駅のホームから線路への転落事故、
つい最近では、目の不自由な方が落下してしまうという不幸な事故がありました。
実際にはどういう転落が多いのかな・・と思っていたら
それの参考になる情報がありました。
よく考えたら、転落事故なんていろんな状況で起こりうるので
たぶん「同じ状況」で起こるものなんて、実は少ないんじゃないかと思うんですが。。
「最も多い」として紹介されているのが
酔っぱらい客
ベンチに座っている
電車が目に入った瞬間に
ベンチから立ち上がり
まっすぐに線路に向かって歩いて行き
そして落下する
だそうです(笑)
こんなのあんの!?
と思いそうですが・・(笑)
あるんですよ。
JR西日本の情報です。
まず知っておいた方がいいのが
「鉄道人身事故の原因の6割はお酒を飲み過ぎたお客様(酔客)によるもの」
だそうです。
これ、自殺は除いて・・ですかね。
自発的な行動ではなく、本人が自覚せずに落ちてしまった場合の6割ということでしょうか。
そりゃ、駅に「酔っ払った状態で駅のホームを歩くのは危険」というポスターが貼られるわけですよね。
で、JR西日本ではその対策として
ホームに設置されているベンチを、ホームに対して垂直に設置することにしたそうです。
たしかに、立ち上がっても、横に曲がらないと、線路にはいけませんしね。
酔っ払っている人というのは目に電車が飛び込んでくると
「あ、乗らなきゃ」と思い、線路に向かって歩いてしまうそうです。
よくあるのが、向かいのホームに電車が入ってきたときに
「電車が来た」と思いこんでしまい、歩いていってしまう、というものと聞いたことがあります。
向かいのホームにいるわけですから
もちろんこっちのホームには電車はおらず、落下してしまうと。
そこに電車が入ってきたりしたら・・
はい、アウトーーですね。
JR伊丹駅(兵庫県伊丹市)のホームにあるベンチは、線路と反対向きに置かれている。線路を背に座ると、目の前には金網越しに駅前の風景が広がる。
テツの広場
実はこれ、転落事故を防ぐため。JR西日本が過去の例を調べると、ベンチから立ち上がった酔客が、線路に向かって歩いて落ちるケースが最も多かった。他の駅では、ベンチの向きを線路と直角に変えているが、ホームが狭い伊丹駅は反対向きになった。外の景色に気をとられ、後ろの電車を逃さないように。
JR伊丹駅では、ホームがせまいので垂直には設置できず
反対向きになっているそうです。
なるほど・・
でも、世の中の駅のホームのベンチは
たいてい、線路に向かって設置されてますよね。
ああいうベンチは危ないってことなんですね。。
お酒を飲み過ぎた時は、電車の利用にも気をつけましょう!