ひなぴし ドラマ考察

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#べらぼう ネタバレ 第7回あらすじ詳細版 大河ドラマ考察感想 2025年2月16日放送 第7話 蔦重栄華乃夢噺 #蔦屋重三郎

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こんにちは。#トケル と言います。


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べらぼう
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NHK大河ドラマ
2025年 日曜20時
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」


出演者・キャスト一覧

蔦屋重三郎(横浜流星)
駿河屋市右衛門(高橋克実)
ふじ(飯島直子)
次郎兵衛(中村蒼)
留四郎(水沢林太郎)
唐丸(渡邉斗翔)
花の井 / 五代目瀬川(小芝風花)
松葉屋半左衛門(正名僕蔵)
いね(水野美紀)
うつせみ(小野花梨)
松の井(久保田紗友)
とよしま(珠城りょう)
大文字屋市兵衛(伊藤淳史)
しげ(山村紅葉)
きく(かたせ梨乃)
朝顔(愛希れいか)
ちどり(中島瑠菜)
半次郎(六平直政)
りつ(安達祐実)
扇屋宇右衛門(山路和弘)
志津山(東野絢香)
須原屋市兵衛(里見浩太朗)
鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)
鱗形屋長兵衛(三浦獠太)
藤八(徳井優)
鶴屋喜右衛門(風間俊介)
西村屋与八(西村まさ彦)
小泉忠五郎(芹澤興人)
平賀源内(安田顕)
平秩東作(木村了)
平沢常富 / 朋誠堂喜三二(尾美としのり)
勝川春章(前野朋哉)
北尾重政(橋本淳)
礒田湖龍斎(鉄拳)
小田新之助(井之脇海)
鳥山検校(市原隼人)
徳川家治(眞島秀和)
知保の方(高梨臨)
徳川家基(奥智哉)
一橋治済(生田斗真)
田安賢丸(寺田心)
宝蓮院(花總まり)
高岳(冨永愛)
大崎(映美くらら)
田沼意次(渡辺謙)
田沼意知(宮沢氷魚)
三浦庄司(原田泰造)
松本秀持(吉沢悠)
長谷川平蔵宣以(中村隼人)
松平武元(石坂浩二)
松平康福(相島一之)
佐野政言(矢本悠馬)
喜多川歌麿(染谷将太)
清水重好(落合モトキ)
誰袖(福原遥)
田沼意致(宮尾俊太郎)
てい(橋本愛)


スタッフ

脚本 
森下佳子

演出 
大原拓
深川貴志
小谷高義
新田真三
大嶋慧介

ナレーター 
綾瀬はるか

音楽 
ジョン・グラム

時代設定 
江戸時代

制作統括 
藤並英樹
石村将太

プロデューサー 
松田恭典
藤原敬久
積田有希

製作 
NHK


 

3600

 

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次回、2月16日の放送内容を先取りして、考察を交えながらお話ししていきます。

 

2月9日の放送では最後に、鱗形屋が逮捕されていきましたよね・・

蔦重をハメた鱗形屋は、「敵」のような存在でしたが、

今日は「青本」の企画で、蔦重と盛り上がり、わかり合えた感じになってましたので・・

連れて行かれたのは、ちょっとかわいそうな気がしました。

鱗形屋がいなくなれば、自分にお鉢が回ってくる・・と蔦重は考えていましたよね?

もしかしたらこれで、地本問屋の仲間入りができるかもしれない。

今後は自分が地本問屋として、吉原細見を売ることができるのではないか・・

でも、そう簡単にはいかないんですよね・・

西村屋も、鶴屋も、蔦重にはあまり好意的ではなかったと思います。

次回は鱗形屋以外の地本問屋たちとの戦いになります・・が、次回も最終的には、爽快な物語になっていると思います。

蔦重が成功をつかむのに、花の井が大活躍しますので・・期待してみていきましょう!

 

大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺」ドラマ考察

 

2025年2月16日 日曜日放送の内容から、僕の考察や展開予想をお話ししていきたいと思います。

大河ドラマについて、この動画のコメント欄で自由に語り合っていきましょう!

