ひなぴし ドラマ考察

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Amazon全品送料無料が実質廃止に、低価格商品はあわせ買い2500円以上が対象に

2012年の年末、

Amazon.co.jpは、「あわせ買いプログラム」の導入を発表した模様。
 
これは、低価格帯の商品の一部で注文が2,500円以上から可能になるというもの。
 
対象の商品をまとめて2500円以上買ってもいいし、対象外の商品と合わせてもいいが、とにかく2500円以上でないと買えなくなった。
 
 
これまではどんなに安い商品でも1個から買えており、利用者側からするとサービスの改悪と言えるだろう。
 
さらにこれの意味するところは、全品送料無料ではなくなったということ。
 
基本的に送料無料であることは変わりないが、2500円以上買わなければ無料にならない商品があるということは全品無料…とはやや言い難い。
 
いや、それでも、そもそも低価格帯の一部商品は注文自体ができなくなるのだから、「注文できる商品は全品送料無料」ということなんだろう。
 
アマゾンの思惑とすれば、2500円以上で注文可能にする意味は、送料の負担を減らすために他ならない。
 
そりゃあね、例えば一箱300円ぐらいの鉛筆を送料無料で、しかもよく話題にのぼる「過剰包装」で送ってたら…利益が吹っ飛ぶはず。
 
まあこれまでは、日本国内で言えば知名度アップや楽天との競争、そしてもっと言えばネットでの買い物の障壁を取り除くことでこれまでネットで買い物しなかった人を取り込むという目的があったはずだが、これもある程度達成できたと。
 
日本でもかなりの販売額になってるだろうし。
 
 
今のところ、安い商品が全部あわせ買い対象になってるわけではないっぽい。
 
例えば、197円の醤油1本買おうとしたら無料だったし。
 
とりあえずは、まとめ買いに適してそうな商品から始めて様子をみる作戦かも。
 
 
Amazonの送料に関しては前から思ってたこととして、佐川急便をはじめとした宅配業者に格安で配送させてるんだろうということ。
 
Amazonの配送は宅配各社が取り扱ってはいるだろうけど、けっこうな量を佐川急便が担当していると思われ、その取り扱い量は半端ないはず。
 
ヤマト運輸やゆうパックとの戦いの中で目の前真っ暗だった佐川急便に現れた救世主と言っても過言ではないと思う。
 
だから下手したら、1個当たりいくら…じゃなくある程度定額の契約だったりするのかな??と想像してた。
 
そうだとしたら、低価格の商品を送料無料にしても、Amazonにとっては全く痛くない。
 
佐川急便とすれば、そりゃあ1個1個送料もらった方がいいに決まってるけど、アマゾンと大型契約できるメリットの方がでかいから、定額を受け入れてる。
 
みたいな。
 
本当に想像でしかないけど、
例えば今回ついに佐川急便がギブアップしたとか。
 
「かなり取扱量増えてきたので・・1個ずつの支払いにするか、定額の支払額を増やして」というお願いがあって、Amazonが受け入れたことにより、少額商品の配送料無料はやめることにした・・・などなど。
 
アマゾンは佐川急便にかなり圧力かけられる立場にあるとは思うんだけどね。。
あんまり無茶なことも言えないだろうし。
 
逆に佐川急便が「アマゾンの配送はやめます!!」って言ったら、Amazonも困るだろうし。
 
だって、ヤマト運輸や郵パックでは、これまでの佐川と同額で配送のしごとを受けるとは考えにくいから。
 
そして、それより小さい会社ではたぶん対応できる量ではない。
 
 
ということで、Amazonとしても落とし所を考えた。。ってとこでしょうか。
 
・・って言ってたら、こんな記事が。
 

Amazonのゴリ押し大量物流で、佐川・日本郵政が限界に!?(2/3) | ビジネスジャーナル

 

 

 

 

この記事が出てるタイミングと、合わせ買いプログラムの発表がほとんど同じという・・(笑)

 

佐川が値上げ打診 → Amazonがあわせ買いプログラム導入

 

が一連の流れっぽいよね。

 

宅配会社各社とAmazonの契約は、たぶんそれぞれ内容が違うだろうから、

例えば日本郵政と佐川急便では、きっと日本郵政の契約内容の方が良いはず。

逆にAmazonにとっては佐川へ頼んだ方が安いから、きっと佐川で取り扱えない分を他の会社へまわす・・ぐらいのやり方なんじゃないかなと推測。

 

それにしても・・・

 

たしかに、これだけ急速にネットショッピングが広がったら、そりゃ宅配会社が音を上げるよねと。。

 

数年前と比較して、自分だけで考えても宅配会社を使って回数がめちゃめちゃ増えてる。

 

個人宅への配送って、成長可能性がまだまだある業種と言えそう・・

 
でも、これを考えても、
 
最終的には配送までAmazonがきっと自社で手がけることになるだろうなぁという気がする。
 
究極的にはそうすれば本当の意味で「小売~流通」と言えそうだし(笑)
 
 
自前で始めたいとこだけど、全国規模で個人宅への配送の仕組みを整えるのは容易ではないから・・・いずれ、佐川急便か・・他の宅配会社の買収を・・ってなるのかな?
 
とにかく、フルフィルメントセンターと呼ばれる、商品の発送準備をする最先端の設備をもつAmazonだから、その先の配送の部分まで手をのばしてコストダウンを図るような気がする。
 
 
日本の宅配会社も頑張ってほしいけど。
 
ヤマト運輸がネットショップやれば!?
・・・って、その方が、Amazonが運輸をやるより難しいよねぇきっと。。
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