テレビ・ドラマで人気を博したシリーズ・臨場
劇場版を観に行ってみました。実はテレビみたことありません(笑)
ドラマをみたことがない状態でいくことにかなり不安がありましたが
ファンではない人の意見として参考に御覧ください(^^;
※ネタバレ的なこともあるかもしれません※
★ 作品データ
臨場 劇場版
製作年 | 2012年 |
製作国 | 日本 |
日本公開 | 2012年6月30日 |
上映時間 | 129分 |
配給 | 東映 |
ジャンル | サスペンス |
監督 | 橋本一 |
★ あらすじ・ストーリー
都内で無差別通り魔事件が発生。
だが実行犯は被害者遺族たちの願いも虚しく、
心神喪失が認められ、刑法第39条により無罪となってしまう。
その2年後、事件を無罪へ導いた弁護士と精神鑑定を行った
医師が相次いで殺害される。
警視庁と神奈川県警の合同捜査本部が立ち上がり、
2年前の通り魔事件の遺族に疑いの目が向けられた。
だが、検視官の倉石義男(内野聖陽)は死亡推定時刻に
疑問を抱き、犯人が別にいると考える。
果たして彼が追った先にある真相とは……。
★ 感じたこと
★最後のシーンで「あ、もう続編作るつもりなのか」と(笑)
テレビシリーズが人気で映画になり、それもそれなりに興行収入が
見込めるとなれば・・・続けない理由がないってことですかね。
最後のシーンの意味は、結局続編をみないとわからないってこと
だと思います。(テレビみてないので断言できませんが)
★テレビシリーズからみていると「こういうこと」ってわかるかもしれない
ことも、この映画で初めてみた人間からすると、???
主人公がどうも魅力的にみえませんでした。。
ただ感の良いおっちゃんという風でした。
★「映画だから」という部分があんまり感じられなかったなと。
まあ、街中のシーンなんかはエキストラも多く、実際の場所を
借りきっての撮影でしょうから、そこは映画でしかできないかもですが
全体的には、テレビ・ドラマでも良いかなという感じでした。
「2時間ドラマ」そんな感じです。
★リアリティにかけるかなと。警察組織であれだけの独断行動や
組織を無視した発言等を繰り返していたら、たぶん停職になって
いるんでしょう、本来なら(笑)絶対にいないと思います。
あと、今回犯罪を犯した人の動機が・・??
そんなことが動機になるんだろうかと。。
「死期がせまっている人だから」と言えばそれまでですが、
それでも、ちょっとねぇ。。
★それにひきかえ、通り魔シーンというんでしょうか?街中で
犯人が人をころしていくシーンはかなり現実的な気がしました。
本当に起こっているんですよね、こういう事件が・・。
その場所にいつ自分が出くわしてもおかしくない、そう感じました。
あまりにも最近の事件と似ているような気がして
そういう事件後にかかれた作品だとしたら
ちょっと気分悪いかも・・と思ってしまいました。
★恋愛的な要素は、この作品では感じませんでした。
★
内野聖陽・・・
内野さんはワイルドな役が多いですね。最近は。
ただ、なんだろう??そこまでやっちゃうと非現実的な感じが。。
そんな自由にはできないだろう!と。
まあ、これは演技というよりも設定の問題かもしれませんけど。
松下由樹・・・
さすがにお歳をめされてきた感じが(^^;
まあ、化粧っけがない役だからなおさらですけど。
胸が・・大きいんですよね、けっこう。
その点は見逃しませんでしたよ。
助手っぽい役ですけど、いったいいくつの役なのか気になりました。
もう、そういう歳でもないような。
高嶋政伸・・・
この撮影中も離婚問題で大変だったのかな・・なんて考えながら
みてしまいました。
最近はこういう、クールな役が多いですよね。
何ていうんでしょう・・たしかに「狂気」を少し感じるような役者さん
ではあります。
長塚京三・・・
ダークサイドに落ちる役は珍しいなと。
ただ、最初っから長塚さんがあやしいことはすぐわかりました(笑)
でも、ちょっと・・、そんな理由で人を殺すか??という。。
あと、たぶん最後も絶対にさしちゃうな、現実なら。
★とは言うものの、初めてみた人間にとっても
「全く意味がわからない」「楽しめない」作品というわけでは
ありませんでした。
グロテスクな表現や暴力的な映像が苦手な人はみない方が
いいです。
感情移入ができる感じの話ではないですが
まあちょっと質の良い2時間ドラマをみてる、そんな感じでした。
最後まで寝ることなく、それなりには楽しめたと思います。
★最後のシーンが意味不明なのと、出てくる人たちの多くが
救いようのない人たちなので・・・後味は悪い方の映画です(^^;
★ 原作
「半落ち」「クライマーズ・ハイ」の横山秀夫さんの作品が原作です。
テレビ朝日で、ドラマシリーズも放映されていました。