って、とお願いするんですが、そのときすでに「みなと自分から切らないから」と言ってました。

ですので、もう直後から「みなと」呼びに戻っているんですよね。

 

ちなみに、想のことを湊斗へ聞くために

真子の電話で話していたときも、湊斗の方は「青羽」って呼んでるのに、

紬の方は「みなと」と呼んでいました。

 

ここから思うことは

紬にとって湊斗はもはや家族のレベルで近い人ってことですね。

別れたのに呼び方が変わってないんです。

普通なら自然と変えていこう・・というふうになると思うんですが

そうはなってない。

「みなと」と呼ぶことが普通なんですよね。

別れ話の電話のときに言ってました。

紬にとって湊斗は、弟2人目みたいな感じ。

だから、湊斗のことはこれからも、「みなと」なんでしょうね。

 

なので、月をみて想が「晴れてるね」と言って

紬は湊斗を思い出したとしても、それは湊斗が恋しいという感覚なのではなく

光が想と仲良くなってくれたら嬉しいというのと同じような感覚で

自分の親しい人が想と仲が良くて嬉しい、という感覚なのかなと思いました。

 

ちなみに、湊斗と観た月と、想と観た月を比較してみました。

想と観た月の方がかなり薄い月で、今にも消え入りそうな月なんで・・

ちょっと心配になったんですが

この月ってどちらも、新月から光っている部分が増えてきている方の月だと思われます。

このまま消え入る方向ではなくて、これからどんどん光部分が増える方なんですよね。

だからあんまりマイナスにとらえなくて良さそうです。

ただ、湊斗とみたときと、想とみたときで形が違うことには意味がありそうな気がしました。

もしかしたらですが、これは、

紬の心の満たされ具合を表しているんでしょうか。

湊斗と付き合っていたこの頃の紬はけっこう満たされていたと思います。

でも、想と一緒にいる紬は、まだ「交際」している状態でもないので

おそらく満たされるまでにはまだ時間がかかる、ということでしょうか。

 

月というのは、好きな人とみるもの

と昔から言われているようです。

これは夏目漱石の逸話で、

夏目漱石が英語教師をしていた時に、「I love you」を生徒に訳させたら、「私はあなたを愛する」「愛おしく思う」のように訳されたそうなんですが

その時に夏目漱石は、日本人はそんな直球で愛を伝えることはしないから

「月が綺麗ですね」とでも訳しておきなさい

と教えた

こういう話があるみたいなんですね。

都市伝説の1つっぽいんですが

月っていうのは、好きな人とみる

愛を告白するとき、そこにあるもの

ということみたいです。

なので、この月が見えるシチュエーションに2人がいるということは、やっぱり愛を語り合う関係だということが表されているように感じますね。

想は「月が綺麗ですね」とまでは言わないものの、「晴れてるね」と言って月を一緒に見る行動を自然とやってるのは、やっぱりモテ男だな、と思いますね。

 

全く別の話として、

第2話、高校時代のシーンで

紙を42回折ると月に到達する

という説明のところは、月までの距離が強調されていました。

実際、このあと、紬と想の2人は別れて、8年間も会わない状態になったので

月が出てくるということは距離が離れることを暗示しているように思います。

 

ここでは、月をみたあとすぐに

紬がタワーレコードの正社員になる話をしていたので・・

そう考えたらやっぱり、紬が遠方へ引っ越すことになるのかもしれないですね。

 

ーーーー

今回はここまでとします。

ちなみに、他にも「月」が出てきた?と思うシーンがあって

それがこのシーンなんですが、

これは、想と萌がCDをラックに入れているところに、華がやってくるところですが

ドアの外の壁に飾ってあったのが

月をモチーフにしたような壁掛けでした。

これ、月の満ち欠けを表しているような・・

って考えたんですが

そういえば、「月の満ち欠け」というと・・

そうです、今公開している映画で「月の満ち欠け」という映画があって

その映画に、サイレントで想の役をやっている目黒蓮さんが出演されているんですよね。

大泉洋さん、柴咲コウさん、有村架純さんと目黒蓮さんです。

もしかしたら、目黒蓮さんが「月の満ち欠け」というタイトルの映画に出られていることも影響して、サイレントでは月が何度も登場しているのかもしれないですね。

 

 

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