手術を受けた人のケガや病気の程度を知るのに「何針縫った?」と
聞くことがあるかと思います。これってどのくらいの長さなんでしょう?
そもそも「1針」って、
★「針を刺した回数」
なのか
★「みえてる糸の数」
なのかも、はっきりしない表現ですよね。
「針を刺した回数」だとしたら、「1針」っていう表現はありえないし
必ず偶数になるはず。
だから、「みえてる糸の数」つまり、「何回糸でとめた」のかを
表しているんだろう・・・と思うんですが
じゃあこの「1針」ってどれくらいの長さ?
これ、答えは
決まってない
だそうです(笑)
こちらの病院のサイトにかかれていますが
・何針縫ったかを数えている外科医はきっといない。特に形成外科では、縫う数も多く何針縫ったか正直なところわからない。
・医師は適当に答えてしまうこともある。
・傷の状態や縫う部位によっても縫う糸の太さも縫い方も変わるため、何針ということが傷の大きさや重症度の絶対的な基準にはならない。
・かつて糸の種類も少なく、縫合法も発達していない頃には、どこを縫うにもおそらく1cmにつき1針くらいで縫われていた時期があったかもしれない、その頃なら20針縫ったとすれば大体20㎝位の傷となり、大ケガあるいは大手術だったのだと皆が納得できたと思われる。だから今でもその名残か世の中では手術をしたと聞けば、みんな何針縫ったのかと聞きたくなるらしい。
・現在の医療は随分と進歩しており、糸の種類など一体幾らあるのか分らないほど多く存在
・自然と吸収される糸を用いて皮膚の下を縫うことも珍しくなくこのような糸は外からは見えませんし、抜糸の必要もない、何針縫ったかということはすでにあまり意味がない。
・・・と、ありました(笑)
「もし傷の程度を知りたいときには、「何cmくらい縫いましたか?傷の深さはどの程度でしたか?」と是非聞いていただければ正しくお答えできると思います。」
ということらしいので、こういう聞き方をしましょう!
答えになってない気もしますが(^^;
よく考えたらあたりまえですが
使う糸や部位によって違うと。
太い糸なら回数少なくなるし、細い糸なら多くなる。
関節に近い場所だと細かく縫うけどさほど動きがない部位だと粗くなる。
そりゃそうだ。
人がやるものですしね。
だから一概に「何針縫ったから大けが」みたいなことは言えないようです。
だから、比べるとしたら
「この場所で何針だから、大ケガ」みたいなことでしょうか。
よく考えると、布を縫う裁縫だって
全般に「縫う時は何cm間隔で」なんて決まってませんよね。たぶん生地や部位等によって違う。
それと同じってことですね。
ちょっと気になって調べてみました。