 

捕らえられた鱗形屋は伝馬町牢屋敷にいるそうです。

この牢屋敷があった場所は、今でいう、東京メトロ日比谷線・小伝馬町駅の真上にある「十思公園(じっしこうえん)」のあたりですね。

江戸町奉行が管轄していて、1677年頃から1875年(明治8年)頃まで使用されていたそうです。

 

鱗形屋が奉行所に連れて行かれたら・・もしかしたら蔦重が板元になることができるかも、という期待をもってはいましたが、そううまくいく話ではありませんでした。

席が空いたら誰かが入る、という単純なものではなく、

認められて初めて、地本問屋の仲間入りができるらしい。

蔦重は、西村屋など地本問屋が集まる会合に出るために鶴屋を訪れます。

地本問屋たちはすでに「鱗形屋はもうダメだ」と思っていて、

では鱗形屋が出していた吉原細見は誰が出す・・?という話になり、

「それは私が」と西村屋が立候補します。

ちょうどそのとき入ってきた蔦重は、鱗形屋に代わって板元になり、吉原細見を出していきたい、だから地本問屋の仲間に入れてほしいと述べますが・・

集まった地本問屋たちはそれを受け入れようとしません。

鱗形屋の下で働いてた者が、主がいなくなったのをいいことにその立場を乗っ取るのはあつかましい!!と責められます。

ある程度売れるとわかっている吉原細見を、新参者に取り扱わせたくない、という想いがあるのかもしれないですね。

そこで蔦重は

「自分だったら、今までの『倍』売れる吉原細見を作れる!」と宣言します。

売れる「吉原細見」ができれば、それを販売する地本問屋たちも儲かるので、それを説得材料にしようとしたんだと思います。

 

しかし、本当に、倍も売れるような本を作ることができるのか・・?

そこで鶴屋は「もし倍売れるだろうと思える本を作れたら、蔦重を仲間に入れる」と話しました。

この時点では蔦重はまだ、「ハッタリ」だったかもしれないですが・・

結構これまでも有言実行してきた男なので、「自分で口にする」ことで、自分を追い込む作戦・・とも考えられるかもしれないですね。

何にせよ、「仲間に入れてもらえる」可能性ができた蔦重は喜んで帰りますが

地本問屋たちは「吉原者がこの仲間にはいるなんて嫌だ!」と口々に文句を言います。

鶴屋は「蔦重の本が売れないように、自分たちで蔦重より良い細見を作ってしまえば良いのだ」と西村屋へ言いました。

「売れる」と言っているものをただ否定することはできないので、条件付きにしたものの、でも本心では仲間に入れる気はない、ということですね。

蔦重が仲間に入ることに地本問屋たちは不満を持っている・・

それで、西村屋は動き始めることになります。

 

蔦重はこの話を吉原の親父たちに報告しました。

勝手に話を進めたことを咎められはするものの、

でも、

蔦重が地本問屋になれば、それは吉原が地本問屋を持つことになり、吉原のことを宣伝し放題!吉原の儲けが増える!

すると親父たちは大いに喜びました。

なので、親父たちは蔦重に協力的な立場になり、蔦重の細見づくりに投資してくれることになりました。

「倍売れる細見」を作るための資金はこれで確保できそうですね。

ただ、どんな風に作れば良いのか・・は、まだ明確なものがないように思います。

 

ただ、駿河屋だけは懐疑的。

蔦重が本屋になるのを認めたくないのか・・?と思いきや、そういうわけではなく

それよりも、江戸市中の人たちが本当に吉原の者を認めることがあるのか?という疑いの気持ちから・・のようです。

吉原の者は市中の人たちから蔑(さげす)まれていたんですよね・・

地本問屋たちは「吉原者なんか仲間に入ってほしくない!」と言ってましたからね・・

 

「吉原細見を倍売る」ためにどうしたらいいか、蔦重は、そのためにはまず、

半値で売れるようにしないといけない、と考えます。

倍売るためには、倍の数が本屋に並ぶ必要がある。

1冊の売値が半額であれば、倍の数を仕入れてくれるはず。

そうして本屋に倍の数が並んでやっと、倍売れる可能性が出てくるわけですね。

でも、ただ、安い本をたくさん作っても、お客さんに今まで以上に買ってもらえなければ意味がない。

安いけど、中身が充実した吉原細見でなくてはいけない、ということですね。

 

