レトロニムの意味とは?
レトロニムとは
「過去」を意味するレトロ(retro)
「語」を意味する接尾語(-onym)
この2つの言葉が合体してできた言葉だそうです。
意味知ってますか??
ぼくはレトロニムって言われても全くピンとこなかったので
調べてみました。
なんとなくですが
これからけっこう聞くことになりそうな言葉なので
知っておいた方が良いかもしれません。
レトロニムを日本語で言うと
再命名
になるそうです。
つまり、「もう一度名前をつける」ということ。
レトロニムの意味とは・・?
「レトロニム」とは旧来からある「もの」や「概念」が、新たに誕生した同種の区別されるべきものの登場により、区別されるために用いられる「新たな表現や用語」のこと
うーん・・・わかりづらいですね(^o^;
要は、最初に「電話」という言葉があって、
「電話」というと、誰もが、家においてあって
壁からのびたコードをつないだ電話機のことで
ダイヤルをまわしてかけるようなもの
受話器は本体とぐるぐるの線でつながっている
と思っていたわけですけど
そのあと、受話器が本体から離れた「コードレスフォン」が登場すると
それまで「電話」と呼ばれていたものは「黒電話」と呼ばれるようになり
また、外に持ち出して、個人個人が持ってあるける電話機・携帯電話が出てくると
家にある電話は「固定電話」と呼ばれるようになりました。
この「黒電話」とか「固定電話」がレトロニムだそうです。
もとは「電話」だったものが、あとから登場したものによって区別する必要が出てきたので新しい言葉で呼ばれるようになり、その時の呼ばれ方
簡単に言うと
古いものに後から新しい名前を与える
ということですかね。
新しいものが古いものにとって変わっていく過程で起こることなんでしょう。
例を挙げると・・
白黒テレビ・・・
もとはこれが「テレビ」だったのが、カラーテレビが出現したことにより、白黒のものは区別する必要が出てきた。むしろ「白黒」とつけないと「テレビ」とだけ言われて白黒テレビを想像する人はいないと思われる。
「テレビ付き」と言われて、白黒テレビだったらきっと激怒される(笑)
固形石鹸・・・
ポンプ式で液体や泡で出てくる石鹸やハンドソープが登場したので
旧来からの石鹸はあえて「固形」と呼ばれるようになった
有線LAN・・・
LANといえばネットワークとPCをLANケーブルでつないだものだったが、「無線LAN」が登場したことによって、ケーブルでつないでいた旧来のLANは「有線LAN」と呼ばれるようになった
布おむつ・・・
オムツといえば昔は布のものだったが、紙オムツが登場したことにより区別。今では布おむつを使う人の方が稀。まあ布おむつの方がオムツ離れが早いから、という理由であえて使う人もいるが、紙おむつの方がはるかに楽。
地上波放送・・・
テレビの放送はもとは地上波しかなかったが、いまではBSとかCSとかがある。
まわらない寿司・・・
昔の人に「まわる寿司」って言ったら、「????」になるはず(笑)ベルトコンベヤのようなものに載って流れて来るとはきっと想像せず、1つの寿司皿がくるくる回転するところを想像しそう(笑)
初代ガンダム(ファーストガンダム)・・・
ガンダムといえば、これだったはずが(笑)
そのあと、いろんなガンダムがたくさん登場してきたことによって
初代のガンダムを区別するために言われるようになった
日本人力士・・・
昔はお相撲さんは日本人だったが、今ではむしろ強いのは外国人力士というイメージ。
日本人横綱が珍しいという状況。
荒れ無い成人式・・・
これはまだレトロニムになりきれてないと思われるが(笑)
成人式は荒れるのが基本、みたいな流れから、あえて静かな成人式を区別したものと思われる。
こちらにいろいろと紹介されています↓