2017年度下半期のNHKの朝ドラ・連続テレビ小説は「わろてんか」です。
このドラマは、
ヒロインの藤岡てんについて、吉本興業の創業者吉本せいをモデルとしているとされています。
しかし、公式サイトに
※ドラマは実在の人物群をモチーフにしていますが、その物語は一人の女性が愛と笑いと勇気をもって懸命に生きる一代記として大胆に再構成し、フィクションとしてお届けします。
ドラマについて|連続テレビ小説「わろてんか」|NHKオンライン
とあるように、「吉本せい」の生涯をそのまま描くというものではなく
あくまでフィクション、吉本せいの生涯を参考にしている、ということだそうです。
なので、ヒロイン以外の出演者についても実在の人物ではなく
しかし実在の人物でそれをモチーフとした人がいる、そういうものなんだそうです。
↓この方がヒロインの藤岡てんのモチーフになった方です。吉本興業の人ですね。
「わろてんか」の概要
放送期間 2017年10月2日〜2018年3月31日(全151回予定)
放送時間 午前8時00分〜8時15分(予定)
原作・脚本 原作は無い、吉田智子のオリジナル
主題歌 松たか子「明日はどこから」
出演者
葵わかな、松坂桃李、濱田岳、高橋一生、遠藤憲一、鈴木保奈美、鈴木京香、広瀬アリス、藤井隆ほか
とにかく、出演者が豪華だな!という印象ですね。
やっぱり高橋一生さんが・・今年は、大河ドラマから朝ドラのハシゴということで
NHKが早くから高橋一生をおさえていた、というのがすごいなと思います。
今年はブレイクするだろう、と早めによんでいたということなんですかね(^_^;)
ちなみに、大河ドラマの時は1月〜3月期にTBSドラマ「カルテット」と掛け持ちし
今度の朝ドラの時は、10月〜12月期のフジテレビ月9ドラマ「民衆の敵」との掛け持ちです。
活躍しすぎ(笑)
そして、主題歌が松たか子さんということで。
なんとなく、カルテットつながりを彷彿とさせる・・・(笑)
カルテットでは、松たか子さん、満島ひかりさん、松田龍平さんと4人で椎名林檎さん作詞作曲の主題歌「おとなの掟」を歌ってましたからね〜
今回は、松たか子さんが作詞作曲して歌唱する楽曲なんだそうです。
松たか子さんの曲が朝ドラで起用されるのはもちろん初めてですが
アナと雪の女王の松たか子さんが歌う曲が大ヒットした頃、ほとんどテレビ等では歌う姿をみかけなかった松たか子さんが、本格的に歌手活動を行うというのも注目ですよね。
高橋一生の役「伊能 栞(いのうしおり)」とは?
ヒロインの葵わかなさんの相手役としては、北村藤吉役の松坂桃李さんなんですけどね(^_^;)
もともとはヒロインは、伊能栞と結婚するはずだったのが
ヒロインが北村藤吉のことが好きだと知ってしまい、その恋を応援する役目にまわる
それが今回の高橋一生さんの役だそうです。
誰かが言ってました。
高橋一生は「悲劇役者」だと。
まあ、たしかに、大河ドラマ「おんな城主直虎」の小野但馬守政次なんてまさにそうでしたからね。
しかもこれまでも、どことなく陰がある役が多かったんですよね高橋一生さん。
でも、カルテットの家森諭高みたいな役もありますけどね・・(あ、家森も明るくふるまってはいるものの実は陰がありそうな感じではありましたが・・)
だから今回ももしかしたら影がある役なのか?!という気もしなくはないですが
タイトルが「わろてんか」ですからね。やっぱりそんな暗い雰囲気の話ではないんだろうと予想しています。
なので、高橋一生さんの役も、明るく切り替えて生きていくのではないでしょうか。
<青年実業家>
伊能 栞(いのう・しおり)
高橋一生
東京生まれの東京育ち。大阪の伊能薬品社長の息子だが正妻の子でないため、神戸で貿易会社を興して実家とは距離を置いている。てんの結婚相手になるはずだったが、てんが藤吉を好きだと知って、てんを後押ししてやる度量の広い男。エンターテインメントに関心があり、それが縁で藤吉やてんと親交を深め、日本に華やかなショービジネスを根付かせていくことになる。
主な出演者紹介|連続テレビ小説「わろてんか」|NHKオンライン
やはりこの役にもモチーフになった存在の方がいるらしく
公表されてはいませんが、おそらく小林一三ではないか、と言われています。
「ショービジネスを根付かせる」という部分で、おそらくそうなのではないかということですが、この方は
宝塚少女歌劇団をつくった阪急電鉄の創業者です。
宝塚歌劇の歩み(1914年-1922年) | 宝塚歌劇公式ホームページ
葵わかなさんが演じるヒロイン、藤岡てんのモチーフとされている吉本せいと
小林一三にはとくに個人的なつながりは無いようなので
「結婚する予定だった」のような話は、完全にこのお話し上のオリジナルだと思います。
小林一三さんの生涯を調べるとわかりますが
宝塚を作り、それを東京へも進出させ
それがのちに「東宝」になっていき、日本にショービジネスを根付かせるとともに
その他グループと激しいバトルを繰り広げることになったようです。
吉本興業のような演芸とはちょっと毛色が違うものなので
吉本と対立することはなかったようですが、吉本が対立していた松竹とは
東宝も対立していたとか・・
そのあたりの話が描かれていくんですかね。
とすると、
結婚相手だったけど、あきらめて応援する側にまわった
という、前半のチョイ役っぽい設定で終わるわけではなく
けっこう長く出演してくれそうな気がします。