iPhone7/アイフォーンセブンプラスが発売され、早い人はすでにiPhone7プラス等を入手されていると思います。
iPhone7やiPhone7Plusを今回買っている人は
iPhone6やiPhone6s、iPhone5、iPhone5sを使っていた人が多いと思います。
毎回新しいiPhoneが発売されて、機種変更等する場合はいつもそうですが
旧iPhoneをどうするか、という問題が。
・ヤフーオークション等で個人で売る
・買取屋に買い取ってもらう
・知人、友人にあげる
・通信キャリア、ドコモ・エーユー・ソフトバンク等に下取りしてもらう
等の方法で、それまで使っていたiPhoneはお金に変えると思います。
そのときに気をつけたいのが
iPhoneから個人情報や撮影した写真など、
自分の情報やデータが流出しないようにすること。
これを防ぐためには、iPhoneから完全・完璧に、
綺麗に情報を消し去らないといけません。
この方法は、みなさん理解してますでしょうか。
まあ慣れている人なら当たり前のことだとは思うんですけどね。
一応確認しておきたいと思います。
「データを7回上書きする」はスマホでは意味がない
これ、ぼくもよく理解していなかったのですが
どうやら、これは磁気記憶媒体であるハードディスクでは有効な方法ですが
これは、スマホにおいてはあまり意味がない方法だそうです。
たいていは、その端末に内蔵されている初期化の方法を使えばOKだとか。
iPhoneにはその機能が備わっています。
たとえば国家レベルの軍事機密なんかだった場合は、
相当すごい機械やコンピューターを使って、何百時間もの時間をかけて復元されてしまう可能性がゼロとは言えませんが(笑)
個人レベルならこれで十分なはず、ということでした。
iPhoneデフォルトのデータ消去方法で行われること
・最新のiPhoneなら、保存されるデータが全て(SIMカードを除く)自動的に暗号化される
・この暗号化には、iPhone端末ごとの固有のキーが使用され、そのキーが端末外に保存されることはない
・iOSに備わっている初期化の機能を使うと、この固有の暗号化キーが完全に消去される
・すると、iPhone内に保存されているデータはめちゃくちゃになり、誰にも解読不可能な状態になる
・これを解読することは専門組織でメモリを物理的に検証したとしても不可能
・さらに、そんな復元を試みられる可能性が、一般人ではありえない
とのことでした。
まあ・・それでも心配だ、という方については、このあとに、さらにやっておいてもいいんじゃない?という方法をご紹介します。
まあ・・Appleが公式に「これで大丈夫」と言っているわけですから
iPhoneの場合はこの、アップルが言ってる方法でやっておけばほぼ問題ないのではと思いますが・・
iPhoneからどんどん情報が抜き取られた
となれば相当ニュースになると思いますが、そういうの聞いたことないですし。。
本人に落ち度があった場合(Appleが言ってる初期化をしなかった場合)以外では、そんな事象はほぼ起こってないのではないか、というのが僕の認識です。
ただ、iPhone以外、Apple以外のメーカーのスマホだと、どういう風にデータが消されているかわからないため
この方法で良いかはわかりません。
あくまで、iPhoneでは、と認識しておいてください。
iPhoneを初期化しデータを完全消去する方法、個人情報流出を防ぐ方法
「iPhone、iPad、iPod touch を売却または譲渡する前に」というタイトルで
Appleが公式にこの情報を出しています。
1.Apple WatchとiPhoneをペアリングしている場合、ペアリングを解除する
Apple Watch と iPhone のペアリングを解除する - Apple サポート
2.iOS デバイスをバックアップします。
iPhone、iPad、および iPod touch をバックアップする方法 - Apple サポート
3.iCloudからサインアウトする。
「設定」>「iCloud」の順にタップします。下にスクロールして「サインアウト」をタップします。iOS 7 以前では、「アカウントを削除」をタップします。
4.「サインアウト」をもう一度タップして、「iPhone から削除」をタップしたら、パスワードを入力します。
※iCloudから完全に切断しておかないと、iPhone内のデータを消した時点で、iCloudに保存されているデータも削除されてしまいます
5.「設定」>「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」
※「iPhone を探す」が有効になっている場合は、Apple ID とパスワードの入力が必要になることあり
6.デバイスのパスコードまたは機能制限のパスコードの入力画面が表示された場合は、入力します。「[デバイス] を消去」をタップします。
ここまでやれば、リンゴマークが表示され、iOSが再インストールされ、
iPhoneが工場出荷状態に戻ります。
つまり、データは初期化され、完全消去(誰にも保存されたデータは読み込めない状態)になります。
昔のiPhoneだとかなり時間がかかったそうですが
新しいiPhoneではそれほど時間がかからなかったと記憶しています。
(ぼくはまだiPhone7Plusが入手できていないので・・今回はまだ、iPhone6Sの初期化をやってません・・)
そのあともう一度電源を入れると、iPhoneを買ったときと同じ状態になっていますので
一応やっておくのであれば、初期設定を必要最低限にやっておけばいいかなと思います。
その際は、
「新しいiPhoneとして設定」を選びましょう。
あとは、下取りしてくれる、受け取る人とのやり取りになると思いますが
SIMカードは抜き取るのが普通だと思います。
SIMカードに情報がある可能性はありますので、これは人の手に渡さないようにしましょう。
iPhoneのデータ上書き方法
上の手順の実行だけではどうしても心配だ、という方は
昔ながらのハードディスクの場合の完全データ削除方法である
「データの上書き」をやるしかないと思われます。
まあ、これを自動でやってくれる市販ソフトもたくさんあると思いますが
たとえば、こういうやつですかね??
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お金をかけなくてもできるので一応その方法を。
初期化して、必要最低限の設定をしたiPhoneを使って
動画を撮影し続ける
これだけです。
これでデータがいっぱいになればOK。
それでデータの上書き1回は完了です。
それでも心配な人は・・7回上書きしてみてください(笑)
まあ・・そこまであなたの個人情報に興味がある人がいるとは思えませんが・・
抜き取る側だって、空き巣なんかと同じで
それほど労力をかけずに個人情報が抜き取れるなら抜き取るでしょうが
最新鋭のマシンを使って、ものすごい技術で復元を試みる
という意味が・・正直ないですからね。。
それで復元したiPhoneに入っていたデータがしょうもなかったら、
「これまでかけた時間返して!!!」ってなりますから(笑)
だから、普通にデータ消しとけば、普通の人なら問題ないとぼくは思います。
まあ・・国家機密を持ってる人なんかなら狙われるでしょうが、そういう人はそもそも重要なデータをiPhoneなんかに入れて持ち歩いてはいけないと思います(笑)
さて、動画で上書きする場合の時間短縮方法ですが
・できるだけゴチャゴチャしたものを撮影した方が動画のデータ量が増える
→データ量が多い方が、撮影にかかる時間が短くなる
ということで、雑誌のページや新聞紙など、文字がごちゃごちゃ書いてあるようなものや色がたくさん使われた絵とか写真とかの動画を撮るのが良さそう
・暗い映像はデータ軽くなってしまう可能性があるため、昼間に撮影するか、夜間寝ている間にやるなら、照明は点けたままにしておくこと
寝ている間にやろう!といって、電気を消してその部屋を去ったら、映っている映像は真っ暗で(笑)それだとデータ量は少なくなるので余計に時間がかかります。なので、できれば日中にやっておくのが良さそうです。
・4K撮影とか、できるだけデータ量を食う撮影方法にする
とにかく、データ量を食う方法でやれば、時短になると思います。
まあ・・まず、これが必要かって話ですけどね(笑)