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【いつ恋】大人気ドラマ解説・感想!いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

 

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フジテレビ ドラマ
2016年1月期 月曜21:00
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」


出演者・キャスト一覧

杉原音 – 有村架純
曽田練 – 高良健吾
日向木穂子 – 高畑充希
井吹朝陽 – 西島隆弘
市村小夏 – 森川葵
中條晴太 – 坂口健太郎
船川玲美 – 永野芽郁
神部正平 – 浦井健治
丸山朋子 – 桜井ユキ
井吹和馬 – 福士誠治
明日香 – 芳根京子
内藤三希也 – 葉山奨之
松永 – 松本穂香
白井篤史 – 安田顕
林田知恵 – 大谷直子
曽田健二 – 田中泯
林田雅彦 – 柄本明
加持登 – 森岡龍
佐引穣次 – 高橋一生
音の母 – 満島ひかり
柿谷嘉美 – 松田美由紀
井吹征二郎 – 小日向文世
仙道静恵 – 八千草薫


スタッフ

脚本    

坂元裕二


演出   

並木道子
石井祐介
高野舞

主題歌

 手嶌葵「明日への手紙」


プロデューサー    

村瀬健


制作   

フジテレビ

 

 

 

3050

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過去の人気ドラマをご紹介する企画、1本目は

フジテレビで2016年に放送された「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」をご紹介したいと思います。

これが放送された2016年頃は、僕は個人的に余裕がない時期でドラマはほとんど見られていませんでした。

2025年6月に、一気見をして・・本当に心に残る作品だと思いましたので

ぜひご紹介させていただきたいと思います。

なお、ドラマの重大なネタバレになることは・・もし話すとしても、

それは「ここからあとはネタバレしますよ」と言ったあとにお話ししますので

まだみてない方も、お付き合いいただけたら嬉しいです。

どこを観たらいいか、というような話ができたらいいなと思っています。

 

すでにドラマを視聴された方は、この動画のコメント欄に感想を書き込んでくださいね。

みんなで、このドラマの感想や考察を共有できたら嬉しいです。

ネタバレ有りの感想は、「ネタバレ有り」と書いて、改行したあとに書いていただけると幸いです。

 

フジテレビのドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」ドラマ考察

他の人気ドラマ紹介の動画はコメント欄にある再生リストから観ることができます。

 

まず初めに、出演者をざっとご紹介したいと思います。

豪華すぎてびっくりするキャストなんです。

有村架純、高良健吾、高畑充希

西島隆弘、森川葵、坂口健太郎

永野芽郁、高橋一生、桜井ユキ

田中泯、柄本明、小日向文世

松田美由紀、八千草薫

ここまではレギュラー出演者で、ここまでにも何人主役がいるんだ、という感じですが、さらにこれに「少しだけ登場」した俳優さんで以下の人がいます。

安田顕、満島ひかり、芳根京子

松本若菜、松本穂香、岡部たかし

すごいメンバーだな・・と思いますよね。

あ!ここに出てたんだ!!と気づいて、テンション上がったシーンが僕はいくつもありました。

 

ここから出演キャストとその役に焦点を当てて、僕のドラマへの想いもはさみながらお話ししていきたいと思います。

なお・・実はこのパートだけ、一度動画を作ってから後で足した部分になるので

このあと「1話のあらすじ」をお話ししているところから後の内容と、

少し整合性が取れていないところがあるかもしれません。

その点はご容赦いただければと思います。

 

まずは、有村架純さんが演じる、杉原音。

北海道出身の女性です。

幼い頃に母を亡くし、養父母のもとで育ちますが、家政婦のように扱われるなど辛い環境で育ってきました。

介護福祉士として働きながらも、明るく前向きに生きようと努力しています。

人の痛みに敏感で、誰かのために自分を犠牲にしてしまう優しさを持っています。

母が書いた手紙がきっかけで高良健吾さん演じる練と出会うんですが・・

これって、お母さんが巡り合わせてくれた、ってことかもしれないですね。

音も練も、お互いのことが好きだとわかるんですが、とにかく「環境」が許してくれないし、気持ちがすれ違います。。

練のことを「引っ越し屋さん」ってずっと呼ぶことであえて距離をとってる気がします。

人の痛みに敏感だから、自分の幸せを掴み取れない・・んですよね。

自分の幸せよりも、人に痛みを与えない方を優先してしまう。

「あきらめて生きていく」ことを教えこまれたから、なんでしょうか。

何度か、音の方から練へ近づくところもあるんですが・・

彼女が持ち続ける「桃の缶詰」が、最後にどうなるか、注目しましょう。

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」というのは

あるとき音が口にする言葉です。

 

