映画「アンフェア the end」感想・口コミ・評価・あらすじ・ネタバレ・結末・ラスト・見どころ、篠原涼子、佐藤浩市、永山絢斗、阿部サダヲ、加藤雅也、AKIRA、寺島進、向井地美音
アンフェア、ついに最後なんですねー
まあ正直、10年間続いたシリーズとはいえ
作品ごとの間が空いているので、それほど「長い」とは感じないというか。
「終わらせる」必然性みたいなものを感じないんですけどねー
でも、そういう意味だと、たいてい他の
ドラマから映画化され、最終的に「完結編」となった映画はすべてそうなのかもしれません。
これって作り手の人が「終わらせたい」っていう気持ちがどうしてもあって
それで・・なんですかね。
「次はいつ・・?」って言われるのがイヤになって、とか(笑)
まあこれは勝手な想像なんですけどね。
ただ、このアンフェアもそうですが
そもそも原作がある作品とはいえ、
原作どおりにストーリーが作られているわけではないので
「終わらせる」必要性は本当にないと思うんですけどねーーー
どうなんでしょ?
※ ネタバレあります ※
あらすじ・ストーリー・結末・ラスト
ネイルガン殺人事件から4年が経ち、元夫の命と引き換えに国家を裏で操る秘密組織の機密データを手に入れた雪平夏見(篠原涼子)は、最も効果的な反撃の方法を探していた。そんななか、転落死体が発見される。現場で雪平が見つけたのは、10年前の推理小説事件から始まる一連の事件で使用されたものと同一の1枚の栞だった。そこには、“アンフェアなのは誰か?”と書かれていた。そして、転落死体は前作の黒幕・村上克明検事だった。村上殺しの容疑者として警察に拘束されている津島は、「権力組織の闇を暴くために、協力してほしい」と雪平に懇願する。国家の闇を暴き、父の死の真相にたどり着こうとする雪平に、絶体絶命のピンチが訪れる……。
ラストですが・・
やっぱりドラマからずっと続いてきた
「雪平夏見の父親をころしたのは誰か」って話ですけど・・
言ってしまうと、
佐藤浩市さん演じる一条道孝でした。
組織の黒幕だった、あの山田孝之さんが演じていた村上克明検事の父親ですかね。
その人の命令で、ということで。
感想・口コミ・評価・評判・レビュー・ネタバレ・見どころ
また雑多な感想を、とりとめもなく書きます(笑)
・正直、「黒幕」というか、雪平の父親をころしたのが一条っていうのは・・がっかりな感じでした。
だって、完全に後付けですもんね(笑)ドラマの時から出てたわけじゃないし。
なんとかキレイに終わらせるには・・っていうことで、途中で出てきた一条に
汚い役をすべて押し付けたというか。
・一条はもう、この映画の中で人をころしまくりです。これまでのさつじんも実は自分が全部やってました、といわんばかりの感じで。
まあ雪平にはさつじんをさせるわけにはいかないから・・ってことなんでしょうけどね。
・ぼくの気持ちとしてはやっぱり、少なくともドラマシリーズの最初から出ている人が犯人であって欲しかったなと。
そうでないとファンはやっぱり納得できないと思いますよ。
ただ、もはやそういう役回りをやらせることができそうなキャラクターが残ってなかったというか。
・ぼくとしては、あのおじさん、安本さんに「実はしんでなかった」ことにしてもらって真犯人として登場・・とか。
雪平の元夫・佐藤和夫(香川照之)がしんでなくて・・とか。
佐藤が犯人だったら、相当な裏切りだったと思うんですよねーー。
別に「しんでなかった」ことにはできたと思うんですよね。
安本さんは車で爆発してしんでたし、佐藤の場合も警察がなんらか手をまわして・・ということなら。
・いや、そんなんありえへんやろーー!!ぐらいの批判があるぐらいの内容の方が良かったような気がします。
だって、そもそもこのアンフェアの世界は「ありえない」ことばっかりなんですし(笑)
・なんかそれぐらいの衝撃をやっぱり期待してしまってました。ところがそうではなく、比較的キレイに終わらせられたなと。
まあ、佐藤浩市さんという実力ある俳優さんが演じられていたので、それはそれで、という感じではありますが。。
・AKIRAさんは・・悪役なんですけどね、やっぱり演技向いてないよ(笑)あえての低い声での演技だったと思いますが、それも無理矢理感があるし・・
なぜこの役がAKIRAさんなのか、と。
主題歌が
こちらですしね。
やっぱりその事務所の力も借りて、人気での集客をはかりたかったのかなーと。
まあでも残念な感じですね。。
イメージがまず。
官僚のインテリのイメージはAKIRAさんには皆無なので。
・映画公開日ですかね?テレビで以前の映画が放映されてました。
これを観るに・・雪平の父親ころしの犯人は、薫ちゃん?(三上薫・加藤雅也)みたいな感じが(笑)
爆発する車に「乗るな」と事前に雪平へ忠告してみたり、
超難しい暗号をさらっと解いてみたり。
そういうミスリードをしたかったのかなーとは思いました。
まだその方が、アンフェアという作品がおもしろくなったような気もしたんですけど。
ただ、登場当初からそういう想定ではなかったということで・・やっぱり犯人にはしなかったんですかね。
そういえば、江口洋介さん演じる斉木陣が最後銃撃されてころされたと思うんですが
あれは薫ちゃんの仕業ですよねきっと。
たしか狙撃の能力があるっていうのはドラマの時に明らかになってましたし。
やっぱりこの「アンフェア the movie」は三上薫が犯人では、と思わせるためのものっぽい気が。。
この映画が作られたときまでは、もしかして薫ちゃんがラスボスだったのか(笑)
・そんな薫ちゃんは今回の映画の中でころされてしまうんですけど、これも本当にしんでいるかどうかはよくわからないなと。
一条に頭を撃ちぬかれた、みたいなシーンだったんですけど。
頭を撃ちぬかれた時って、人間って血が出ないもんなんですかね??
