自動車を運転する人なら聞いたことがあると思います。
「エコドライブ」
燃費がよくなる走り方をして
CO2排出量も削減しよう。
というものですかね。
よく聞く話に、
「信号で止まってから再始動する時に、アクセルをゆっくり踏んで、少しずつ加速していった方が燃費がよくなる」
これが・・「違う」という話を聞きまして(笑)
ゆっくりスタートよりも、
通常スタートの方が燃費が良い
という話がありました。
信号が青になったら徐々にアクセルを踏んで少しずつ加速していくか
青になったらアクセルをギュッと踏んで、すぐに通常速度まで持っていくか
の違いですね。
クルマのことはそれほど詳しくはないんですが
やっぱり急発進することはエンジンに負担がかかって燃費が悪くなりそうです。
・・が、しかし(笑)
なぜ、ゆっくりスタートがそんなに燃費改善につながらないのか・・
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通常始動の方がゆっくり始動よりも燃費がよくなるパターン
実はこの話、前提条件がありまして。
たとえば、
通常スタートとゆっくりスタートを比較する場合
単純に300mの直線コースで比較したら・・
やっぱりそれは、
ゆっくりスタート
の方が燃費がよくなる実験結果が出るそうです。
でも、よく考えたら・・そんなところを、普通の人は走行しませんよね。
ということで、もう一つ別の実験。
東京都内で15kmのコースを走ってみると・・
この場合の結果は、
通常スタートの方が燃料の消費が少なかった(笑)
えぇ〜〜!?(マスオさん風に)
なぜ・・・
これ、理由が、なるほどな〜〜というものだったんですよ。
スピードが遅くなり信号にひっかかる回数が増え、始動回数が増えたため
理由はこれだったんですよ。
ゆっくりスタートは、当然スピードが遅くなって、到着までの時間が通常スタートよりも遅くなります。
すると、一般道なら信号にひっかかる回数が増えます。
その結果、その都度、止まっている状態から発進する必要があり、普通に走っているよりもパワーがいるようで、その瞬間、より燃料を消費するようです。
ということで、上の、途中で止まることがないようなコースなら
ゆっくりスタートの燃費が良かったものの、
都内のような一般道の場合は・・通常スタートで速やかに進んだ方が燃費がよくなってしまうんですね。
↓こちらを参考に書きました
まあ・・かといって、ものすごい急発進して、
しかも信号が黄色なのに突っ込んで・・みたいな運転は完全に危険で、やってはいけないことですし、
そのレベルまでの急発進だと結局燃費が悪いかもしれません。
「エコドライブ」っていうのは、
燃費や空気を汚す二酸化炭素排出量のことだけでなく、事故を起こしてしまった場合の後始末というのも含んで考えてのことなんですかね。
しかも、事故は誰かを傷つけてしまいますし。。
それにしても、
これ、かなり「へぇ〜〜!」と思いました。
大げさかもしれませんが、
目の前の現象だけから物事を判断せずに、その環境とか実際の利用シーンというのを想定して考えないと
物事って見誤るんだなと。
やっぱり・・大げさですかね(笑)