蕎麦屋の半次郎の手も借りて、世の男たちがどんな吉原細見を求めているのかを蔦重は調べていきました。

すると、大見世の女郎だけでなく、庶民でも揚代が払えるような女郎のことも載せて欲しいという声がありました。

大見世というのは、吉原遊廓で格式が高い遊女屋のことですね。

当然、揚代・・花魁と遊ぶ代金も高くなるので、そんな店では遊べない人たちにとっては有益な情報ではない。

吉原細見は・・選りすぐりの女郎の情報だけを扱うようなモノ、だったのかもしれないですね。

例えば、値段が安く格式が低い「河岸見世」に来るような客の場合、

そもそも細見を買ってくるという感覚すら無いようです。

河岸見世・・は、朝顔姉さんがいたような見世ですね。

細見を買う金ももったいない・・ということかもしれないですが、もし半額になったら、その客も細見を買ってくれる可能性がありそうですよね。

その客が求めるのは河岸見世の情報・・・となると、そこも含めた情報掲載が必要かなと感じます。

 

ここで・・おそらくですが、新たな登場人物「かをり」が現れます。

予告動画の中で、蔦重に抱きついていた女性です。

このかをりが成長した姿を演じるのは・・NHK朝ドラ「舞いあがれ!」でヒロインを演じた福原遥さんだと思われます。

大文字屋の振袖新造です。

振袖新造とは、まだ客を取る前の女郎です。

禿(かむろ)という少女が花魁にはついていると思いますが、14歳ぐらいになると「新造」となり振り袖を着て、女郎の付き人になるそうです。

このかをりは、いずれ「誰袖(たがそで)」という吉原を代表する花魁になりますが、

ずっと蔦重に恋心を抱き続けることになります。

細見のアイデアを探している蔦重に近づこうと必死に話しかけますが、その様子をみた大文字屋の志げから仕置き棒で叩かれてしまうようです(笑)

波乱の人生を歩むことになる人のようで・・蔦重への想いをどのように持ち続けることになるのか、すごく気になります。

 

新之助からもアイデアをもらいます。

細見に対する新之助の不満。

それは、今のサイズは持ち運びに不便だということ。

懐にしまえるぐらい、薄くなっていれば持ち運ぶのに便利。

これを聞いて蔦重は、「薄くする」ことが大事だと気づきます。

売値を半額にするのに、作る代金を下げたい・・という意図と合っているのもありますよね。

ページ数が減れば、制作費を減らすこともできそう。

蔦重は新之助へ「うつせみと一度会うぐらいの金は払う」という約束をして、吉原細見つくりに協力してもらうように依頼します。

新之助はもはや・・みんなが気づいているぐらい、うつせみと「いい仲」になってるってことですね・・

この先のストーリーを少し先出ししますが、

おそらくこのあと、第9話ぐらいで、新之助とうつせみは・・逃げることを試みることになります。

しかし・・という結果になってしまうんですが、それはまた先でお話ししますね。

 

蔦重は新之助へ「割り付け」の見直しを依頼します。

本の割り付けとは、何をどのページに配置するのかを決めることですね。

今まで載っていなかったような女郎の情報も欲しいという話しがあったので、それを実現しようとすると・・

たくさん情報をのせる必要がある、一方で本を薄くしたい。

だから掲載内容をうまく調整する必要があります。

 

西村屋は一旦、鱗形屋を訪ね、細見の板木を売ってほしいいと申し出ます。

一から板木を作るにはかなりの手間と費用がかかるから、ですね。

でも、鱗形屋の息子がそれは断りました。

吉原の親父たちに呼ばれて蔦重が駿河屋へ行くと、西村屋と、浅草の板元・小泉忠五郎(ちゅうごろう)がいて、

西村屋も新たな吉原細見を作って、その「改(あらため)」を忠五郎が務めるとのことでした。

忠五郎はもともと、浅草界隈でだけ出せる吉原細見を作っていた人。

浅草界隈でだけ出せる細見で、市中での販売はできないものを作っていた人でした。

でも、その忠五郎を使えば、うまく、新しい細見を作れるのではないかと考えた西村屋は、忠五郎を引き込んで、新たな細見を作ろうとしていました。

西村屋の「改」になるとはいえ、地本問屋の仲間ではない忠五郎が関わるのはおかしいのでは・・?と蔦重は指摘しますが

「蔦重にまともな細見が作れるのかって地本問屋仲間から頼まれて。それでこの形が許された」

 