もしかしてこの映画が「最後」と言っておきながら続ける気があるとしたら。
実は薫ちゃんは生きていた、ことになっていそうな気もしました。
・正直、最後とはいえ、続きは作ることが十分可能なラストだなーと。
とはいうものの、もう裏の組織が壊滅してしまったとしたら、たしかにこれからの展開を描くのは難しいのかなーとは思います。
・ぼくとしては、「パラレルワールド」でアンフェアを復活してほしいなと思ってますが、いかがでしょうか。
たしか原作とはドラマシリーズの途中から全く違う話になっているわけで、
たしか原作では安藤(ドラマでは瑛太さんが演じていた)が犯人だったりしんだりしていないはず。
要はそこまで話を戻して、雪平&安藤で事件解決をするストーリーを・・。
周辺のキャラクターはドラマオリジナルキャラを活かした形で。
こういうの、漫画家とかテレビの制作者とか、あんまりやりたがらないですよねー。
パラレルワールドの話ってあんまり存在してない。
でもファンを炎上させること覚悟でひきつけて視聴率とりにいくなら、それぐらいのことやった方がいいと思います。
・制作者としては・・せっかく「完成された(と制作者は思っている)」話をあえて壊すようなことはしたくない、そういうことなんですかね。
ただ、変に続編を作るぐらいなら、もう一つのアンフェアをみせてくれた方が
よっぽど観てみたいなと思います。
シティーハンターのパラレルワードの話としてエンジェル・ハートがありますし、あれも今度ドラマ化されますしね。
なんかそういう流れってあってもいいかなーと思って。
(でもエンジェル・ハートは、パラレルワードとはいっても、シティーハンター後の世界を描いたものですけどね)
・せっかく永山絢斗さんという役者がいたんだから、無理やりにでも安藤(瑛太)とつながりがあったことにしてほしかったなーという気持ちもありました。
だって、実の兄弟なのに(笑)
しかも、あえてセリフや行動をかぶせたりしてますからね。
「雪平さんって無駄に美人ですよね」「バカかおまえは」
まあ、雪平が最後まで津島(永山絢斗)を信じるよと言ったのは
安藤の面影をみてしまったからかもしれませんけど。。
・小久保(阿部サダヲさん)が良い人になってたのが・・なんだか急な感じがしました。なんでしょうね?最後まで権力欲に溺れた人間でいてほしかったような気もするんですけど、最後は雪平を助ける役に。
まあ、なんか救われたような気持ちにはなりましたけどね(笑)
そこら中にいる人全員に、ただ嫌われてるだけじゃなかったんだな、雪平は、と。
・それにしても、アンフェアシリーズは相当豪華なキャストだったんだなーとエンドロールをみていて思いました。
過去作品の犯人たちがどんどん出てきたんですけど、
上述した方々はもちろん、他にも江口洋介さんや椎名桔平さん、西島秀俊さん、木村多江さん、大森南朋さんなどなど。
有名な俳優さんたちをみるだけでも、このアンフェアシリーズは観る価値があるなーと思いました。
・美央は・・まあこのシーンいらなかったんでしょうけどね(笑)
ただ、あの子役の子がここまで大きくなって、しかもあのAKB48にいる!という話題性は十分あるので
ま、ありとしましょう(笑)