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映画「アンフェア the answer」感想・レビュー・評価・口コミ、篠原涼子、香川照之、寺島進、阿部サダヲ、佐藤浩市、大森南朋、山田孝之



アンフェア the answer オリジナル・サウンドトラック


※ネタバレ的なこともあると思うので、それが嫌な方は読まないように(笑)※


★あらすじ

検挙率ナンバーワンの美人刑事・雪平夏見(篠原涼子)は、のどかで平和な北の大地・紋別署で勤務する日々を送っていたが、ある日、彼女に連続殺人事件の容疑がかけられる。警察内部の機密が隠されているといわれるUSBが事件と関係があることを突き止めた雪平は、追跡を交わしながら事件の全ぼうを暴くため逃避行を開始する。

アンフェア the answer|映画情報のぴあ映画生活

アンフェア the answer (2011):あらすじ・キャストなど作品情報|シネマトゥデイ

アンフェア the answer|MOVIE WALKER PRESS


★作品データ

[ アンフェア the movie ] OFFICIAL SITE

製作年 2011年
製作国 日本
日本公開 2011年9月日
上映時間 109分
配給 東宝
ジャンル サスペンス
監督 佐藤嗣麻子





★ドキドキ感

まずいいますが、この映画の要素は・・・

●ホラー

●エロ

●猟奇

●サスペンス

ですね(笑)ドキドキ感はいたるところで発生しますが、どうやって発生するかというと「お化け屋敷」的な感じ。

あやしい屋敷に潜り込んで、暗い中を探索・・・

いつお化けが出てくるんだろう・・・
少しの物音でビクっ!!

みたいな(笑)なんかこんなシーンけっこう多く「ホラー映画」みたいだなと思いました。

エロは、裸やラブシーンがよく出てくるから。

猟奇は、大森さんがあのあやしい目で全力で演じられています。エロが行き過ぎた・・・猟奇っていうんですかね??う〜ん。支配欲や攻撃欲がいくところまでいくとこうなっちゃうんだろうなって人でした。


★泣ける感

「泣ける」シーンは・・・あんまり思い浮かばないですが、あえてあげるなら、雪平が殺されそうになるシーン。あまりに猟奇的なので女性はちょっと・・・みたくない気持ちから涙が出ちゃうかも。。

あと佐藤和夫が殺されたっていうのはちょっと悲しい感じはしましたが、現実離れした話なので、泣くところまではいかないと思います。


★笑える感

「笑わそう」っていう部分は欠片もないと思いますが、ぼくは山田孝之さんが出ていた「勇者ヨシヒコと魔王の城」をずっと観ていたので・・・真面目であればあるほど、その時のことを思い出して笑えてしまいました。

http://d.hatena.ne.jp/AR30/20110828/1314538785

最後らへんのシーンで、怒った村上がデスクの上のものを全て下に落とすシーンがありますが、メレブに「おいどうしたヨシヒコ、おい」って言われそうな感じ。・・・みてない人にはわからないと思いますが、勇者ヨシヒコと魔王の城(笑)


★考える感

誰もかれもたしかにあやしくみえますが、佐藤浩市さんは最近悪役が多いので絶対わるいほうだろうなと最初から思いました。あとは、味方だと思っている誰が今回は裏切るのか。必ずといっていいほどこれまでず〜と味方だった誰かが裏切りますもんね〜アンフェアは。

あやしい人まみれです。。でも、実はけっこうこういう裏の裏をかく話の場合、はじめに疑った相手が、実はいい人だったとみせかけて最後にやっぱり悪かったとなることが多いので、結局はじめに疑ったやつが悪いんですよね。今回もそんな感じ。。


★ストーリー

もうそろそろ、一般市民のために働いてくださいよ警察・・・って言いたくなるぐらい、警察の闇とばっかり戦ってますよね(笑)こりゃあ警察は撮影に協力してくれないでしょう、きっと(笑)「誰が犯人か」を楽しむサスペンスとしてはまあまあ、でもそろそろ「アンフェア」の枠組みの中で魅力ある話を構築するのが難しくなってきているような。。あとでも書きますが、きっと最後は「そして誰もいなくなった」になると思います(笑)


