年収から手取り額面を計算・割合、年収・月給・手取りの違いは?人に伝える時は総支給?どっち?
最近、残業手当をつけなくする制度の話とか
正社員を減らそう、解雇しやすいようにしよう
というような話とか、いろいろ聞くようになりました。
だから、というわけではないんですが
給料について今一度考えてみたいなと。
そこでとても基本的な、給料のことをいろいろ調べてみました。
★年収・月給・手取り額の違いは?
年収というのは、年間の収入です。
これは誰でもわかると思います。
なので、月収というと、それは月間での収入です。
じゃあ「月給」は「月収」とどう違うのか。
月給=
基本給+毎月固定で支払われる手当
なんです。
固定で支払われる手当というと・・役職手当みたいなものです。
逆に固定じゃない手当というと・・残業手当とか通勤手当などです。
これらは月によって変化すると思われます。
月給には変化する分の手当は含まれていないということ。
月収というのは全て含んだ収入分です。
だから年収も、年間の収入全て含んだもので、月収とは年収を
12分割したものです。
じゃあ「手取り額」はというと
手取り額=月給ー源泉徴収額
=銀行に振り込まれる金額
=使える金額
=可処分所得
こんな感じです。
源泉徴収額に含まれるのは・・社会保険料や住民税、所得税などです。会社によっては他にもあるかもしれないですね。(組合費とか)
★人に給料を教える時は総支給で言うべき?手取りで言うべき?
たとえば、「総支給で教えてください」とか「手取りで教えてください」と言われたら
そのままそれをお伝えすればよいのですが、
「収入を教えてください」みたいに聞かれたとき、あれ・・?どっちを言えば・・
となるかもしれません。
が、通常は
上で言う「年収」、いろいろ引かれる前の「総支給額」を答えるべきです。
源泉徴収票の「支給額」欄にあるもの。
使える金額はこれだけだし・・と手取りで教えてしまうと
相手は総支給で答えてくれているものと思っているので、
かなり少なく伝わってしまいます。
住宅ローンの申し込みやクレジットカードの申し込みのときにも
通常は、年収・総支給額を記入することになります。
転職の面接で聞かれるのも基本は総支給額みたいです。
引かれる金額は地域や会社でまちまち・・
なので、引かれる前の金額を言う、というのを基本で覚えておきましょう。
★年収から手取り額面を計算、早見表
だいたいの目安金額だけ一覧にして書き出しましょう。
一覧表・早見表です。
前提:
扶養家族が0人の場合
40歳未満の場合
年収 手取り額
300万 約240万円
400万 約320万円
500万 約400万円
600万 約470万円
700万 約540万円
800万 約610万円
900万 約680万円
1000万 約750万円
扶養家族が1人〜4人の場合や、もっと詳しい金額は下のリンクで確認できます。
http://www.fpoffice.biz/_userdata/nensyuubetsuhayamihyou.pdf
扶養が増えれば、それだけ税金の額が減るので
手取り額は増えていきます。
お子さんや奥さんなど・・
扶養の人がいれば、それだけ生活大変ですしね。
なんか・・250万円も差し引かれるとすると
1000万稼いでもな~と思う部分もあります(笑)
1000万円以上の年収がある人は、全体の3%ぐらいしかいないそうですけど。