映画「信長協奏曲」感想・口コミ・評価・評判・レビュー、 小栗旬 柴咲コウ 向井理 藤ヶ谷太輔 水原希子 古田新太 濱田岳 高嶋政宏 山田孝之
ドラマ版を観ていました。
信長協奏曲(のぶながコンツェルト)
まあ・・正直、
史実からはかなりかけ離れているので
「歴史は変わらないのか・・!?」という部分が笑えてしまうレベルではあったんですけど(^o^;
原作の漫画は読んだことがないので
もしかしたら、テレビドラマ版になるにあたって、都合よく変えられた部分もあるのかもしれないですね。
WOWOWで放送してくれました。
スカパーの映画チャンネルではなかなか放送されていないみたいで。。
もしかしたら、テレビ局がらみの映画は
権利関係がややこしいのかもしれませんね。
ただ、WOWOWについてはけっこうよく
テレビ局関連の映画も放送されるんですよ。
WOWOWは本当にオススメです!
ちなみに、この信長協奏曲は
近いタイミングでの放送は
2016年
11/23(水・祝)午後4:30 WOWOW プライム
11/27(日)よる6:45 WOWOW シネマ
12/10(土)午後2:30 WOWOW ライブ
12/17(土)午後5:30 WOWOW シネマ
だそうです。
※この時期を過ぎてからこの記事を観た方はご注意ください※
WOWOWの詳しい情報はこちら
↓
今回は内容を絞って、映画の感想を書きたいと思います!
映画「信長協奏曲」のあらすじ・ストーリー
本来は高校生で信長になりすましているサブロー(小栗)は、現代から持ってきた歴史の教科書を読み、自分が間もなく死ぬ運命だと知る。そんななか、本当は信長である明智光秀(小栗/2役)と、天下を狙う羽柴秀吉(山田)が謀反を目論み、信長の命を狙う。
死ぬ運命への恐れを振り払って天下統一を目指す信長と、家臣や妻の帰蝶(柴咲)に慕われている信長に嫉妬しつつも仲間思いの彼に心を開いていく光秀。複雑な思いに揺れる両者を、小栗旬が巧みに演じ分ける。また、山田孝之は、織田家への復讐に取りつかれ信長の首を虎視眈々と狙う秀吉の狂気を見事に体現した。俳優たちの気迫に満ちた演技から目が離せない!
安土城の完成と天下統一を目前に控えたサブローはある日、信長が間もなく死ぬ運命にある事を知る。過酷な運命に戸惑い、苦悩するが、帰蝶や家臣の支えもあり、運命に抗おうとする。そして、サブローは本能寺で帰蝶との結婚式を計画するが、嫉妬心を抱く光秀や暗殺の機をうかがう秀吉らによる不穏な企てが動き出そうとしていた。
戦国時代にタイムスリップした高校生・サブロー(小栗旬)は、奇しくも同じ顔をした織田信長(小栗二役)と出会い、信長として生きることになってしまう。はじめは逃げ腰だったサブローであったが、戦の惨状を目の当たりにするにつけ、織田信長として生きる覚悟を決め、戦のない世をつくろうと思い始める。
歴史音痴のサブローは、史実を知らないまま、桶狭間、上洛、金ヶ崎、浅井朝倉との戦い……と歴史通りのことを成して、ついに安土城を完成させた。これで天下統一も間近と思った矢先、ふと手にした歴史の教科書で自分(=織田信長)がもうすぐ死ぬ運命にあることを知る。
信長を狙う敵は多い。彼を怨んで暗殺の機を窺う秀吉(山田孝之)や、彼に嫉妬する本物の信長・明智光秀(小栗旬)も虎視眈々と彼の寝首をかこうと狙っていた。光秀は、自ら信長の座を手放したにも関わらず、恒興(向井理)をはじめとする家臣の信頼や妻・帰蝶(柴咲コウ)の愛を勝ち得ているサブローに憎しみを抱くようになっていたのだ。
死が迫りくる中、信長は運命に抗い、生き抜こうと決意。その思いの表れとして、帰蝶との結婚式を企画する。その場所は京都・本能寺。それを知った秀吉は、光秀に本能寺で信長を討つことを提案するのだった・・・。
刻一刻と戦況は激しくなっていく。信長は歴史を変え、平和な国を築くことができるのか!?
1582年、本能寺で彼を待ち受けるものとは・・・?
