これはぼくが実践していることです。
実はこのアイデア自体は自分で考えたものではなくて
あるテレビ番組をみていたら、そういうようなことをおっしゃってた
タレントさんがいたんです。
★泣き顔写真をあえて残す親がいるんだ
もともとは・・
NHKのたしかゲストを招いて過去の写真をみながら
人となりの話を聞く番組・・トークショー、
記憶があいまいですが、
「スタジオパークからこんにちは」
だったんじゃないかと思うんですが。
誰がゲストだったのか覚えてないんですけど
その回のゲストの方の昔の写真が、こどもの頃の泣き顔で。
そこでそのゲストの方が
「うちのお父さんは、昔からよく私が泣いていると
写真を撮ってくれたんですよ」
とおっしゃってました。
意識して撮られてた、というようなお話でした。
これを聞いてから・・
あ、もし自分にこどもができたら、絶対そうしてあげよう!
と思ったことがきっかけです。
★幼少期の泣き顔写真はほとんどない
自分のこどもの頃の写真をみても・・
泣いている写真ってあんまり無くないですか?
俺って泣いてなかったのか・・
いやいや、そんなわけない(笑)
むしろ小さい時は泣いてることが多いはず。
なのに写真や動画は残ってない。
なぜか??
それは、子供が泣いてる時は
その子をあやそうとして親が必死になってるから。
早く泣き止ませてあげたい。
泣いてると困る・・から、泣き止ませようと一生懸命になる。
もしくは、親がその子を怒ってるから。
何か悪いことをしてしまったので
親が怒る。
こういう状況で、さ、写真撮ろう!
って普通はならないんですよね(笑)
だから写真が残ってない。
泣き顔写真がけっこうあるよって人は
きっとご両親が意識して撮影されたんだと思います。
他の人があまり持ってない、泣き顔写真を持っている。
これって素敵なことじゃないですか?
★泣き顔も大事な思い出
こどもの写真や動画を撮るのって、
成長していく様を記録してあげたい、
大きくなってから自分でみられるようにしてあげたい
そういう気持ちなんだと思います。
嬉しい時、楽しい時、がんばってる時・・
などなど。
でも、悲しいとき、怒ってるときっていうのも大事な瞬間だと思います。
幼児の頃、小学生の頃のその人を表すのに
泣き顔は欠かせないと思います。
・・が、あんまり写真は残ってないことが多い。
ので、残されているととても特別な感じがするのではないかと。
★泣いている時こそドラマあり
大人でもそうだと思うんですけど
嬉しいことよりも・・悲しかったことや悔しかったこと、怒ったことの方が覚えてたりしませんか。
そこにはドラマがあるはず。
なぜ怒ったのか、怒られたのか。
なぜ悲しかったのか、泣いたのか。
自分のこどもの頃の写真を見返したときに
泣き顔をみたら・・それこそ気になりますよね(笑)
なぜ泣いてたんだろう??
場合によっては覚えているかもしれません。
きっと思い返したり、その写真をみながらお母さんやお父さんに話を聞くことで
かなり良い振り返りができるんじゃないかと思います。
お菓子の袋を持って泣いてる写真・・
「これ、なんで泣いてるの??」
「それはね、お菓子をもっとちょうだいって言ってきて、ダメって言ったら泣いたのよ」
とか(笑)
そういうことで泣いてたんだーみたいな。
泣いているときこそ、
記録しておくに値するようなドラマ・事件が起こっていることが多いです。
そういう事件を記録しておかないのはもったいない!
★こどものためだけではない
そしてもうひとつ。
泣き顔を撮影する意味は「自分(親)が落ち着く」こと。
子供が泣いている状況でやっぱり多いのは、親から怒られている状況。
強く怒った時こそ、子供は強く泣きます。
そんな時にどうしても感情的になってしまう・・そんな方には、とくに撮影するのがオススメです!
よし、写真を撮ろう!
とその瞬間に思うことができれば、感情的に必要以上に怒ってしまうことはなくなりますし、
こどももある意味、切り替えができるようになるかもしれません。
ある程度の年齢になってきたら
「泣き顔」写真を撮られるのはイヤだ!と思うようになって
自分から泣くのをやめるようになるんじゃないかとも思います。
★泣き顔撮影は、難しい
「意識できるかどうか」じゃないかと思います。
そういう状況になった時に、お父さん・お母さんが少し冷静に
一歩引いて、「あ、こういう時に写真を撮ればいいんだ」と思うことができれば。
それが大事です!
こどもの大事な瞬間、
泣き顔をどんどん撮影してあげましょう!
動画もオススメですよ。
動画だと、声も残って、
より何で泣いてたのかがわかりやすく残せますし。