地本問屋の仲間から頼まれて作る・・となれば、地本問屋たちはみんな西村屋の吉原細見を仕入れるだろうと予想できます。

西村屋は、蔦重に自分の「改」になるよう誘いますが、蔦重はこれをきっぱりと断ります。

西村屋が鱗形屋と共謀して、「雛形若菜初模様」を自分のものにした恨みを忘れていません。

西村屋としてはその企みがまだ、蔦重にはバレていないと思っているんでしょうか。

でも、この状況だと、蔦重の細見は仕入れてもらえず、きっと西村屋の細見だけが地本問屋たちに仕入れてもらえることになりそう。

仕入れてもらえなければ、売れることはない。

どうやったら仕入れてもらえるのか・・

 

西村屋が去ったあと、駿河屋は蔦重へ言います。

「女郎屋に対して、脅しがあった。

蔦重の吉原細見を買い入れたら、その店の女郎は「雛形若菜初模様」に載せない、と言われた」

売れる本に女郎が載ることで、見世の宣伝になることから

「雛形若菜初模様」に女郎が載ることは重要なこと。

それに載せないと脅されたので・・

蔦重、板元になるのはあきらめろ、と言われてしまいます。

 

そんな西村屋のやり方に、蔦重は怒ります。

「あいつは吉原のことなんて考えてねえんですよ!

ねらいは吉原の入銀だけ!」

入銀本を作る場合、西村屋は金を出す必要がなく、儲けが非常に大きい。

ただ楽して稼ぐことしか考えてないんだ!と蔦重は言います。

吉原にたくさん客が来るように、女郎たちを魅力的に見せてやりたい。

そのために吉原は自前の本屋を持たないといけない。

自前の本屋を持つ、またとない機会だから、協力してほしいと、蔦重は床に額をこすりつけて深々と頭を下げました。

 

松葉屋は見世に戻って、いねに蔦重の話を聞かせていました。

「共に戦ってくれ」という蔦重に胸を打たれたという松葉屋。

松葉屋だけでなく、他の女郎屋の主人たちも、蔦重の言葉に感銘を受けたんですよね。

細見を売らないと仲間には入れてもらえない・・

細見を倍売る方法を1つ考えてみるか?!と松葉屋は花の井へも声をかけていました。

 

蔦重たちの細見づくりは難航します。

とにかく情報量を増やす、そして薄くする。

すごく情報を詰めるってことですよね。

そのための割り付け作業は大変だし、そして、板木を彫る作業も細かくなりすぎて非常に大変。

途中では新之助や彫師が仕事を投げ出しそうになるところを、なんとか蔦重がなだめて・・そして

なんとか「蔦重版細見」の完成が近づいてきたようです。

こうやって、仕事のやる気を出させる能力も、蔦重は長けているのかもしれないですね。

 

蔦重版細見はなんとか完成し、蔦重は売れるようにと九郎助稲荷に手を合わせます。

持ち歩きしやすく値段は半分。

情報は盛りだくさんにした。

それだけでも売れそうではありますが、地本問屋に扱ってもらえないかもしれない。

何かもうひとつ、決め手があったら・・

 

そこに花の井がやってくるのですが

花の井は驚くことを蔦重へ伝えます。

「松葉屋で、女郎の入れ替えがあったから載せて欲しい」

でも、もう蔦重版細見は完成してしまっています。

いまさら言われても・・と蔦重は思いますが、そこで花の井が差し出した紙に書かれていたことをみて、蔦重はふるえます。

「花の井改め瀬川」

花の井が5代目瀬川を襲名する、というものでした。

 

こうなったのは、松葉屋での出来事がきっかけでした。

歴代の細見を読みながら知恵を絞っていたとき、いねが気づきました。

「細見が特別に売れたのは、有名な名跡の襲名が決まった時だ!」

それを聞いた花の井は・・決意します。

「瀬川」を襲名する!