高良健吾さん演じる曽田練。

中心にいるのは音と練の2人です。

練は福島県出身。

幼い頃に両親を亡くし、祖父に育てられました。

このおじいちゃんを演じているのが田中泯さんです。

ちょうど昨日、映画「国宝」に出演されているのをみましたが、素晴らしかったです。

練は東京の運送会社で引っ越しの仕事をしています。

おじいちゃんが不動産登記詐欺で騙されて土地を奪われ、その土地を買い戻そうと東京で出稼ぎしているんですが・・

人を疑うことを知らない純粋で優しい性格のため、騙されたり利用されがちです。

貧しいながらも誠実に生きている人で、とにかく人がいいので、このドラマに登場する女性の多くの人から好意を持たれている人です。

そしてそれを断れないんですよね・・悪く利用するわけではなく、「都合よく利用される男」になっています。

なんでそこで、音にいかないんだ!!って思ってしまうシーンが何度もある気がしますが。。

優しい性格だから、誰のことも裏切ることができず、そうなってしまうんですよね・・

 

高畑充希さん演じる日向木穂子。

福岡県出身です。

このドラマ、地方から出てきた若者・・というのも描いているんですよね。

東京の広告代理店に勤めています。

ブランド品を身につけ華やかに見せているんですが・・そこには裏があります。

この木穂子は練を「利用」している女性です。

この物語の開始時は、木穂子は練と交際していますが・・練とだけ交際しているわけではありません。

練と音の間に割って入る人ですが、でも彼女の役割はそれだけではなく・・

終盤にかけては役割が変わっていく人です。

木穂子も嘘を重ねながらも、本当は誰かに必要とされたいという孤独を抱えている人です。

 

西島隆弘さんが演じる井吹朝陽。
音が働く介護施設「春寿の杜(しゅんじゅのもり)」を経営するグループ企業の御曹司です。

・・が、彼は愛人の息子、ということで、社長である父親から目を向けてもらえていません。

音に惹かれていく人です。

そして音の愛し方や家族との葛藤に悩んでいきます。

真面目で誠実な人ですが、不器用な一面もあります。

西島隆弘さんは音楽ダンスグループAAAのメンバーだった方ですが、一時期俳優活動もされていましたよね。

ドラマ出演はこの「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」を最後に、それ以降はなさそうですね。

 

森川葵さん演じる市村小夏。
福島県会津地方出身で、練の後輩です。

デザイナー志望で上京するが、夢と現実のギャップに悩み、何度も挫折を経験します。

練に好意を寄せています。

彼女もまた、練に一方的に好意を寄せている人で・・

練は小夏のことをほっておくことができませんし、練は自分がきっかけで小夏を傷つけたと感じ、なんとか支えたいと思うようですが・・小夏は練に恋心があるので、非常に難しい関係ですよね・・

小夏は自分の気持ちを素直に表現する人。

そんな小夏に好意を向ける人も、実はいます。

 

坂口健太郎さんが演じる中條 晴太(なかじょう はるた)
練の友人で、ひょうひょうとした自由奔放な性格。

家族との関係に問題を抱え、「帰る家がない」と語ります。

ずっと練と一緒に行動するんですよね・・

この人もまた、練の優しさにあまえている人、なのかもしれません。

小夏を気にかけ、練や小夏を大切に思っています。

第一話で、いきなり「かなりヤバいやつ」というのがわかりますが・・

なぜそんなふうになってしまったのか、という理由が、のちのちに描かれます。

春太が本心を話すシーンは・・このドラマの見どころの1つではないか、と思います。

 

