ひなぴし ドラマ考察

会いたくて、会いたくてふるえるシンドローム。トケルのブログ。

ラグーナ蒲郡の3施設を愛知県等主要株主がHISへ売却へ。ハウステンボスの成功をうけての再生事業か。

愛知県蒲郡市にあるリゾート施設・ラグーナ蒲郡の

テーマパーク「ラグナシア」・ショッピングモール「フェスティバルマーケット」・温浴施設「タルゴ ラグーナ」「ラグーナの湯」が

 

愛知県や蒲郡市、トヨタ自動車等の主要株主から

旅行会社であるHISへ売却される方向で話が進められているようです。

 

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HISは長崎県のハウステンボスの再生で成功し

同様の事業として今回ラグーナ蒲郡の再生を手がけることになったのでしょうか。

 

まだ細部はこれから話し合うそうですが

3施設の営業権を譲り受けるとのこと。

 

ラグーナ蒲郡を営業していた第三セクターの蒲郡海洋開発は存続して

宅地開発・分譲事業はそのまま継続するそうです。

 

 

ということで・・

第三セクターの会社には、株主から出向でくる人だけが残り

運営事業に関わっていた社員は全てHISがつくる新しい運営会社へ転籍することになるんでしょうか。

(マリーナは今回の話に入っていないようなので第三セクターに残りそうですが)

 

蒲郡市はハウステンボス同様に、大都市圏から距離があり、

またアクセスに難があるため、集客は非常に難しい立地です。

 

これをHISという大会社が政治力も発揮して

行政へ働きかける等して改善していくんでしょうか。

 

資産価値としてはハウステンボスの方が高いものと思われます。

 

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ラグーナ蒲郡の土地ごと全て譲り受けて自由に使って良い

ということならHIS以外にも欲しいという会社はあるのではないかと思いますが

 

ラグーナ蒲郡という施設が愛知県とくに東三河地域には必須の施設ということで

「営業はそのまま継続で」という前提で営業権だけ譲り受ける・・

となると、この話を受ける会社は相当限られます。

 

HISはハウステンボスの再生成功で自信がついたということ

旅行会社として売上を拡大していくためには、運営事業も非常に重要であると考え始めたことが理由なのかなと思われます。(現にハウステンボスの売上はけっこう大きい)

 

旅行会社として、ハウステンボス同様に

首都圏をはじめとした全国でキャンペーンを開催し

全力で自社施設となるラグーナへ送客する・・ということになるんでしょうか。

 

ラグーナという会社が単体で大阪や東京といった大都市圏で大々的に宣伝することなど、通常ないですしね。

 

ハウステンボスのCMやポスター等は東京でもみる気がしますし。

以前なら考えられない。

 

リゾート施設・テーマパークという事業は

中途半端な投資で何かをやっても目新しさがあまりなく集客できない。

弱小資本では限界がある。

 

今回大きい会社が経営に本格的に乗り出すことで

大きい投資をできる可能性が出てくるため、それにより中途半端ではなく

大々的な取り組みで目をひく、そうして集客していくことになるんでしょう。

 

ハウステンボスはまさにそうです。

東洋一のイルミネーション、とか、

ONE PIECEの船を実際に作ったりとか。

 

 

働いている人の雇用は、ハウステンボスの場合は守られたそうです。

ただ、自分から去っていく人はけっこういたそうですが、まあそれはやむなしとして。

 

労動条件等は新しい会社で新たに提示されるんでしょうね。

今までの条件が悪くなかったのであれば、給料が下がったり休みが減ったりする可能性はけっこうあると思います。

 

ハウステンボスの場合は、HISがいった段階ですでに従業員にはボーナスの支給がなかったり条件がすでに悪かったようなので・・あんまり変化なかったようですが。

 

まあ新たに提示された条件になっとくできなければ

退職金をもらっての退職・・となるんでしょうか。

 

 

愛知県や蒲郡市にとっては年間300万人もの人が訪れる施設で

雇用と周辺観光業(旅館など)への影響が大きいので、営業は続けて欲しい。

 

まあでも、ハウステンボスの時もそうでしたが

HISは話を受け入れる際に「〜年間で営業が改善できなければ撤退する」というのを条件に入れていたそうですから、今回もそういう契約になっていく可能性はありそう。

 

東三河のためには頑張って欲しいですけどね。

 

今までも、埋め立て時の負債が大きくのしかかっていた・・

というだけでなく、運営事業も黒字になったことはほぼ無い(2013年度は黒字の模様)なので、かなり難しい再生だと思います。

 

テーマパーク事業ではハウステンボスもラグナシアも、ONE PIECEイベントを継続的にやっていたという共通点があるので

 

どちらも「海」に関わるテーマパークとして

本格的に「ONE PIECE」のテーマパークになる可能性もあろうかと思います。

 

ラグナシアは2014年度、ONE PIECEのイベントを開催するそうで

その結果が黒字で推移するかどうかも

今回の話に強く影響しそうです。

 

ONE PIECEはここ2年ぐらいでやや人気に陰りが見えはじめているので心配ですが・・

 

最後に愛知県知事・大村秀章氏の会見のコメントを転載します。

 

 

ラグーナ蒲郡を運営する蒲郡海洋開発及び、主要株主である愛知県、蒲郡市の連名で、ラグーナ蒲郡事業の今後について発表させていただきます。

 

 蒲郡海洋開発は、県、市、トヨタ自動車など民間9社で平成3年11月に設立され、ラグナシア、フェスティバルマーケットなどの運営事業を順次オープンし、今年度見込み325万人、現在まで累計で約3500万人もの方々に来場いただいており、地域のにぎわいの創出と多大な経済効果をもたらしました。

