みせ方によって印象が変わる
人間の心理をうまくついたみせ方というのがあるそうで。
たとえばあるダイエット法で
「この方法をやることで40%の人に効果が出ています!」
と言われれば・・
ほぉ〜〜なるほど。
4割の人が痩せるのか・・じゃあやってみてもいいのかな・・
と思ってしまうかもしれませんが、
これって裏を返せば、60%の人には効果がないってことなんですよね(笑)
統計の9割はウソ: 世界にはびこる「数字トリック」を見破る技術 (一般書)
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最初から
「このダイエット法では60%の人に効果が現れませんでした」
と言われれば誰も選ばないと思うんですけど(笑)
さすがにそんな宣伝をする企業はないと思います。
これ、数字を変えても同じで。
「80%が成功しています!」
↓
「20%は成功してない」
になります。
8割が成功なら相当確率高そうですけど
5人に1人はやっても意味なかったということですよね。
40人のクラスなら、8人には効果がなかった、と。
これって本当に意味あるのか・・
正直、疑問じゃないですか(^_^;)
数字っていうのは事実であり信じられるデータではあると思いますけど
みせられ方でこれほど大きく判断を誤ってしまう危険性があるものなんですね。
とくに確率のデータは要注意。
上のような数字をみたら必ず逆を考えましょう。
「賛成が6割を超えています」
→「でも、反対している人が4割もいるんだよね」
みたいな。
これは意識した方がいいことかなと。
これは意識している人だけが見える世界であって、
意識をしていない人にとっては「40%が成功した」という事実しか入ってきません。
「全員そうだ」「全てがそうだ」ということと
「そうしている人が多い」「そういうものが多い」
というのは、天と地ほどの差があります(笑)
まあ・・たとえば、
賛成が96人、反対が3名、不明が1名
とかなら、反対と不明の人の方は誤差の範囲とかんがえられるレベルかもしれませんけど。
とにかく、確率の数字には気をつけろ!!!
ってことです。