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映画「かぐや姫の物語」感想・口コミ・評価・評判・レビュー、スタジオジブリ・高畑勲監督、朝倉あき、地井武男、宮本信子、上川隆也、伊集院光

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映画「かぐや姫の物語」感想・口コミ・評価・評判・レビュー、スタジオジブリ・高畑勲監督、朝倉あき、地井武男、宮本信子、上川隆也、伊集院光

 

スタジオジブリの名監督

高畑勲さんの作品

「かぐや姫の物語」

が、当初予定より遅れて公開!

ということで、さっそくみてきました。

 

比べられたくないとは思いますが、どうしても宮﨑駿監督と比べられますよね〜きっと。

同じ年に公開ですからね。

 

かぐや姫の物語 ビジュアルガイド (アニメ関係単行本)

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かぐや姫の物語 サウンドトラック【特典:音源ディスク付き】

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※※ ネタバレもありますので、注意 ※※

 

 

 

★感想・口コミ・評価・評判・レビュー

 

★かぐや姫の物語とは、言わずと知れた「竹取物語」。竹取物語ってどういうの??って聞かれると、竹から生まれた姫の話で・・ぐらいはだれでも言えると思いますが、その後の話は・・・あれ?どうだっけ?という人も多いかも。

 

★でも、すごくきれいな姫で、たくさんの人から求婚されて、その人達に難題を出して・・で誰とも結ばれることなく月へ帰る・・

と説明されると、あ、そうだった!と思う人も多いはず。

 

★この映画もおおまかなあらすじは竹取物語そのままです。

 

★ただ違うのは、姫に主眼がおかれていること。元の竹取物語では、姫本人がどういうことを考え、どうしたかったのか、というようなことがあまり描かれていないようで、今回の映画はそういうところを表現することであたらしい見せ方をしようとした、とどこかで言っていた気がします。

 

★で、原作・竹取物語では、月の世界で罪をおかした姫がその罰として地球・人間の世界へおろされた・・というような話だったようですが、今作ではそうではなかったように思ってしまいました。

 

★地球・人間の世界へあこがれを抱いていた姫が自分の意思でこちらへ来た。が、自分で望んでやってきたにもかかわらず、「本当にやりたかったこと」をやれず結局自分から月へ助けを求めて・・これが罪となり、最終的には自分が好きだったこの地球や育ててくれた翁(おきな)や媼(おうな)と別れ、全ての記憶を失うという罰を受ける話に。

 

★生きるとはどういうことなのか、時間には制約があるということ、親子関係(親が良かれと思ってやっていることは自分のためではないのか、こどもを無視してないか)、そういったものをいろいろと感じられる映画です。

 

★子をもつ親は・・やっぱり涙してしまうシーンがあると思います。我が子を一度でも手に抱いたことがある人なら、冒頭のシーンからきっと感情移入してしまうでしょう。

 

★今作、声優として地井武男さんが出演されていたとか。エンドロールで名前をみてビックリ。実は収録は2年ぐらい前に行われていたとか。先に声を録る手法での製作・・ということで、たしか「おもひでぽろぽろ」では柳葉敏郎さんと今井美樹さんでしたっけ?先に声を録ってその表情を参考にアニメを作ったと話題になってたような気がしますが、あれとは違うと思いますが、先に録られていたと。

 

★先に声を録っているからか、朝倉あきさんの演技も非常に良かったと思います。

 

★「帝(みかど)」がひどい人のように描かれていて(笑)え??なんか政治的なというか、歴史批判めいたものがあるのかと一瞬思ってしまいましたが。。そうではなくて、これもほぼ原作・竹取物語に忠実に作られていたと、映画を見終わったあとに原作のあらすじを読んでみて知りました(^^;

 

★本当はきっと月の世界で何かの罪をおかして地上へ送られたであろうかぐや姫。苦しみも悲しみもないその月の世界でどんな罪をおかしてしまったというのかは・・はっきりとはわかりません。

 

★が、地上へ行ってみたいと思ったことこそ罪だったのかな・・と思いました。

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