 

 平成26年3月期では営業黒字を計上できる状況にあるものの、平成24年度末で78億円の債務超過となっており、事業の抜本的な見直しが不可欠だと考えておりました。運営事業は経験豊富で信頼のおける事業者に実施いただき、県、蒲郡市、トヨタ自動車は今後ともラグーナ蒲郡が地域発展の核となるように支援していくことを主要株主間で検討してまいりました。

 

 当分野に特筆すべき実績と実力を持つエイチ・アイ・エス(HIS)を新しい運営事業者の候補とし、同社と蒲郡海洋開発、主要株主との間で、事業継承について協議を開始することにしました。ラグーナ蒲郡が今後も県民の皆様を始め、より広域的なアミューズメントパークとして全国の皆様にご利用いただける施設となり、そのことが地元蒲郡市、東三河地区のさらなる発展につながるよう、関係者とともに知恵を出してまいります。

 

 単年度ではなんとか回るが、(建設時の)土地の造成が重荷になっています。債務超過の状態にあり、なかなか安定しづらい。今回、観光事業については、ラグナシア、フェスティバルマーケット、タラソの3施設をHISに事業承継していただくことも含め、主要株主で9月末をめどに協議を重ねていきます。

 

 3施設についてHIS中心に新たな運営事業会社を設立し運営することを想定しています。トヨタ始め、地元の民間企業にも参加してもらうことが望ましい。新会社は民間にやってもらいたいので、県や蒲郡の出資は想定していない。新会社に事業譲渡するということになるんでしょうかね。

 

 ただ、マリーナや未利用地の所有、開発は蒲郡海洋開発がやっていく。分譲済みは49ヘクタール。未利用地24・4ヘクタールをどうしていくのか、蒲郡市中心に新たなまちづくり構想を検討したい。蒲郡海洋開発は資本金139億4700万円で、愛知県が30・66%、蒲郡市が20・34%、あわせて51%です。民間ではトヨタの18・61%を筆頭に9社で49%という構成です。

 

 ――HISは経営再建中のハウステンボスでの運営で好調です。ラグーナ蒲郡の譲渡は、先方からのアプローチですか。

 

 どちらからということではなくて、昨年度から県、トヨタ自動車など主要株主で協議していたところ、フィナンシャルアドバイザーの金融機関からの情報なども提供してもらい、複数の企業に意向を聞いて回ったところ、HISさんから考えてみましょうかということで考えてもらいました。

 

 ――ラグーナ蒲郡の弱点はどこで、HISには何を期待しますか。

 

 第三セクターの蒲郡海洋開発に頑張ってもらっている。会長は私で社長はトヨタさんから出向してもらっているが、特に社長さん中心に、民間視点で頑張ってもらって、単年度黒字まできたが、残念ながら平成3年に作っていこう、護岸つくって、その間の(造成した)土地の値下がりもありなかなか厳しい状況です。

 

 単年度は黒字だが債務超過だし、観光事業の集客は浮き沈みもある。中核となる集客施設はラグナシアとフェスティバルマーケットを中心に専門家の事業者にやってもらい、重荷になっている土地の分譲は引き続き、愛知県、蒲郡市やトヨタ自動車さんで考えていく方がいいのではないか。

 

 集客施設をしっかりやってもらうのは、ハウステンボスなどで実績があり、特に海外旅行中心に観光事業で大変実績をあげているHISさん。ネットワークもあるし、お客さんも連れてきてくれると思う。大いに期待したい。具体的に今後どうするかは9月末めどに十分協議して、一番いい方法をつくっていきたい。

 

 ――未利用地が分譲できなければ、造成にかかった借入金は蒲郡海洋開発の株主間で負担するのですか。

 

 まあそうですね。総出資額は139億4700万円だが、すでに蒲郡海洋開発の土地とか資産とか運営費とかに使って、はっきりいってお金があるわけではない。もしうまくいかなければ法的整理となるが、それは今後ということ。

 

 ――今年度は黒字の見通しということですが、単年度ではこれまで継続的に黒字なのですか。

 

 過去は黒字になった時もあるが、マイナスが続いてきたことは事実で、これまではぎりぎりだった。(今年度の黒字額は)8千万円ほどの見通しです。最近でいくと、平成24年度は4億円の赤字、23年度は100万円の黒字、22年度が3億円の赤字、21年度は5億円の赤字です。

 

 施設は常にリニューアルしないとお客さんがリピーターでこない。第三セクターで安定的にお客さんを見込めるかどうかというと、正直難しいという思いに至った。年間300万人来てもらえる施設を蒲郡、東三河からなくすことを選択できるかというと、ぎりぎりこういう判断をしました。

 

 ――HISを中心とする新会社には、蒲郡海洋開発に参加する既存会社以外に入ってもらうのですか。

 

 既存会社にはぜひお願いしたいが、新たなところは難しいかもしれない。(HISの実績は)やはりハウステンボス。あとは運輸事業とかホテル、旅行。お客さんを呼んでくる点では強力な助っ人だ。

 

 ――土地造成でかさんだ借金をラグーナ売却で返す手もあると思いますが、ラグーナを残すために経営を分離するのですか。

 

 言われた通りです。ラグナシア、フェスティバルマーケットをたたんでしまうのは、県としては蒲郡および東三河のことを考えるとなんとしても避けたい。なんとか単年度で黒字になる可能性があるところまできたので、この段階で切り離して、単独独自でやっていただければありがたい。

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