X線・レントゲン撮影をする際にみかけた貼り紙。
X線撮影を受ける方へ
妊娠している、または妊娠の疑いのある方は
あらかじめ医師へお申し出ください
これ、薬を処方されるような場合にも書いてありますかね。
要は、薬を飲んだり
レントゲン撮影をして放射線被曝をしてしまうことで
胎児に影響があったり・・ということを懸念してのことかなと。
薬の方はとくに影響ありそうですが
レントゲン撮影の場合は、たとえば胸部X線なら
胎児に影響あるほどではないっていう話もありますが・・
まあそれはさておき。
気になるのは
「妊娠の疑い」という表現なんです。
これ、
「妊娠の可能性がある方」って書いてあればひっかからないんですけど、
「疑い(うたがい)」ってちょっと良くないイメージじゃないですか(笑)
ここで、疑いという言葉を辞書で調べてみると
うたがい
うたがひ 【疑い】
1.
事実と違うのではないかと思うこと。 「―をさしはさむ」
2.
(多く、悪い事を予想して)…ではないだろうかと思う点。 「赤痢の―がある」
「妊娠の疑い」って、この意味から考えると
「妊娠しているのではないだろうか」ってことで
(多く、悪いことを予想して)とあります。
まあ単純に「妊娠してない」と思ってるけど
実は「妊娠してる」という事実と違う
って意味の方でも取れるんですけど。
ただ、なんか、悪い意味でとれちゃう言葉が使われてるのが不思議だなーと。
まあ、レントゲン撮影を「する側」からすれば
撮影できなくなるおそれがあるわけですから
「悪い」ことかもしれないんですけど。
たしかに、そりゃあ
妊娠が希望ではない人もいますよ。
また、そういう人ほどたしかに妊娠に気づいてないかもしれませんが。
いや、でも、そういう人を前提に貼り紙書くのもどうかと。。
こんなの
「妊娠の可能性がある方」って書いておけば良いのに
なぜ「妊娠の疑い」って書いちゃうんだろうかという・・(笑)
医療関係者の間では病名をつける際などに
「◯◯の疑い」という言葉をよく使うそうです。
・・が、それも「病気である」という悪い方向の予想でしょっ!?(笑)
それをそのまま妊娠にあてはめるっていうのが
これはセンスがないなーというか、
あんまり文章が得意じゃないんだろうなーとか
そういう風に思ってしまうところですね。
・・っていうぼくも人に言えるほど、正しい言葉を使えてはいないんですけど(^_^;)
ただ、この「妊娠の疑い」だけは
みるたびにいつも、「変だなー」と思います。