日本の断層は安定していた時代から不安定な時代へ移ってしまったんでしょうか。
毎日のように発生する震度5以上の地震。
東北地方太平洋沖地震の余震とみられるそうですが、そうとは言えないような地震まで、なんとなく増えているような気がします。
▼1990年〜2000年 マグニチュード4以上 震源の深さ約50km以下の地震発生場所
日本付近、赤っ!!起こりまくっていますね・・・
それもそのはず。日本付近にはプレートが集中しています。
▼世界の主なプレート分布
▼日本列島付近のプレート
プレートとは、地球の表面を覆う厚さ10〜100kmの硬い板のようなもので、年間数cm〜10数cm程度の速度で平行に移動しながら、ぶつかりあったり沈み込んだりしているとのこと。プレート同士の境界(海溝や海嶺に当たる)では、お互いに影響しあい、その結果、山脈、海溝、海底山脈を形成。地震や火山活動もその時に発生するらしい。
日本は全世界の国土面積の約0.25%という、それほど大きくない国ですが
マグニチュード6以上の地震は、約20%が日本で起こっている
http://www.bousai.go.jp/hakusho/h18/BOUSAI_2006/html/honmon/index.htm
外国の映像をみて、思ったことありませんか??
「どうしてこんなに環境の悪いところに住むんだろう・・・?」
日本という国についても、外国からはそう思われているのかもしれません。だって地震は予知ができないし、不可避ですから。
それでもすごいのは、被害の少なさ。ゼロであった方が良いことは間違いありませんが、これだけの地震が起こっていて、他国と比べ被害が少ないのは、それだけ技術力があって備えているということではあると思います。
とは言うものの、これは2004年までのデータ。今回の東日本大震災のデータを加えると・・・数値は格段に上がってしまいます。これは、津波への備えが十分でなかったことを表しているのかも・・・しれませんね。
いまだ続く余震ですが、震度5の地震がきただけでは、現地以外の場所ではそれほど驚かないようになってきているということは事実だと思います。それは、地震による揺れだけだと大きな被害が出ない(とは言うものの被害を受けられている方もいらっしゃるとは思いますが)からだと思います。
外国だったら。震度5の地震がきたら倒壊してしまう建物なんてたくさんあるでしょう。
それだけ地震に備え対策してきた日本。
津波に対しても、これまで以上に対策を実施していくことで、もっと安全と言える国へ生まれ変わっていくことができるんじゃないでしょうか。
「なんでそんな場所、そんな国に住んでるの?」と言われないために。