映画「信長協奏曲」について思ったこと
やっぱりクライマックスは、本能寺の変でしたね〜。
ぼくの事前の予想では・・
偽物であるサブロー信長との入れ替わりを目論む本物信長(明智光秀)が本能寺にいるサブローを急襲、
燃え盛る本能寺から何らかの事情で現代へ戻ってくる。
(ここのトリックは考えつかなかったけど)
サブローは「消えた」ので、本物信長がいくら探しても、信長の遺体はみつからなかった(ここは史実どおり)
しかし、結局、その後、山崎の合戦において秀吉に敗れて終了
こんな感じを想像してました。
が、しかし、
実際の結末は・・
サブロー信長は帰蝶と本能寺で祝言を挙げることとする
秀吉に脅された本物信長(光秀)が本能寺を急襲
燃え盛る本能寺内でサブローと本物が対面
「秀吉から脅された」と打ち明け、サブローを逃がす
本能寺へは秀吉が「偽物信長を殺す(本当は本物を殺すつもりで)」遅れてやってくる
本物と秀吉が対面、秀吉が本物を刺し殺す
(燃え盛る本能寺内ですから、秀吉も助からないやろーというツッコミ(笑))
逃げたサブローは本物信長から真実を聞いていた明智軍と合流
秀吉はサブローを明智光秀だとして打ち倒しにくる
山崎の合戦、盛大にサブロー負け、秀吉にとらえられる
なんやかんや、秀吉に「こういうのもうやめよう」とかいうけど
けっこうあっさり殺される
殺されたらなぜか現代に戻っていた
(たぶん、死ぬと現代に戻る設定だったのかなと。おそらく途中で秀吉に爆死させられた松永久秀も戻ったんだと思われます。)
(サブローが現代に戻ったシーンで、現代でやくざ者に戻った松永久秀・古田新太が逮捕されるニュースがテレビで流れていましたし)
(ドラマの前半で死んでしまった斎藤道三・西田敏行も何らかで生まれ変わっているのではないかと・・映画ではたぶん出てきてないと思いますが)
そしたら、郵便が届いた。送り主はウィリアム・アダムス
ウィリアム・アダムスも現代からタイムスリップした人で
本能寺の変の直前に帰蝶と会っていた
(ウィリアム・アダムスが持っていたスマホがサブローのモノと同じだったので、サブローが未来から来たのだと帰蝶は確信した)
ウィリアム・アダムスは帰蝶のとりなしで徳川家康・濱田岳に仕えて幸せに過ごすことができた、と。
現代に戻ったウィリアム・アダムスは
帰蝶を撮影したスマホの映像を、SDカードでサブローに送ってきた
帰蝶からのメッセージをみて涙を流すサブロー
これで終了でした。
ウィリアム・アダムスや松永弾正、サブロー信長が全て
同じ時代からあの戦国へタイムスリップしていた理由って何なんだ!?
というのが一番気になったところでした(笑)
何らかの理由がなければ、そんなイタズラを神がすることはないでしょう??と。
これってどこかで理由が示されてましたっけ??
ぼくはわかりませんでしたね。。
タイムスリップモノというと、最近で言えば
「JIN-仁-」が思い浮かびます。
JINでも・・ドラマの中では結局、そのタイムスリップの「理由」は明かされませんでした。
まあ・・JINもドラマと漫画原作では内容が違っているようですが。。
ドラマ版では、JINは最終的に現代に戻って
JINがいなくなった江戸の人たちはその後の時代をそのまま生きていますが
漫画版では、現代へ戻る仁と江戸に残る仁がいるとか。
まあ・・内容が複雑すぎて、短い時間でそれを表現するのは難しい
という判断から改変されたのではないかと思われますが。。
JINの場合は、仁1人の話なので
「偶然」「奇跡」で片付けられそうな気もしますけど
今回の信長協奏曲の方は
けっこうたくさんの人が一度に、同じ時間から同じ時代へタイムスリップしていたわけで
さすがにそこには理由付けが欲しかったな・・という気がします。
そして、信長コンツェルト映画版はかなりJINドラマ版寄りの話になっている気が。。
・現代へ戻るのが命に危険がせまった時である
・現代へ戻ったあと、元いた時代の人からメッセージを受け取る
きっとJINをみていた人はみんな、JINを思い出したんじゃないでしょうか(笑)
最終的に、サブローは、本能寺から逃されたあと
帰蝶と逃げて、田舎で隠れて暮らす・・のが現実的で
明智軍に合流して羽柴秀吉・山田孝之に戦いを挑む動機もよくわかりませんでしたね・・
「世の中に平和をもたらすため」みたいな感じでしたが
元々そんなたいそうなことを考えるキャラではなかったはずですし、
命を危険にさらしてまで、それをやろうとする意味はよくわかりません。
また、そんなことを言いながら
石山本願寺の兵とか秀吉軍の兵を、刀でバッサバッサと切ってますし(^o^;
平和主義者というなら・・この部分にはとても違和感がありました(笑)
「結局歴史は変わらないんだ」
的な感じの話ではあったんですけど、
本能寺の時、信長はすでに49歳ですし年齢が全く違う。
しかもこの時には息子が大きくて、孫までいます。
その辺も全てなかったことになってる時点で
歴史は変わってますよ、まじで(笑)
ということで、ツッコミどころ満載なんですけど
そんなことを言ってたらこれ系・・歴史タイムスリップ系のドラマは楽しめません。
が、しかし
もう少し、史実に近づけて
その史実にギリギリまでなんとか近づけた上で
トリックにより新しい解釈を生み出す
みたいな努力は・・ちょっと欲しかったかなと思いました。
サブローが命をかけてまでやったことが
本当にその後の世の中の安寧につながったのか。。
(秀吉天下後に家康が天下をとり、江戸時代という平和な時代がやってきた)
うーーん・・なぞ・・(笑)