他のキャストの方も簡単にご紹介します。

満島ひかりさんは、すでになくなっている音のお母さんです。

音に印象的な手紙を残してくれています。

手紙のシーンは・・あとから言いますが、すごく大事なので、覚えておきましょう。

永野芽郁さんは、音と一緒に介護施設で働く同僚です。

何度も、音に助けられることになる人ですね。

高橋一生さんは・・練が働く引っ越し屋の先輩ですが・・めっちゃ嫌なやつです(笑)

虚言癖があります(笑)

「佐引さん」という名前ですが、良くも悪くも、練に影響を与え続ける人です。

この頃の高橋一生さんはまだあんまり知られていない頃だったと思いますが・・

すごく印象的な役ですし、回を追うごとに重要になっていくキャラクターなので、注目しておくと良いと思います。

初めはめっちゃ、嫌な役ですけどね(笑)

でも、佐引さんにも、そうなる事情があるんですよね・・

桜井ユキさんも同じ施設で働いている人で、音の先輩だと思います。

 

それでは、第一話のあらすじをお話ししたいと思います。

杉原音(22・有村架純)は、育ての親である老夫婦・林田雅彦、知恵夫妻のもと、北海道のさびれた町で暮らしていた。
林田は音を家政婦扱いし、寝たきりになった妻・知恵は、音の介護がなければ暮らせない状態だった。

音は、「あきらめること」を教え込まれて生きてきたため、特に夢を見ることもなく、そんな状況をただただ受け入れて生きていた。
その頃、曽田練(25・高良健吾)は東京の運送会社で引っ越しの仕事に就いていた。

福島で、畑を営む祖父に育てられた練は、人を疑うことを知らない。

だまし取られた畑を買い戻すために働いていたが、運送会社でも先輩たちからはひどくこき使われ、へとへとになるまで働いていた。

給料は安く、貯金などできないまま、古ぼけたアパートで苦しい生活を送っていた。

練には木穂子(25・高畑充希)という恋人がいた。

練の安アパートに日常的に泊まっていくような関係であり、何かとだまされがちで借金をつくる練に金を貸す。困惑しながらも練も拒絶することができないでいた。
ある日、練は、悪友の晴太(21・坂口健太郎)が、北海道で盗んだというカバンの中から、古ぼけた手紙を見つける。「音へ」と書かれたその手紙の内容を読んだ練は、この手紙は絶対に持ち主に返さなければならないと強く感じ、トラックを飛ばし北海道へと向かう。

 

この「手紙を返す」という行動を取るところからドラマチックな展開が始まっていくんですね・・

そんなことある・・?と思う人には、あまりおすすめできない作品かもしれません(笑)

地方で苦しい境遇に育った有村架純さん演じる「杉原音」と、

福島から上京してきた高良健吾さん演じる「曽田練」という若者が、

東京で出会い、それぞれの人生や恋、夢、葛藤と向き合いながら成長していく姿を描いた群像ラブストーリーです。

この2人だけを描いたわけではなく、その周囲にいる人達の人生も描いていくことになります。

ですので、ヒューマンドラマの要素も強く、また社会問題を描いている部分もあります。

「生きるために全力で恋をする」若者たちが、家族や故郷、仕事や人間関係に悩みながらも、出会いや別れを通して自分の人生を切り開いていく――

そんな“現代の若者のリアル”と“切ない純愛”を描いたドラマです。

全体的な雰囲気が「明るい」方ではないので、それが原因で敬遠された方も多いかもしれないですね。

 

このドラマは原作がある作品ではなくオリジナル脚本のドラマです。

坂元裕二さんが脚本を書かれていて、独特な世界観と、繊細な人間描写が大きな魅力になっていると思います。

実はこのドラマは、この当時、月9枠史上最低視聴率になったことが話題になったドラマでした。

一方で、かなり熱心に観ていたファンが多くいたことも知られています。

リアルな人間関係が丁寧に描かれていて、それを主要キャストが素晴らしい演技で高めてくれていて、

「頑張って生きよう」と思わせてくれる、誠実に淡々と生きることの大切さを感じさせるドラマとして、僕も「心に残る名作」だと思いました。

坂元裕二さんの書く世界観が好きな人は確実にささると思います。

次に、このシーンだけは絶対に注目して観て欲しい、というシーンをお話しします。

中身を大きく話すことはしませんが、

これは2話以降最終回までの中の場面の話になるので、もし知りたくないという人は、ここで動画を閉じてくださいね。

 

