割引とか、値引きとか。
誰でも好きですよねー(笑)
会社のために、他社から見積もりをとる場合だって
「割引」「値引き」があれば、そこに注文してあげたい
という気になりますし。
ただ、たまーにみかける「謎」の値引き。
これっていったい・・??
お見積もりをいただいた時にみかけたことがある言葉。
出精値引き
読み方は
しゅっせいねびき
「しゅっしょうねびき」ではありません。
いろんな意味を含んでいるようなので、
たとえばどういう時に使うか、どういう意味で使うかを列記したいと思います。
「違うよ!」っていうのもあるかもしれませんが(^^;まあ、そういう意味で取る人もいると思っていただいて、総合的に判断してくださいm(_ _)m
あと、見積もりを出す側・受ける側によってもとらえる意味は違うようです。
出精値引きとは
これはその見積もりを書いて提出する人や、受け取る人によって様々に解釈される値引きになっているようです。
どのような意味の言葉か、例を挙げたいと思います。
☆出精値引きとは、「普通はしないが、あなたのために頑張って、値引きしました」くらいの意味
☆出精値引きとは、「商品の単価を安くしたということの記録を残したくないため、その他の金額とあわせた一括合計から安くする際」に使われる表現(どこから引いたか、後からみてもわからない見積もりになる)
☆出精値引きとは、「103万円」のような見積もりになった際に、端数を切る・数字を丸めるために「出精値引き3万円」として「100万円」にする場合等に使われる表現
☆出精値引きとは、「根拠がわからない(ない)値引き」の意味
☆出精値引きとは、「精一杯がんばって出した値引き」の意味
☆出精値引きとは、「あなただからがんばってココまで値引いたしますが、これ以上の値引は勘弁してください」の意味
☆出精値引きとは、「今回限りの値引き」の意味
☆出精値引きとは、「これ以上値引きできない」の意味
☆出精値引きとは、「値引きの明細」を出したくない場合に使われる表現
☆出精値引きとは、いいかげんな業界で使われる値引きの表現
これらを総合的にみると・・・なんとなくはイメージわかりますかね??
まあ、「出精値引き」って書いてあっても「これ以上も割引できるのでは・・・?」と逆に思ってしまいますけど(^^;
どこまで食い下がるかは、自分次第です。
ただし、相手に値引きを強要するようなことは法律違反になっちゃうみたいですから要注意ですよ。(詳しくはないですが、たぶん下請法)
見積もりを受けた側から、出す側へ「出精値引き」という表現を使わないでほしい、という依頼をすることもあるそうです。
下請け(中小企業)に対して値引きを強要するように見えてしまうからだとか。
「仕事を請けざるをえない相手」とやり取りする場合は
ある程度配慮しなければいけないということですね。
公正な取引ができなければ、大手企業以外は全滅しちゃいます。。
お金にかかわる表現は
いろいろ工夫というか、小細工というか(笑)
みんなできるだけ損しないようにと考えて、いろんな表現が使われるみたいですね。
まあ商取引の慣例でしょうから、
それをそのまんまの意味で取る人はいないと思いますが。。
出精値引き
なんとなくの意味はわかってたけど、
みんなどういう意味で使っているのか・・・調べてみて納得することもありました。
「特別値引き」なんていう表現も、ほぼ同じ意味でしょうね。