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映画「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q」感想、レビュー、評価、口コミ、EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO

映画「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q」

感想、レビュー、評価、口コミ、EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO


エヴァンゲリヲン新劇場版 1000ピース シンジとカヲル―エヴァンゲリヲン新劇場版:Qポスターイラスト― 639-11
エヴァンゲリヲン新劇場版 1000ピース シンジとカヲル―エヴァンゲリヲン新劇場版:Qポスターイラスト― 639-11



※ネタバレ的なこともあるかもしれません※



作品データ


映画 ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q

製作年  2012年
製作国  日本
日本公開 2012年11月17日
上映時間 96分
配給   カラー /ティ・ジョイカラー
ジャンル SF
監督   庵野秀明、摩砂雪、前田真宏、鶴巻和哉


あらすじ・ストーリー
衛星軌道上に封印されていたエヴァンゲリオン初号機からサルベージされた碇シンジ。
しかし目覚めた世界では14年が経過していた。
ミサトたち旧ネルフ職員らは、反ネルフ組織「ヴィレ」を立ち上げ、使徒とネルフ側エヴァと戦っていた。
ヴィレは回収した初号機をコアとした艦艇「AAA ヴンダー」を建造する。
その艦内でシンジはミサトやアスカたちから冷たい態度を取られる。
綾波レイを助けた代償として初号機は「ニア・サードインパクト」を引き起こし、
世界が半壊してしまったためであった。その犯人として扱われるシンジ。
助けたはずのレイも初号機からサルベージされなかったと聞かされる。
二度とエヴァに乗らないことを厳命され、
もし乗り込んで次に覚醒した場合に備え爆弾付きの首輪まではめられるのであった。
そこにエヴァMark.09が襲来する。
搭乗する「レイ」の声に促されシンジはMark.09の手に乗り脱出、ネルフ本部へと向かう。
荒廃したネルフ本部でシンジは父ゲンドウと、謎の少年渚カヲルと出会う。
ゲンドウはシンジにカヲルと共に新造されるエヴァ13号機に搭乗することを命令するのだった…。


感じたこと
★これは…何の映画なんだ…??感が最初30分ぐらいはあり(笑)徐々に現実なんだと受け入れていく感じが、シンジの気持ちを観客も味わうことなんだなぁと後から思った。

★事前に何の情報もなく観にいった人は、たぶん30分後くらいまで「これは夢でした」オチを期待すると思うが…そうならない。期待を裏切る展開こそがエヴァンゲリオンの惹きつける部分だと思うと、納得。

★まあ単純にあまり考えずにみている自分にとってはわからないことが多すぎ。それでまた気になっちゃうんだけど。

▼ネット上でみかけた意見を参考に思うこと。

★ループ説。これはほぼ間違いないんでしょう。実は同じ時間を何度も繰り返し、いくつものパラレルワールドが生まれているという説。これは新劇場版になってからのカヲル君の発言からなんとなく想像できる。ループしているとすると…エヴァの話は、無限にいくつも作り出すことが可能になる。すでに実はシナリオが数百本ストックされているという話もあるが…それを小出しにしつつ繰り返していきこれから数十年に渡って語り継がれる話になるのか。ビジネス的にはたぶんその方が面白そうだけど、監督や作り手側がどう考えるか。エヴァにとらわれたくないという作り手側の想いがあれば、ループはしているものの、ある一定の終焉を今回迎える気もする。庵野さん次第か。

★ループ説に近いが、グッドルートとバッドルートが存在してるという話もある。劇中で示される「You can(not)red.」などの文字。これは実は「notあり」バージョンと「not無し」バージョンが存在していて、新劇場版になってから、どちらかの内容だけを放映しているという説。たしかに毎回流れる次回予告の内容と実際の内容がことなっているのは、実際に放映された作品と逆のバージョンの予告を流しているのではと。これも納得できる話。まあループ説と同じような話ではあるが。

★マリは実はゲンドウやユイと同年代では?という話。ゲンドウ君って言ってるし、冬月がシンジにみせた写真にマリらしき人が写っているという話もある。エヴァの呪縛で、エヴァ搭乗者は歳を取らないとするのなら、十分有り得る話。あと、弐号機に搭乗できたことから、アスカと関わりがある人ではないかという話も。つまり母親とか。まあ、そういう意味がないと、出てきた意味がないよね。別にいなくても話は成立してると思うし、ここまでは。

★さて、次回作「シン」はどんな話になるのか。明るい、楽しい作品になれば・・ある程度「面白い!」とされ、観る人を喜ばせるものになるはずだが・・それだとエヴァらしくないなと(笑)庵野秀明監督はこれまでもオタク批判を繰り返して、「期待を裏切る」やり方でみる人を惹きつけてきたように思う。ということで次回作も「これは・・なに??」という作品になるのではと。つまり、上のループの話をふまえたことだが、Qとはつながりのない話だったり。序破Qシンの順番すら、実際はどういう順番なのか今のところは不明。そして、話は終焉するのか、継続するのか・・それも不明。

★でも、ファンとしては・・続いてほしいなと。わけわからなくてもいいので(笑)

★こうやって、みんなで、「あーではないか」「こーではないか」と話して盛り上がることそれ自体が、エヴァンゲリオン現象だと思うし、まだまだそのパワーはあると思う。

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