Macユーザなら知っておきたい使い方の1つ。
隠しファイルや隠しフォルダにパスワードをかける方法です。
マック初心者だと・・知らない可能性も高いかなと。
人間、誰しも人には見せたくない、見られたら困るような写真や動画、その他もろもろあろうかと思います。もし今日急に自分がしんでしまったら・・何のセキュリティもかかっていないファイルはすべてが全公開されて、いろんな人にみられてしまいます。まあ、しんだあとのことはどうだっていい、という考え方もありますけどね(^_^;)いやいや、しんでなくても、見られて困るものにはちゃんとパスワードをかけておきましょう。
別に家族、兄弟、妻や夫に見られちゃ困るというだけでなく、仕事で使っているMacなら職場の人にみられることも、場合によっては全く関係ない第三者に見られる可能性もゼロではないので、ちゃんと対策しておくことをおすすめします。
Windowsユーザーなら、もっともかんたんな方法は、見られたくないファイルをすべて1つのフォルダに入れて、圧縮してパスワードをかけたZIPファイルを作る、という方法だと思います。
これ、Macでもできるんですけど、Macだとパスワード付きZIPを作るのはちょっと面倒なんですよね。
それと、圧縮したファイルって解凍するときに時間がかかる・・
重いファイルだと毎回、解凍するのに待ち時間が発生してしまいます。もしよく使うファイルだったら、それも面倒ですよね。
そういった面倒さがない、手軽な方法をご紹介します!
あ、Macを使い慣れている人なら当たり前の方法だと思いますのでスルーしてくださいね。
あと、この方法を取って起こってしまった問題は自己責任ということでお願いしますm(_ _)m情報漏えいや、ファイルが壊れた等には責任が負えません。どうしても大事なファイルなら、いくつかバックアップをとっておきましょう!
Mac 秘密の写真・動画・ファイル・隠しフォルダにパスワードをかける方法
最初に概要をざっくり書いておきます。説明として正しくはないかもしれないですが、イメージをつかむものとしてご理解ください。
パスワードをかけられる「イメージディスク」というフォルダのようなものを作り、その中に入れたいファイルを入れる
という方法です。
この方法ですと、この「イメージディスク」を開く際にパスワードを入れるとすぐに隠したかったファイルが表示されます。
なお、ファイルを使い終わったあとに注意点があります。
では、具体的な方法です。
まず、「ランチパッド」を開いてください。
このアイコン「ランチパッド」って言うんですね・・知らなかった・・ずっと読み方知りませんでした。ちなみに「ローンチパッド」とも読むそうです。
ランチパッドの上部に検索窓があるので「ディスクユーティリティ」と検索。
すると「ディスクユーティリティ」が表示されます。
ディスクユーティリティを開いて、上部メニュー「ファイル」>「新規イメージ」>「空のイメージを作成」と進んでください。
すると下のような画面が表示されます。
「名前」・・今から作る「入れ物」の名前です。好きな名前を入れて下さい
「場所」・・作成場所を指定して下さい
「名前」・・これは「入れ物」をパスワード解除したときに出てくる「入れ物」の名前です
「サイズ」・・中に入れるファイルが入るサイズを指定しましょう。大きすぎると無駄らしいので、ちょうどぐらいでかつ、ちゃんと入るサイズを(少し余裕みた方がいい?)
「暗号化」・・128ビットAES暗号化がおすすめです。これにするとパスワード入力が2回あります。ここで開くためのパスワードを指定してください。おそらく256の方が強固なのかもしれませんが、その分開くのに時間がかかりそうです。
あとの項目は、よくわからなければとくに触らなくて大丈夫です。
「保存」を押すと、ディスクイメージが作成されます。「サイズ」が大きいと少し時間がかかります。といっても、そんなにすごい時間はかからないです。
すると、こういうファイル?が2つ出来上がります。
この2つのうち、「hinapishi2」になっている方(箱みたいな絵)を開きます。
(自分で指定した名前になっているはずです)
中身は空です。
ここに、パスワードをかけて保存したいファイルを入れます。
ぼくは、飼っているインコ「ひなぴし」の写真を入れました。
入れたら、その表示を閉じて
今度はこのアイコンの上で2本指タップ(Ctrlキーを押しながらクリック、右クリックのイメージ)
このメニューが開くので「hinapishi2を取り出す」をクリック
すると、「hinapishi2」は消えます。
これで隠したいファイルの格納は完了ですが、念の為パスワードで開けるか確認をします。
今度はこちらのアイコンをダブルクリック。
「hinapishi.dmg」
「.dmg」のファイルです。
すると、パスワードを求められます。
このとき注意するのは「パスワードをキーチェーンに保存」は必ずチェックしないこと
気をつけてください。これにチェックしてしまうと誰でも開けるようになってしまいます。
で、パスワード入力に成功すると
これが表示され、その中に隠していたファイルが表示されます!
かんたんですね!
使い終わったら、必ず「hinapishi2を取り出す」を忘れないように行うこと。
開きっぱなしだと、誰でも中身が見られちゃいますので。
この「取り出す」操作ですが、
この「hinapishi2」をゴミ箱に持っていってもOKです。
そうすると、ゴミ箱が「取り出す」マークになります。なお、ゴミ箱マークに持っていっても、ゴミ箱には入りませんので、「ゴミ箱を空にする」操作も不要です。
パスワード付きZIPファイルで隠すよりも使い勝手が良いですよね。
「.dmg」ファイルは別の場所へ移動できますので、あまり目立たない場所へ移動しておくのが良いかと思います。
もしかしたら、ファイルを通常表示しない方法等と組み合わせるとより良いのかもしれませんが、それはそれで使う際に面倒そうなので・・
使い勝手が良くないのもぼくはどうかと思います。
人がすぐには開けない、開こうとする人がいたとしてもあきらめるレベルに守られている、でも自分は使いやすい
ということを実現するためには、この方法でパスワードをかけたら、あまり目立たない場所に保存しておく、ぐらいが良いのかなと思います。
くれぐれも
「パスワードをキーチェーンに保存」は必ずチェックしない
使い終わったら、必ず「●●●を取り出す」を忘れないように行うこと
これだけはご注意くださいね。