まずは・・第5話の「地獄の芋煮会」ですね。

このシーンは仲良さそうに集まった主要登場人物たちの感情が一気に爆発するシーンで

あるキャラクターがこの場をぶちこわす発言をします。

みてる方がドラマということを忘れて、ハラハラしながら観てしまうようなシーンです。

この第5話までが

2011年前後の若者たちの出会いや葛藤、別れを描いた“第一部”で、

第6話からは5年後の2016年が舞台となり、登場人物たちが大人になり再び交錯する“第二部”になります。

関係性や環境が大きく変わるんです。

そして、この会のあとには、「タイトル回収」といえるようなセリフのシーンもあります。

 

あまり大きい事件が起こらないこのドラマの中では、大きい方の事件が発生するのが終盤の第9話です。

なぜ、このタイミングで・・というところで有村架純さん演じる音が、事件に巻き込まれます。

この時、音に話しかけている女性の役を演じているのが芳根京子さんですね。

有村架純さんも芳根京子さんも朝ドラヒロインですが

芳根京子さんはこの時は、朝ドラヒロインをやる直前の時期ですね。

 

そして最終回での注目のシーンは・・

2人が約15分にもわたって会話するシーンです。

ドラマのクライマックスといえるシーンがこの会話、というのがまた・・すごいですよね。

 

他の坂元裕二さん脚本の作品でも良く出てくる「手紙」

これはかなり重要なアイテムです。

また、途中で長文のメールが出てきたりもしますが

ぜひ注目して観ていただきたいです。

 

主題歌のこともお話ししておきたいんですが

手嶌葵さんが歌っている「明日への手紙」

YouTubeに「明日への手紙(ドラマバージョン)」というMVが公開されているんですが

3,155万回再生されています。

このドラマを観た人は・・この曲を聞いたらドラマのシーンが思い浮かぶようになると思います。

本当に素敵な曲なので、ぜひ主題歌も聴いてみてください。

ちなみに、手嶌葵さんはこのドラマと同じプロデューサー村瀬健さんが手掛けたフジテレビドラマ「silent」で

ダイジェストや予告映像に入る「silent」という声を担当されていました。

 

スタッフが、「silent」と共通してるんですよね。

プロデューサーの村瀬健さん。

そして音楽の得田真裕さん。

さらに、演出の高野舞さん。

当然ですが・・作品の空気感や映像の質感、音楽の使い方など、「silent」と共通点を感じますね。

このチームのドラマは・・好きだな・・と思いますね。

silentの脚本を書かれたのは生方美久さんですが、生方さんは坂元裕二さんから影響を受けたと公言されていて、脚本にも共通性を感じる部分がありますね。

 

僕の個人的な「坂元裕二さんに触れたきっかけ」ですが

1997年にセガサターンから発売されたゲームソフト「風のリグレット」

このゲームの脚本を坂元裕二さんが担当されていたんですね。

このゲーム、映像が全くない、音と声だけで楽しむもので、選択肢を選ぶことでストーリーが変化する、というものでした。

菅野美穂さん、柏原崇さん、篠原涼子さんらが声の出演をされていて・・

僕はこれがきっかけで、「声」から菅野美穂さんを知りました。

これで菅野美穂さんのことを「声」から好きになったんですが・・(笑)

このゲームのストーリーを書いていたのが坂元裕二さんだったというのは、僕はだいぶあとになってから知ったんですが

すごく心に残る物語だったんですね・・

今はもう、ゲームとして楽しむことは難しいと思いますが、Amazonオーディブルで音声だけ楽しむことはできますので・・もし興味がある方は聴いてみてください。

 

・・ということで、最後はドラマとは直接関係ない話も入れてしまいましたが・・

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」

僕はこころに残るドラマでした!

もしこれからドラマを観られる方は、みたあとぜひ、感想をこの動画にコメントで書き込んでいただけると嬉しいです。

 

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