予告をみて気になっていた映画
「青天の霹靂」を観に行ってきました。
劇団ひとりが原作・監督ということで・・
どうなんでしょう??
今までの作品は観たことなかった(と思う)んですが。
でも、予告でみる限り感動するっぽいし・・
ということで、事前に少し予習をしたところ
「ベタな展開すぎる」
という評価が多数。
ただ、ぼく自身、ベタな展開・内容の映画はけっこう好きなんですよね。
ストーリーが読めるとしても
感動(する方向へもっていく)して、涙を流す。
そうすることで、見終わったあと、気持ちが晴れ晴れするんですよね。
親子ものっぽくて
こういうのはもう・・絶対に泣いてしまうなと。
弱いんですよね・・こどもがいる人はこういうのに。
★主題歌
Mr.Children「放たれる」
これは、映画見終わったあとに聴くと
涙がこぼれます。
この映画の内容とフィットしすぎ。
そして、サビの部分の音楽が耳に残るし、何か感情を盛り上げる効果があるような。
さすがミスチル。
と思ったら。
やっぱりこの映画のためにオファーした楽曲だったんですね。
どおりで世界観が合いすぎてるわけだ。
※※ ネタバレあります ※※
★ストーリー・あらすじ
薄汚れたマジックバーで日々働く39歳の売れないマジシャン轟晴夫(大泉洋)は、幼い頃、母に捨てられ、父とは10年以上絶縁状態が続いていた。そんなある日、晴夫のもとに警察から電話が入り、父の死を知らされる。遺骨を抱え、ホームレス生活だった父の住み家のダンボールハウスに来た晴夫は自らの未来を重ね、「なんで俺、生まれてきたんだろう」と絶望に暮れるのだった……。そこに青天の霹靂――青空に一閃の雷が光り、晴夫を直撃する。気付けば晴夫は、40年前の浅草にタイムスリップしていた。浅草ホールを訪ねた晴夫は、スプーン曲げを披露して一躍人気マジシャンとなっていく。そんな中、同じくマジシャンをやっていた若き日の父・正太郎(劇団ひとり)と、彼のアシスタントである母・花村悦子(柴咲コウ)と出会った晴夫は、ひょんなことから正太郎とコンビを組むことになる。やがて、悦子の妊娠が発覚、晴夫の出生の秘密が次第に明らかになっていく……。
★感想・口コミ・評価・評判・レビュー
・一番心に残ったセリフ。「手品っていう漢字は、『手』は1個しか含まれてないけど、『口』は3つも入ってるんだ。しゃべれなきゃダメだ。」こんな感じの内容。これって・・劇団ひとりさんが考えた言葉??と思いきや、やっぱり昔から言われてる言葉みたいですね。漢字ってすごいなと思いました。
・昭和47年にタイムスリップするわけですが・・昭和47年ってあんなにレトロだったの??と。ぼくはまだ産まれてないですが・・ぼくが産まれる何年か前でもあんなにむかし〜〜な感じの世界が広がってたのかと思うとちょっとビックリです。いや、あれは、浅草近辺だからそうだったのか。
・すごくベタな内容です。が、よくまとまってたなと。長い映画ではないけど、短い時間で伝えるべきことは伝わってくるし。
・どん底の主人公、タイムスリップして親と出会い自分のルーツに出くわす・・よくありがちな設定ですけど、飽きずにみられたなーと。ストーリーが読めるわ!!って怒りたくなるような人にはおすすめしません。
・なんか映像の見せ方とか、ストーリーのつながりとか、よく考えられてるなと思いました。監督劇団ひとりも、なかなか才能ある人だなーと思いました。特別に何かがすごい、というわけではないんですけど。随所でそういうことを感じました。
・大泉洋さん、劇団ひとりさん、柴咲コウさん・・3人ともキャラが濃い俳優さん(笑)もっと素人っぽい人の方が・・って意見もありそうですが、演技は良かったと思います。「くどい」って意見もあるみたいですけど、「泣かせよう」とする映画なわけですから、くどいぐらいで調度よいと思います。
・「生まれてきたこと、それ自体に感謝」親にあらためて感謝したくなるなと。まあ・・直接そういうことは絶対言えませんけど(笑)逆に親のウソってこどもはなかなか見抜けないもんなんだよなーという、何か変なところでも共感してしまいました。
・公開始まって1ヶ月以上経つと思いますが、その割にはお客さん入ってました。うしろにいたおばちゃんは「監督、劇団ひとりだったんだねー」と知らずに観に来てる人も。そのおばちゃんも涙声でした。こどもがいる人だったら、泣きますよ。
・マジックはやっぱり練習したらしいですよ、大泉さん。練習したらあれぐらいできるようになるんですかね?
・出演している有名俳優がとても少ないことも特徴。無駄に多いとそれぞれの役が薄まるし、良かったと思います。