昨日は東京メトロ銀座線が人身事故でしばらく運行見合わせになっていました。
普段から首都圏の鉄道では毎日と言っていいぐらい、全線運転見合わせや一部区間運行見合わせ、折り返し運転などが行われています。
人が多いってことは、それだけ事故も起こりやすいってことなんですかね・・
そういう時に「運行情報」をみると表示されているのが
「遅延」や「ダイヤ乱れ」という言葉。
「遅延」はだいたいわかりますよね。
「遅れている」ということ。
これはよくわかります。
では「ダイヤ乱れ」ってどういう意味??
ダイヤ乱れの意味とは?
ダイヤ乱れの「ダイヤ」とは「ダイヤグラム」のことで
列車の運行図表のことを言うそうです。
運行図表というのは、どの駅を何時何分(何秒)に到着出発するかを示した図で
その図の中にその日に走る電車をたくさん記載すると線がダイヤのような形になることから「ダイヤグラム」と言うそうです。
ダイヤ乱れとは、要はそのダイヤが乱れる、といっても
実際には「決まった通りに運行できなくなっている」ということを指します。
それって、遅れている、遅延とどう違うの?
と思いそうですが(^_^;)
ダイヤ乱れと遅延の違い
遅延
遅延は文字通り、遅れているということだと思います。
例えば、
10:00 蘇我 行
10:05 海浜幕張 行
10:10 府中本町 行
という時刻表だったときに、これが遅れて
10:03(3分遅れ) 蘇我 行
10:07(2分遅れ) 海浜幕張 行
10:15(5分遅れ) 府中本町 行
こういう風になるということだと思います。
ダイヤ乱れ
10:02 海浜幕張 行
10:10 蘇我 行 ※前の電車と順番が入れ替わった
10:20 蘇我 行 ※府中本町行がなくなって、蘇我行に置き換えられた(繰上げられた)
みたいな状態。
つまり、ダイヤグラムで予定していた電車とは違う電車が運転されるということで
もはや時刻表どおりの電車がこない
ということなんですね。
人身事故なんかで電車が長い時間とまっていたりすると
予定していた電車をただ遅らせて走らせるということ自体が難しくなるようです。
というのも、「この時間までに終点に着いて、そこから折り返して〜〜行に変わる」という風に電車は運行されているからです。
あるはずの電車がそこにない、となれば、それを戻すための運用が必要で
そのために、電車の順番を入れ替えたり、本当は走らせるはずだった電車を中止したり
そういうことが必要になるみたいです。
ということで、
「ダイヤ乱れ」になっていたら、もはや時刻表は意味をなさない
とおぼえておきましょう。
ダイヤ乱れを英語で言うと?
ダイヤ乱れを英語にすると
Train schedule altered
これ、東京メトロの運行情報として、駅のテレビモニターに表示されていたものです。
直訳すると、
「列車のスケジュールは変更されました」
になります。
つまり、スケジュール(時刻表)とは違ってるよ
ということなんですね。
他にも言い方がありそうですけどね。
とりあえず、ダイヤ乱れと遅延は違う
というのは認識しておきましょう!!
ダイヤ乱れの時は、全く違う行き先の電車に乗ってしまう危険性がありますので。