「飲食店は月間1500万人超の食に関する情報感度の高い食べログユーザーに対して効果的な訴求ができ、新規顧客やリピーター獲得に活用できる」と鳴り物入りでスタートした「食べログチケット」
カカクコム、「食べログチケット」で共同購入サービスに参入 - デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
2011年5月18日でサービス終了となりました。
開始から8ヶ月で、非常に早い撤退となりました。
http://www.spotlight-news.net/news_eHYxOLvgi2.html
食べログでは別のクーポンサービス「プレミアムチケット」が4月11日よりスタートしています。
http://r.tabelog.com/rst/premium_coupon_guide/
今後はこちらでクーポンサービスを展開していくとのこと。
プレミアムクーポンは、食べログの“プレミアム会員”だけが利用できる特別な割引クーポンで、事前にクーポンを購入することなく利用できるところがポイント。プレミアム会員になるには、まず「食べログ」の会員登録を済ませ、月額315円(税込)の支払いが必要となる。支払いは、クレジットカードまたは月々の携帯電話料金とあわせて支払うこともできる。
食べログの場合は、クーポン共同購入サービス専任の人って、いたとしてもごく少数、他の業務への振り替えも容易でしょうから、撤退は他の企業より簡単かもしれません。
「ただクーポンを売る」という会社ではなく、飲食店とも密接につながらなければいけないと思います、食べログは。クーポン共同購入サービスを使っての販売って、飲食店側のメリットが本当に薄い。だから、これを続けることには飲食店とのつきあいを続けていく上で無理があったのかも・・・と想像します。
しかも事業として維持しようと思ったら、継続的に出品してくれる会社を探し続けなければいけない。かなりの手間。食べログの事業自体はそんなに攻めの営業をするような事業ではなさそうなので、そこまで手間をかけてやるべき事業かどうかと判断して、やめたのかも・・・と。
プレミアム会員向けのサービスは・・・どうなんでしょう??順調に会員は増えているんでしょうか。
飲食店・・・プレミアム会員が良い評価を書いてくれれば他の客の来店につながる
食べログ・・・プレミアム会員増加が収入増加に
・・・ということで、プレミアムチケット事業は、飲食店にとっても食べログにとっても旨みがありそうです。ただ、月額料金がかかる会員にならなければいけないので、クーポン共同購入サービスと比べると利用者の負担が多くなっています。
ので、流行るかどうかはわかりません。。
この手のクチコミサービスは、新しいSNSが流行ってきたら影響受けそうな気がするので、どうなんでしょう??
Facebookとかfoursquareがチカラをつけてきたら・・・こういう飲食店情報サービスにも本格的に乗り出しちゃうかもですね。Googleも、Googleプレイスやマップと連動して・・・ありえそうです。
ぐるなび、食べログ・・・生き残れるか。
- クーポン共同購入サービス「食べログチケット」2011年5月18日で終了。サービス開始から8ヶ月で撤退。
- クーポン共同購入サイト市場動向【2011年4月】COUPON-JPによって発表。
- 安心して利用できると思うクーポン共同購入サイトは?認知率が高いのは?登録率・購入率も。
- Facebookがクーポン共同購入サービスを開始。日本でもFacebookが流行りだしたら、けっこう広がるかも?店舗にとってグルーポンより売上増加効果ありそう。位置情報はFoursquareよりFacebookかな。
- アメリカ2位のクーポン共同購入サイト「リビングソーシャル(living social)」。グルーポンを追って日本進出するか?どんなサイト?
「食べログチケット」で販売済みのチケットについては、通常通り、チケット記載の期限・条件で利用可能だそうです。
5月18日までに販売される食べログチケットについても同様に利用可能ということだそうですが・・・現在「次回掲載準備中」に。。