★ラスト

続編けって〜い

という感じでした(笑)不思議だったのは加藤雅也さん演じる三上が最後急に敵にまわっていたこと。え〜それ必要ないじゃん(笑)三上じゃないと成り立たないことがとくにない気がするのに、ここで敵にしちゃったのは、毎回必ず近しい誰かを敵にまわしたいからなのか、それとも次回作で加藤さんを使う気がないからなのか(笑)

ほかの人が書いていたレビューにもありましたが、大事な情報ファイル・・・管理がずさんすぎるのでは・・?とはたしかに思いましたが、そこが厳重すぎると、それを暴くための内容で話終わってしまうので、しかたないといえばそれまでかもしれません。

山田孝之さんの部下が佐藤浩市さん・・・はちょっとしんどいかなぁ。

公式サイトで山田さんが言ってましたが「小物感のある役」で、最後の最後までその印象は変わらなかったんですよね。だから黒幕的に出てきてもちょっと・・・と。

本編映画終了〜エンドロールの間に「アンフェア the answer」ということで、佐藤浩市さんがどうやって殺人をしたか、雪平をだましていたか等がみせられます。この映像はまあみせられなくても想像はつくわけですが、なんでしょう??サスペンスだったよ〜というアピールですかね?「謎解き」な感じではないので「答え」っていうほどでもないと思うんですけど、映像でみせてくれたこと自体はよかったと思います。


★出演者

吹越満さん・・・思わせぶりに公式サイトの9人の中に顔がありますが、本当に思わせぶりなだけです。好きな役者さんなので活躍してほしかったですが・・冒頭で裸にされていたぶられていたのがそうだったと思います。なさけない裸姿も問題なくOKで、それなりに顔が知れてる役者さんって・・・そうはいませんよね、そういう意味で、吹越さんにしかできない役だったかもしれません。ほんっとに少しだけですけど(笑)出演。

山田孝之さん・・・ヨシヒコにしかみえませんでした(笑)伊達めがね。

大森南朋さん・・・本当に失礼だとは思いますが、猟奇的なことをやりそうな目の役者さんだと思います(笑)そういう意味で、ハマリ役ではないでしょうか。


★映像

大森さん演じる猟奇的な殺人を実行する犯人の家・・・
この家の中がよく作りこまれている感じがしました。

最近はこれがセットなのか、CGなのかわからないんですが、どちらにしてもすごい部屋が再現されてました。細かい部分まで作りこまれています。


そして猟奇的なシーン。雪平を殺そうとするシーンでは、ある種攻撃的な感情をもった男性だと性的欲求を覚えそうな、猟奇的な、エロティックな映像だなと思いました。それが女性からはと〜〜ってもこわくみえると思います。


★音楽

ドラマの時から引き続きの音楽です。
この作品は音楽が質感を上げていると思います。好きです。まあ、特段ドラマの時とかわりない・・・ような気もしましたが。

あと、雪平の携帯着信音、iPhoneに設定してみたけど・・・
やっぱりぼくの携帯ではしっくりきません(笑)


★余韻

ズバリ!たぶん続編あると思います!
「黒幕が明らかに!!」って言ってましたけど、結局あいまいだし。

この流れでいくと、オリジナルメンバーは最終的にみんな敵になるような気がします。
山路も、小久保も(笑)

・・・で、ここからは勝手な予想ですが、一番の黒幕(もしくは近い位置にいるのは)実は・・・佐藤和夫つまり香川照之さんではないかと。。

・・・て、今回の映画で死んだことになっているんですが、実は死んでないんじゃないかと思ってます。

雪平は直接死体みてない気がするし、美央ちゃんも海外にいてお葬式シーンとかなかったし。

たとえば最終的な黒幕が、急に出てきた意味わからない上層部の人・・・だったら誰も納得しないし、面白くもなんともない。話として面白くするなら・・・と思うと、ここで消しちゃあねぇと。

佐藤浩市さんも死んだと思ったら生きてたわけで。
警察がからんだ話だとしたら、簡単に「死んだこと」にもできちゃいますよね。

最終的に、最大の裏切りがあるんじゃないかなぁという気が。。

美央ちゃんはね、そうでないことを祈りたいですが(笑)


★原作

推理小説 (河出文庫)
 
推理小説 (河出文庫)
 
アンフェアな月-----刑事 雪平夏見

殺してもいい命---刑事 雪平夏見 (河出文庫)
 
愛娘にさよならを---刑事 雪平夏見


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