ドラマ・カルテット、巻・すずめ・別府・家森が演奏前に必ずやるルーティンについて
カルテット・ドーナッツホールのメンバー
巻真紀 松たか子
世吹すずめ 満島ひかり
別府司 松田龍平
家森諭高 高橋一生
このドラマの面白いところだと思うのですが
それぞれが、「どういう人だかわかりづらい」んですよね(^o^;
最近のドラマではあんまりありえない感じで
最近のドラマはむしろ「わかりやすさ」が求められてきていた中で
あえて「わかりづらい」感じにされているようです。
このシーンではこうだったのに、次のシーンではこんなことしてる・・言ってる・・
でもおそらくそういう多面性がある方が
リアルな人間っぽい気がします。
だから、「簡単には言い表せない」ことがリアルな人間を描き出せるんだろうなと。
まあ、それによって「このドラマはくどい、面倒」と嫌がる人も出てきそうですが。。
そういう部分を乗り越えて、のめり込んでみることで、より深くドラマを楽しめると思います。
そういう「人間性」を表すことのひとつとして
願掛け的な
ルーティーンを、このメンバー4人はそれぞれやってます。
演奏をする前にやるんですが・・気づいてました??
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ドーナッツホールメンバーのルーティン一覧
巻真紀 指輪を左手の薬指から右手へはめかえる
世吹すずめ 靴下を脱いで裸足になる
別府司 メガネを拭く
家森諭高 シャツの首周りをゆるめる
これ、必ずといっていいほど、
演奏シーンの前にこのルーティンをやってる姿が映ります。
なので、けっこう重要なことなんじゃないかと思われます。
例えば、巻の指輪をはめかえるとか
けっこう意味ありげですよね・・(笑)
左手だと結婚指輪な感じですけど、右手だったら結婚してない感じになるし。。
(でも実は、楽器を左手に持つから、楽器を傷めないためにやってるだけではないか?説もあります)
それぞれがこのルーティンをやることに意味がありそうな気がします。
そしてこれは演奏前にやってるルーティンですけど
要は「大事な時に心を落ち着かせるため」にやってることなので
今後もしかしたら
演奏シーン以外でも、何らか大事なことをやろうとするまえに
このルーティンをやる
というシーンが出て来るんじゃないかと想像します。
なので、このルーティンには要注意です!
そういえば、巻の「アーもらえますか?」が何度も登場していますが
これはルーティンではないのか・・?
というと、これはルーティンではなく、ごく普通の行動だそうです。
アーは、ドイツ語のAの読み方で、A=ラの音
ということなので
「アーもらえますか?」→「ラの音を出してください。その音に合わせます」
という意味になるらしいです。
音の高さを合わせるためにやることみたいで
ドラマ内ではチェロのすずめが毎回アーを出すことになっていますが
カルテットだとチェロがこの役割を担うことが多いようです。
(1stバイオリンがやる場合もあるとか。ドラマ内では巻)
ちなみに、楽器を本当に演奏している人たちからすると
やっぱりこの4人の弾き方は、すぐに実際には弾いてないとわかる持ち方だそうで(^o^;
ただし、とてもよく練習されているのはわかるのだとか。
そういう意味では俳優・女優さんはすごいと。
とくに松たか子さんと満島ひかりさんがうまい、と噂のようですが
満島さんなんかはこの演奏シーンがうまくできてないからもう一度やり直しさせてください!と強く願い出て
松田龍平さんから「もう芝居の方やりましょうよ」とたしなめられたことがあるとか(笑)
そういうこだわりが、それっぽくみえるようにさせているんでしょうね。
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