実は「瀬川」の名跡は20年近くも空いていたもの。

それはなぜかというと、「不吉」な名前だから、でした。

有名な名前を名乗ることはめでたいことのように思いますが、

これが「不吉」とされた理由は、花の井の前に「瀬川」を名乗っていた女性が「ジガイ」してしまったから、なんだそうです。

前回公開した動画では、先代の「瀬川」は、身請けされるのが嫌で、「間男」と添い遂げたかったと話してしまったのですが、これは間違いで、「間夫(まぶ)」と添い遂げたかったんだそうです。

「間夫」とは女郎が本気で恋をして、愛する男性のことですね。

なので、先代の瀬川は愛する男性がいたのに、身請けの高い金が払える金持ちに連れて行かれるのが嫌で・・ジガイしたということです。

自分はそうはならないという自信もあったうえでの行動かもしれないですが、

「瀬川」の名を継ぐことで、花の井の人生が悪い方向へ変えないことを祈りたいですね。

 

「吉原をなんとかしたいのは、あんただけじゃない」と花の井は言いますが、

でも、花の井がそんな名前を継ぐことにしたのは・・

どう考えても、蔦重への愛・・ですよね。。

吉原者は花魁に手を出してはいけない。

それは花の井も蔦重もわかっています。

かといって、身請けできるほどの金が蔦重にあるわけではない。

花の井は明らかに、蔦重への想いをもっていますが・・蔦重は、そもそも「そう想ってはいけない相手」とおもって花の井のことを観ていそうなので・・

花の井の想いに気づけていないのかもしれないですね・・

ただ、この襲名は、明らかに蔦重の細見が売れるために行うもの。

そこには蔦重は、花の井へ強く感謝します。

 

地本問屋には、一般的な買付のほかに、自前の本を交換して仕入れ合う習慣があったので、地本問屋たちは会所に集まっていました。

そこでお披露目された西村屋の細見と蔦重の細見。

見た目が美しく丈夫に作られた西村屋の細見。

これはお土産や贈答用として買われそう・・と「売れそうな細見」として見られますが

そこに遅れて、作った細見を持ってきたのが蔦重。

蔦重版細見は、薄い。

中身が少ないのでは・・と本を開いてみると、すべての女郎屋の情報が網羅されています。

そして、どこにどの見世があるのか、という地図もしっかり入っています。

そして・・驚いたのが「5代目瀬川」の記載!

「5代目瀬川襲名」の件は、蔦重版細見にしか載っていません。

それに加えて、蔦重版は半額!

もうこれは、蔦重版細見を買うしかないですよね・・

有名な名跡が・・!という話題のニュースが載っていて、しかも半額。

半額ということは、これまで買えなかった人も買えるということなので、お客さんの数も増える。

地本問屋たちは、西村屋に謝りながら・・競い合うように、蔦重版細見を大量に仕入れました。

 

蔦重版細見の名前は「籬の花(まがきのはな)」です。

「籬(まがき)」とは女郎屋の格子のことなんですが、表通りに面した格子ではなく

入口を入ってから、女郎がいる部屋との間に設けられている格子のことで

この格子の高さが、大見世、中見世、小見世と「格」の違いで、違っていたそうです。

大見世の女郎も、小見世の女郎も精一杯、花を咲かせている、そういう想いを込めて、すべての女郎屋の情報を詰め込んだものでした。

また、「籬の花」には、「控えめで目立たない存在」という意味もあるようです。

これまで本に載ることがなかった女郎たちにスポットライトを当てた・・ということかもしれないですね。

「籬の花」によって、蔦重は地本問屋になることができるんでしょうか。

それはまた・・翌週の話になりそうです。

 

その頃、鱗形屋には・・孫兵衛が戻ってきていました。

書物問屋の須原屋口利きしてくれて、軽い処分で済んだようです。

これから、蔦重とどんなバトルが繰り広げられるか・・楽しみですね・・

 

というところで今回の考察は終了です。

感想やご自身の予想など、コメントをお待ちしています。

 

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